二度生きるランカー ネタバレ34話！2人の強さを認めた豪。そして、ついに初めて1位が変わります！

二度生きるランカー34話のネタバレ込みあらすじ

塔に居る種族の中で、「武の化身」と呼ばれる一角族。

片足を上げ、地面へと足を振り下ろす一角族の男。

すると、男を中心に、地面がひび割れていきました。

その揺れに姿勢を崩すプレイヤー達。

その中で豪は、2人の様子を見ていました。

「俺を捕まえに来たんだろ？」と挑発する一角族の男…、パント。

そして、ニヤリと笑うと、素早い動きでプレイヤー達へと突進していきました。

慌てて防御態勢を取るプレイヤー達。

しかし、電気を帯びたようなパントの拳で、あっさりと飛ばされてしまいました。

パントは、「そんな弱い盾では、止められないな！」と言いながら、次々と倒していきます。

一方的すぎる動きに、武器を持っているプレイヤーでさえ身動きを取ることが出来ません。

そして、そんなプレイヤーに対しても、パントは攻撃していきます。

その様子を見ていた豪は、パントの強さを認めていました。

「アカシャの蛇を倒したのも納得だ」と。

そして、派手に動き回るパントに比べ、1歩も動かない女…、エドラ。

パントの妹である彼女は、圧倒的な強さで1位の座についていました。

カンが言っていた2人のこと。

とてつもなく高い山を目の前にしたときと同じ感覚に陥るほどの強さを持つパント。

対してエドラは、「パントよりも弱そうな見た目に反し、測れない程の深さを持っている深海のようだ」と。

そして、「高さの分かる山に対し、底が見えない深海の方が恐ろしい」とまで言っていたのです。

エドラを観察していた豪は、カンの言っていたことに納得していました。

エドラの隠している『何か』を感じて…。

すると、豪の視線に気づいたエドラ。

豪は、エドラの瞳の奥にある『何か』で見られていると感じていました。

静かに豪を見ていたエドラは、小さく口角を上げます。

その表情に、「偵察は終わりか」と気づかれたことに焦る様子もなく、小さく笑う豪。

エドラの方へと歩き始めたかと思うと、鞄からある袋を取り出し、中身をまき散らしました。

出てきたのは、大量の符石！

今まで表情を変えなかったエドラは、驚きの表情を見せています。

その様子を見ていたプレイヤー達も、「リタイアか？」「勿体ない！くれよ！」とザワザワしていました。

ザワザワとするプレイヤー達に気づいたパントも、騒ぎの方へと目を向けました。

全ての意識が豪へと向いています。

そんな中、豪はエリアEとFで集めた符石全てを功績値へと換算しました。

そして、表示されるランキングの更新。

そこには、1位非公開の文字が現れたのです！

驚き、眉をひそめるエドラ。

初めて、1位が変わったことにザワザワするプレイヤー達。

「エサは充分だ」と、背中の大剣へと手を伸ばす豪。

それは、『ヴィグリッド』…、カンとドイルに教えてもらった切り札でした。

今では魔剣へと姿を変えてしまったヴィグリッドは、元々は聖剣だったのです。

ヴィグリッドを数回振り回す豪。

すると強風が吹き荒れました。

豪の持つ武器に気を取られ、「欲しい！」「あんな物が一体どこに！？」と口々に言うプレイヤー達。

そして、その考えは次第に変化していき、豪の持つ功績値へと向けられていきました。

1位であったエドラに、約4万ポイントの差をつけ、1位となった豪。

そんな豪の功績値を手に入れることが出来たら？

皆で分けてもランキングに入れるとしたら？

さらに、チームにも属していないソロプレイヤーの豪。

そんな相手を葬ったとしても、何も問題は起きません。

そうして豪へと向けられたのは、欲に塗れたプレイヤー達の笑顔でした。

「この人数を1人で相手にはできないだろう」と。