悪魔公爵の花嫁 ネタバレ外伝5話｜漫画｜エドワードを心配する皇后は心も弱っていて…

やつれていく皇后…

皇后は日に日にやつれているようでした。

身体はやせ衰え、目の下には濃いクマができています。

表情も決して明るいものではありませんでした。

そんな娘の姿を見た皇后の父、ハロルドは…？

悪魔公爵の花嫁外伝5話のネタバレ込みあらすじ

母に怯えるエドワード

皇宮の皇后の部屋には、皇后の父ハロルドが訪れていました。

ハロルドはベッドに座る娘の姿を見て、日に日にやつれていく様子に胸を痛めます。

ハロルドの足元には、祖父に隠れるようにして立つ幼い第一皇子、エドワードの姿がありました。

こちらを覗いている息子を皇后が一瞥すると、エドワードは急いでハロルドの後ろに隠れます。

皇后はため息をついて、出てくるようエドワードに伝えました。

ハロルドとエドワードは無言のまま視線を交わし、ハロルドが母親に挨拶するよう孫を促します。

エドワードはハロルドの足に掴まったまま、もじもじして挨拶をしました。

皇后がそっと彼に手を伸ばしたので、エドワードはビクッとして目を瞑ります。

また叱られると思ったのでした。

しかし皇后は、彼に話す時はいつも堂々とするよう言い聞かせるだけで、エドワードは戸惑いながら頷きます。

さらに祖父の言うことをよく聞くようにと諭され、エドワードは勢いよく返事をしました。

怒っていないようだと察し、エドワードは安堵します。

ここに呼ばれる時はいつも決まって叱られたのに、今日は違うのだろうかとエドワードは不安に思いながらもホッとしていました。

ハロルドと話があるから庭で遊んでいるよう伝えると、エドワードは笑顔で頷き、走って部屋を出ていきます。

二人きりになった父娘。

皇后の最後のお願い

皇后は咳き込み、無理をしないようハロルドは娘である皇后に伝えます。

皇后はやつれきった顔で、祖父に娘としての最後のお願いをしました。

自分の身に何かあったら、エドワードのことをどうか守ってほしいという頼みです。

エドワードは気の弱い子だから、一人では城での生活に耐えられないだろうと皇后は懸念していました。

だからこそ厳しく育ててきたのに…と皇后は眉を顰めます。

皇帝がいるではないかとハロルドはため息をついて答えました。

長男を簡単に突き放すことはないだろうと思ったのです。

しかし皇后はパッと立ち上がり、あの噂を知らないのかと父親に詰め寄りました。

皇帝はベラを側室に迎えてから、一度も皇后に会いに来ていないのです。

帝国の平和を守るためなんてただの口実で、皇帝は最初からベラに気があったのだと皇后は吐き捨てました。

クリスティーナを貴族派の長にしてその娘を側室に迎えるなんて魂胆が見え見えで、自分たちはさんざん利用された挙げ句に捨てられたのだと皇后は叫びます。

身体だけではなく心まで弱ってしまったのかと思い、ハロルドは眉を顰めますが…？

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