二度生きるランカー ネタバレ55話！真逆のアイテムを持つ豪。黒の腕輪とアイギスの相性は最悪でした。

二度生きるランカー55話のネタバレ込みあらすじ

「その腕輪の正体は何だ？」と、豪の黒いブレスレットに興味を持つフェニックス。

「分からない」と答える豪。

フェニックスは「大抵の物は分かるが、それは霧に包まれているように見える。見当もつかない」と返します。

それを聞いた豪は、神獣の眼でも分からないアーティファクトに「厄介だ」と感じていました。

しかし、「ただ1つ分かることがある」とフェニックスは言いました。

「それは自分とは真逆の位置にある物だが、同じ線上にある鏡のような物」と。

その言葉に疑問を持つ豪。

フェニックスは、生命を燃やし生命として生まれるのに対し、豪のブレスレットは、死から生まれ死へと消える物なのです。

つまり、「生死の違いはあれど、同質の物である」とフェニックスは言います。

『生死は1つ』

黒いブレスレットは、死者の魂を亡霊と邪鬼として操ります。

これは、見方を変えれば「1つの復活の形」ではないか、と豪は考えました。

そして、フェニックスは豪の持つ『アテナのアイギス』にも触れました。

「神性を感じる。戦争神の加護か？」と話します。

邪気を退け、目が合った敵に石化の呪いをかける『ゴルゴンの呪い』

敵の矢と小刀から守り、覇気を発散し相手の戦闘意志を喪失させる『女神の小刀』

また、味方と認識した者には、能力値と士気をそれぞれ上昇させ、全ての防御を増加させるなどの効果もあります。

つまり、優れた防御と同時に、邪気を払い敵を石化させ、広範囲の敵から安全を守ってくれるのです。

これは、アイギスが防具と武器の役割を果たすことを意味していました。

しかし、「重要なことは別にある」と考える豪。

本来、群衆をコントロールするスキルは、君主の特性やスキルと考えられていました。

しかし、「自分の眷属」という明確な限界もあり、数や範囲に制約がありました。

それに比べて、アイギスの効果は、「所有者が味方と認識する者」に有効なのです。

つまり、豪が作る邪鬼や亡霊軍団…、彼らの能力を同時に上昇させることが可能なのです！

駿から得ていた情報よりも、多様な機能を持つアイギス。

そして、「無作為に飛んでくる小刀を心配する必要は無さそうだ」と豪は思いました。

しかし、喜ぶだけではいられません。

邪鬼の方を向くと、ブルブルと身体を震わせ、怯えていました。

それにより、親密度も下がってしまったのです。

豪は「まさか」と思ったが、呪いや怨念を利用する黒いブレスレットと、神聖なアイギスとでは、相性が良くなかったのです。

そこで、聖剣から魔剣へと変質したという長剣を「こいつはどうだ？」とアイギスの前へと出す豪。

すると、魔剣に宿る呪いを払い、聖剣の姿が現れ始めたのです！

しかし、呪いが強力なため、さらに聖なる霊気が必要なようです。

豪の行動を見ていたフェニックス。

「死を扱う腕輪を拒否し、呪われた聖剣を歓迎するとは、面白い」と話します。

不吉なアイテムと神聖なアイテム。

これほど異なる特徴を持つ武具を同時に所有する者は、塔内でも珍しいようで、「こんな贈り物をした理由を調べるのも悪くない」と言うフェニックス。

続けて、豪が助けた末の子も含め、3匹の子が孵化したことを話します。

それを聞き、「おめでとうございます」と返す豪。

そして、「末の子の名づけを頼みたい」とフェニックスは言いました。

フェニックスの巣へと戻った豪は、両手に生まれたばかりの雛を乗せていました。

ピーピーと鳴き、豪の手元でバタバタとする雛と、あたふたとする豪。

その様子を見ていたフェニックスは、「苦手なものもあるのだな」とほのぼのと見ていました。

豪の指に、頬をスリスリとさせる雛。

そして、フェニックスは「名前を付けてほしい」と改めて言いました。

じっと雛を見つめる豪。

「ピッピ」

フェニックスは何も返せず、固まってしまいました。

「何か問題が？」と言う豪に、「まあ、いいだろう…」と目線を合わせないフェニックス。

不思議そうにする豪だが、名づけを確定させました。

すると、ピッピとのシンパシーが生成され、親密度も大幅に上昇。

神獣との契約を結んだことで、魔獣を除くすべての幻獣の警戒心が弱まりました。

フェニックスの雛と霊的に繋がったことで、魂の格が上昇したようです。

そして、魂の成長も確認され、継承作業も再開されたのです。

残りの作業量、0.5%。

継承作業が終わる日は、遠くなさそうです。

森へと戻った豪。

アイギスを見て、「どう扱えば？」と悩んでいる様子。

試しにMPを入れてみると、念力のように動かすことができ、「思ったより楽だ」と感じた豪は、9枚を分離させてみることにしました。

すると、パン！と弾ける音がして、花弁は地面へと落ちてしまいました。

どうやら、全ての花弁を扱うためには、9枚を別々に集中しなければならないようです。

再度、挑戦する豪。

1枚であれば簡単に扱うことが出来ます。

そうとなれば、2枚目。

思ったより難しいようで、流石の豪も腕がプルプルとしています。

そして、ブー、ノール、カーに声をかけると、「簡単な訓練をする」と言いました。