極道ジュリエット ネタバレ25話｜マンガMee｜仁を信じたいと願う大和の思いとふたりの約束。

許さない

血まみれの両手の記憶がフラッシュバックし、怯えている様子の仁に対して、「許さない」と言った大和。

仁は父を殺したことに対して言っていると感じているようですが、大和の真意は違うような気がしています。

このままふたりの気持ちはすれ違ってしまうのでしょうか？

仁にとって大和は昔から大切な存在だったことが分かった今、それだけは避けて欲しいです・・。

大和は言葉の真意を伝え、仁から父の死の真相を聞くことができるのでしょうか！？

極道ジュリエット 25話のネタバレ込みあらすじ

許せないのは一人で背負っていること

血まみれの両手。

何かに怯える幼い仁。

周りを囲み、見下ろす大人たち。

自分の鼓動と「許さない」という言葉だけが響く。

過去の記憶がフラッシュバックし、両手を見つめたまま凍りつく仁。

大和の呼びかけに、ハッと我にかえると、大和から目を逸らし、悲しげな顔で謝りながらその場を立ち去ろうとします。

大和は自分のいった言葉を、仁が誤解していることに気がつき訂正しようと、仁の腕を掴み引き止めます。

大和が許せないと言った本当の理由は、仁ひとりだけの問題ではないのに、すべて一人で抱え込み苦しんでいることにあったようです。

やはり父を殺したことに対して「許せない」と言ったわけではなかったようですね。

信じたいと思う気持ち

父を殺したという極道の息子であり、近づこうとしても威嚇して牙をむく一匹狼ようだった仁。

それでも、大和が悲しんでいる時は突き放すことなく寄り添ってくれる優しさに、本当の仁はどちらなのか分からなくなり困惑する大和。

大和は仁に「仁のことが分からなくて怖い」と正直に話します。

しかし、大和を慰めてくれた時の仁の優しさは嘘ではなかったと思う大和。

大和は両手で仁の両手をぎゅっと包み込み、真っ直ぐ目を見つめて、「何度も助けてくれたり、守ってくれた仁の行動を信じたい」と話します。

信じたいと言いつつも、不安が拭いきれていない大和は、少し伏目がちになり「その行動を信じられないと、何を信じていいのかわからない」と続けました。

その言葉に対して、何か言おうとする仁でしたが、口をつむぎ下を向いてしまいます。

大和は父親のことを聞きたいと思いますが、今その話をして、仁を傷つけたくないと考え直します。

そして、「父親のとこについては、仁のことを信じて待っているから、いつか話して欲しい」とだけ伝えるのでした。

ふたりの約束

大和の言葉に困っている様子の仁。

その姿を見て、大和はもう一度両手を強く握りなおし「待っているから、一人でいないと約束して」と優しく微笑むのでした。

一瞬すがるような目で大和を見ると、すぐにうつむいてしまう仁。

仁は瞳を閉じ大和の両手に額を寄せ、「大和に触れる資格なんかないのに、もっと触れていたい」と言います。

ふたりは両手を取り合い見つめ合うのでした。