失恋未遂ネタバレ141話｜行かないで・・・。あれから月日が立ち、ただ日々をこなしていく泉の生活

失恋未遂 141話ネタバレ込みあらすじ

時は流れ

ユキの姿を目にし、時峰は飛び出していった。

時峰の背中に、泉は手を伸ばす。

目覚ましが鳴り、目が覚める泉は手を伸ばし、泣いている。

9カ月たったのだ、あの日から・・・

泉は自分の生徒たちに、年明けのセンターに向け気合を入れている。

そんな泉に別れを告げ、生徒たちは帰っていった。

あの日から・・・自分は29歳になった。と、一人になった教室で思いふける。

家路についた泉は、母親と電話している。

正月に帰ってくるのか聞く母親。

泉は、仕事次第と答える。

そっけない答えに、いつも仕事の話ばかりして、いい歳になった娘の結婚を心配している母。

顔をしかめて、短い返事で電話を切る、泉。

自分の部屋の扉の前で、鍵を取り出そうと、床に落としていまう。

落ちたカギを拾おうとすると、隣の扉があく。

出てきた男が、挨拶をしてきた。

返事を返す泉に、帰りが早いですねと聞く男。

挨拶をして、部屋に入った泉。

夏前に、隣に越してきた住人だった。

時峰の誕生日だったあの日

玄関でボッーと立ち尽くす泉。

出てきたのが時峰だと思ったのだ。

ハッとして我に帰り、明日の準備をする。

美波からラインが入った。

今から晩酌をするから一緒にどう？ラインを見ながら思い出す。

時峰の誕生日の日の事だ。

あの日も、遅い時間に、美波に電話した。

上手くいかなかったと。

思い出しながら思う、いつかは過去の事だと笑えるようになるのかなと・・・。

ビルのニュースは、センター試験について放送している。

厳しい寒さの中、今年も試験が始まったことが伝えられていた。

センター試験が終わり、同僚と話している泉。

泉の生徒たちの自己採点が、良い結果で安心している。

いつも意地悪を言ってくる高山は、成績が悪く居心地が悪そうだと笑っている同僚。

同じように笑う泉は、どことなく力が入っていない。