わたしの幸せな結婚 ネタバレ4話「おかしな婚約者」美世の揺れ動く心、清霞の想いが向かう先は

めっちゃコミックより顎木あくみ先生原作/高坂りと先生の漫画「わたしの幸せな結婚」4話（おかしな婚約者）を読んだので、今回は4話ネタバレと感想をご紹介します。

朝食を作った美世に厳しい言葉を放った清霞だったが、美世に対する不信感よりも違和感の方が増していた。しばらく様子を見ることにした清霞だったが、改めて美世の異質さが気にかかる。

息をするように謝罪する姿、身に着けている使用人以下の古着、手入れの行き届いていない髪。

いよいよおかしな娘がきてしまったというところが清霞の思うところだった。

 

一方美世は、異能を持たないことを伝えられず「自分は久堂家当主の嫁にふさわしくない」と自分の置かれている状況の不安定さを感じていた。

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わたしはいらない子・・・美世の心が優しさに触れたとき。

幼い頃の美世は、柱の陰から「親子」の姿を見ていた。

見鬼の才を発現した香耶を誉める両親。噂をする使用人。

そこには美世を守る大人は一人もいなかった。

「わたしは、いならい子ね」と小さな体で現実を受け止める。

そんな悪夢から覚め、身支度を整える美世が手にした着物は傷んで破れていた。

朝食後、ゆり江から借りた裁縫箱で着物を繕う。

美世の作った食事を口にする清霞は・・・。

美世の過去がさらに闇深いものであることが分かってきます。

無表情なのは生き抜くため、美世の心の氷がいつ溶けるのか清霞がどのように溶かしていくのか楽しみです。

わたしの幸せな結婚【4話】ネタバレあらすじ

6話

見鬼の才が発現した香耶を抱きかかえ微笑む父とそれを嬉しそうに見つめる義母。

美世に見鬼の才が無く見込みがないと陰口を言う使用人。

美世の居場所が価値がどんどんなくなっていく。美世の扱いがぞんざいになり、妹が敬われる。

美世は、「わたしはいらない子ね」と一人涙を流す。

 

異能の家にうまれなければ、生活が苦しくても暖かい家に生まれたかったと幼い美世は涙した。

その気持ちを受け止めてくれた唯一の存在が、使用人の「花」。

美世が蔵に閉じ込められているとき解雇になってしまった。

昔のことを夢に見て涙を流し目覚める美世。

 

身支度を整えていると齊森家の使用人から譲り受けた着物の1枚が破れていることに気が付いた。

多くはない着物がどんどん使い物にならなくなっていく。

裁縫道具をかりれるか聞いてみようと思う美世。

 

台所へ行くと既にゆり江の姿があった。

昨日の朝食の件が気がかりで早く出仕してきたゆり江。

ゆり江に昨日清霞から「朝食を作ってほしい」と頼まれたことを伝えると、「まあまあ坊ちゃん」と嬉しそうにいうゆり江。

2人で朝食を作り始める。ゆり江の手際のよい姿を見てみているだけで勉強になると感じる美世。

 

朝食を作りながら裁縫道具が借りられるかゆり江に聞いてみた。

ゆり江は、「お部屋におもちします」といい、美世は着物を繕いたいとはいないと思っているため深く追求されないことの安心した。

 

「おはよう」そういって、今に入ってくる清霞。

美世は、清霞の精鍛な容姿を見つめ一時でもこれほど麗しい人の婚約者である自分をおこがましく感じている。

2人で向いあい朝食をとる。口に合うか心配する美世。

味噌汁を口に運び、「美味い」と清霞が言う。

誰かに褒められたのは何年振り・・・

美世の目から大粒の涙がこぼれた。

7話

美世の作った料理を「美味い」と素直な気持ちを口にした清霞。

その言葉に大粒の涙を流す美世。

褒めたつもりで言った何気ない一言が美世を傷つけてしまったのか混乱する清霞。

涙し美世は、失礼を詫び、「料理を褒められたのは初めてで・・」と言葉を絞り出す。

この姿に清霞は、言葉通りの感情だけではない事に気が付く。

これまで来た御令嬢とは違い、美世のこれまでの背景は無に近く、おおよそ人とかかわってきたのであれば垣間見えるはずのものが見えない。

 

どのような大人に囲まれ、どのように育ったのか美世の背景が気になる清霞。

出仕の準備をしながら、清霞は「もしや彼女は普通の名家の娘として育っていない・のだろうか」とゆり江に問う清霞。

美世にいだいていた違和感が先ほどの出来事で確信にかわりつつある清霞。

「そうですわね・・」とうなずくゆり江。

ゆり江にそれとなく探りを入れるようお願いし、清霞自身も齊森家について調べることにする。

ゆり江は、話題を変えようと「婚約者様に興味深々ですこと」と微笑み清霞に問う。

 

清霞も罰が悪そうに「言うな」と。

この感情は、清霞も認めなければならなかったこれまでの御令嬢の誰より「美世に一番興味を惹かれる」という事実を。

車に乗り出仕する清霞。婚約を解消するにも続けるにも美世の背景を知ることが重要で詳しく調べさせることにする。調べさせるだけでなく、やっかいなことが出てこなければいいが・・と不安も見せる清霞。

齊森本宅では、辰石の当主と齊森の当主がいがみ合っていた。

辰石の長男と結婚させるよう頼んだはずが、美世が久堂家に嫁いだことを問いただしている。

辰石家と久堂家、天秤にかければ久堂家を取るのは必然だった。

 

辰石の当主は、美世を軽んじる齊森当主が理解できなかった。

あの「薄刃家の血を引く娘」を人の心に干渉する異能を引き継ぐ血をやすやすと久堂家に渡すわけないはいかなかった。

齊森当主は、久堂家に捨てられた美世を辰石家に向かえればいいといい、久堂家との縁談が上手くいかないことをあらかじめ予想していたかのような回答をした。

そこには、美世の意志も美世に対する思いやりの心もなかった。あったのは、久堂家に対する嫉妬だけ・・。

8話

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わたしの幸せな結婚4話の感想＆次回5話の考察予想

6話

美世の幼少期の心の傷は、体罰だけではなかく精神的な部分にまで及んでおり、時間を掛けてじわじわと美世の心をむしばんでいたことが分かってきました。

異質な美世を身近でみることの多いゆり江の変わらない対応が美世の心を溶かしていって、2人には絆が生まれるかもしれないなとこれからの美世、ゆり江の関係性も楽しみです。

清霞も美世の異質な部分をどのように受け止め、2人の関係をどのようにするのか清霞のどのようにはんだんするのかとても楽しみです。

清霞の何気ない一言に心揺らされた美世。

美世の涙に清霞はどのような対応を取っていくのかますます楽しみです。

7話

清霞が美世に興味を示し始め、これまでと2人の関係性が変化しています。

美世の凍り付いた心が解け始め、いつからか忘れていた感情が動き出しました。

清霞によって齊森家の内情、美世の背景が明らかにされていくはずです。

そして、齊森家、辰石家のそれぞれの思惑が動き出します。

特に辰石家当主の美世に対する執着心は怖いほどで、これから美世に何が起こるのか見逃せません。

美世と「薄刃家」との関係性、薄刃家の謎に包まれた異能についても徐々に明らかになり美世のこれまでがより鮮明に見えてくることになりそうです。

まとめ

今回は漫画『わたしの幸せな結婚』4話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。