お兄様を誘惑するつもりだったのに！ネタバレ25話｜ダニエルの帰国を待つ人は？複雑なダニエルの兄弟関係

兄と仲が良くないダニエルはクララとバスティアンをうらやましく思う

クララはかわいらしく、バスティアンがクララを大事にするのも当然だとダニエルは思います。

ダニエルは兄と関係が良くないので、クララとバスティアンがうらやましいようでした。

ダニエルと兄との関係はどのようなものなのでしょうか？

お兄様を誘惑するつもりだったのに！25話のネタバレ込みあらすじ

ダニエルの複雑な兄弟関係

突然、手にキスをされたクララはどう反応して良いかわかりません。

そこへちょうどクララの侍女たちが通りがかり、クララを呼びました。

クララはパッとダニエルの手を離すと、急用だからと侍女の方へ駆け出していきます。

顔が赤くなったかもしれないとクララは心配だったのでした。

侍女がクララを呼んだのは、友だちが5歳下の男性と付き合い始めたという他愛ない話のためでした。

侍女とおしゃべりに興じるクララを見て、残されたダニエルは全然急用じゃなかった、でも侍女たちと話すクララはとても楽しそうだと思います。

ダニエルにとってのクララの第一印象は優しくても決断力があり、少し冷たそうというものでしたが、今は違います。

あんなにかわいい妹だからバスティアンが大事にするのもわかる、とダニエルは思いました。

ダニエルは自分も兄弟ともっと仲が良かったらよかったと考えます。

ダニエルは兄を慕っていましたが、兄からは疎んじられていました。

ある日のこと、夕食の席で父である皇帝が、ダニエルは才気にあふれているから皇太子である兄も見習うべきだと話したことがありました。

しかしダニエルが庶子であるため、兄は自分とダニエルが比べられたことが気に食わなかったのです。

またダニエルがニコニコと父にお礼を言ったことも、ヘラヘラしていて憎たらしいと兄の癇に障ってしまいました。

しまいにはお前を見ていると殺したくなる、声をかけるなとまで言われてしまったのです。

ダニエル自身は王位に興味はなく、兄さえいれば良いという気持ちだったのですが、自分が生きてネルハに戻ることを兄弟は待っているだろうかと考えるのでした。

バスティアンはクララに領地を与えることに

バスティアンは貴族たちと会議をしています。

今日の議題はクララに矢を放った騎士の処分についてで、満場一致で無期懲役に決まりました。

会議はすぐ終わりそうだ、と貴族たちが心の中でホッとしたとき、バスティアンがもう一つ話があると言い出します。

それは「パリス」というバスティアンの領地をクララに譲ることについてで、バスティアンは意見を聞きたいようです。

貴族たちはみな不安そうな顔で、王女さまは領地を持ったことがないからうまく治められるかどうか…と口ごもりました。

すると、王女の能力を疑っているということか、とバスティアンは声を荒げます。

俺の領地を譲るだけだから議論の余地はない、これは通達だと言うバスティアンに貴族たちは顔を見合わせました。

そこへちょうど良く侍従がパリスの土地譲渡契約書を持って現れます。

あっけにとられる貴族たちの前でバスティアンは書類にサインをし、今後パリスはクララの土地だと宣言しました。