鬼獄の夜 ネタバレ18巻52話～54話【漫画】様子がおかしい牡丹が残した意味深長な一言、大地の鬼化再び!

一方の大地は自分の意識が薄れていくのを感じながら、今までのことや美空に対する想いを振り返りました。

大地は鬼に屈してしまうのか、美空達はどうなってしまうのかと波乱の展開に目が離せません。

鬼獄の夜18巻52話~54話のネタバレ込みあらすじ

52話　別れと脱出

晴馬の幼馴染である牡丹を見た美空は贄取塚に来てから今までのことを振り返り、弟の死を無駄にしてはならないと感情があふれ出します。
迎えに来た、そして一緒に帰ろうと美空が訴えますが、牡丹はどちら様だと返しました。

牡丹が記憶喪失であると知った美空は晴馬の姉であると言い、牡丹の様子がおかしいのは晴馬の死に責任を感じているのではと思って気にしなくてもいいと話しかけますが、牡丹は晴は誰なのだろうかと首を傾げます。

人違いなのではと牡丹は言ってその場を去っていくため美空は引き留めようと呼びかけましたが、良太郎から大地の様子がおかしいと止められます。
大地は激しい頭痛のせいで立っていられない状態でした。

大地の体調が悪化したのは日没が近づいているのではとみた良太郎は下山を急がないといけないと美空に言います。
鬼化した大地を思い出して恐怖に震えた美空は牡丹にまた迎えに来るから待っててほしいと声をかけたのでした。

牡丹の反応から良太郎は本人なのかと疑いますが、美空は間違いないと断言します。
晴馬を晴と呼ぶのは三人の幼馴染だけと説明する美空はどうして牡丹が他人のふりをしたのだろうかと疑問が浮かび上がりました。

自分を騒動から遠ざかせるためなのか、それとも牡丹には贄取塚から逃げられない理由があるのかと美空が推測していると車を見つけます。
もう少しで下山できると美空は大地を励ましますが、彼の呼吸は先ほどより荒くなり苦しみが増していました。

大地の身に危機が迫っていることからもっと加速できないのかと美空は焦りますが、良太郎はこれが精一杯だと答えます。
どんどんと暗くなることに危機感を募らせていく美空の耳に入ったのは大地の声。

突然博物館の館内放送のくだりをしゃべりだした大地に美空は気を保つよう必死に訴えましたが、彼の右目当辺りを見て驚きます。

すでにそこは鬼化が始まっていたのです。
続けて美空は「くるよ」と声がしているのを聞き、バックドアガラスに目だらけの化け物が張り付いているのに気づきました。

53話　壮絶な鬼化

目だらけの化け物を見た美空は鳴き声が顔無し鬼が現れた時と同じであることに気づきます。
目だらけの化け物と顔無し鬼の関係は不明ですが大地が鬼になりかけていることから、化け物が言う「くる」は大地の完全な鬼化を指しているのではと感じました。

大地を鬼化させないと美空は必死に説得します。
鬼に屈せず、三人で一緒に帰ると言う美空の声は大地に届いてました。

薄れていく意識の中、大地は美空と良太郎との今までを振り返ります。
目標や夢がなかった大地にとって美空は憧れの存在であり、ダメ元でも告白すべきだったと思っていました。

その後大地の体は繭に包まれてそこから鬼化した大地が誕生し、目だらけの化け物の鳴き声が「くる」から「きた」に変化します。
壮絶な光景から一変し、美空は気づいたら晴馬と共に話をしてました。

美空と晴馬は互いに謝りますが、晴馬はそのまま彼女の元から去っていきます。
どこに行くのかと去っていく晴馬を掴もうと美空が手を伸ばしました。

気づいたらそこは病室で美空はベッドに寝かされています。

傍らには晴馬によく似た人物がいたのでした。

54話　美空の元彼

美空が目覚めたのは晴馬を探しに贄取塚へ向かった8月12日から1年5か月経った後のこと。
晴馬に似た人は弟の虹矢であり、その後虹矢の双子の星矢や母親が駆けつけます。

自分が病院にいて体が重くて動けない状態であることに気づいた美空は牡丹や大地があの後どうなってしまったのかと気になりました。
美空と良太郎は峠道に倒れているところを救出されて、良太郎は救助後すぐに意識を取り戻したそうです。

美空は晴馬のことを警察に話したのかと両親に尋ねますが、自分に気を遣っているのかそれとも受け止めきれてないのか晴馬の話を避けていました。
その後美空はリハビリを受けて順調に回復し、退院の目途が立ちます。

美空の退院を家族が喜ぶ中、母親が美空に良太郎に会うべきではと釘を刺します。
良太郎は美空が意識のない間何度も足を運んでいたのです。

お礼を言うべきではと母親に言われた美空は会うのを渋ってました。

美空は良太郎に会いたい気持ちがありましたが、自分が情けなくて合わせる顔がないと自分自身を責めていたのです。

美空が良太郎に対する想いにふけていると病室に男が入ってきました。

馴れ馴れしく美空を呼んだ彼は元彼の恭平。
7年前に関係が終わったはずなのにどうしてここに来たのかと美空は驚きます。

恭平は美空に急に引っ越していなくなったり、そして携帯電話の番号を変えてきたことを責めてきます。
彼は今でも美空のことを好きと言い、そして1万円を貸してほしいとせびってきました。