二度生きるランカー ネタバレ31話！カンとドイルの救出成功！そして、ビルドを追い詰めた豪は？

二度生きるランカー31話のネタバレ込みあらすじ

唸り声をあげる団員は、容赦なく首を斬られてしまいました。

そこには、豪によって倒された団員の亡骸。

その数は大量で、あちこちに血が飛び散っている状況でした。

この光景は、まさに「全滅」を意味しているのです。

…ビルド以外は。

「何が起こっている？」と騒がしい外の様子が気になっているカン。

そして、「俺たち、運が悪いな」と文句を口にします。

しかし、その言葉に「違う」と否定するドイル。

「巻き込まれた僕は、日が悪かっただけ」と続けました。

そんなドイルの態度に、さらに言い返すカン。

言い合いを続ける2人だが、すぐに「止めよう」とカンが言い、豪について話始めました。

「エリアGに居そう」と言うドイルに、カンは同意します。

そして、「ヒドゥンピースの場所を教えとけば、有効活用してくれたのにな～」と、カンは表情を緩ませます。

そこへ、「まだ間に合うぞ」と声をかけられる2人。

扉を開け、入ってきたのは豪でした！

すぐに2人の手枷を解く豪。

豪の姿を見て、嬉しそうに目をキラキラとさせるドイル。

ドイルの問いに豪は、「通りかかっただけ」と返します。

別れ際を思い出しながら、申し訳なさそうにお礼を言うカン。

カンに対しては、「本当に思っているなら、ヒドゥンピースをくれてもいいぞ」と皮肉を込めて返しました。

そんな豪の態度に言い返すカンだが、すぐに表情を柔らかくしました。

そして、脱出すらままならない身体の2人は、「お荷物になる」と判断し、自分たちを置いていくように豪へと伝えようとします。

しかし、話を遮った豪は「気にするな」と、餓狼団が全滅したことを告げました。

その言葉に、驚きを隠せず質問攻めにするカンと、「カインが全滅させたんだね」と笑顔のドイル。

ドイルの質問には「まあ、そうだな」と同意する豪に、「無視か！」と言うカン。

そこには、3人の和やかな雰囲気が流れていました。

しかし、「まだ、ビルドが残っている」と豪の言葉で、雰囲気は一変します。

「まさか下に…？」と言うカンの言葉に、何かが隠されていることを確信する豪。

カンも詳細は知らないようだが、「プレイヤーを生贄に、何かを作っている」と言いました。

下の階へと来た3人。

そこには長い廊下と、一定の間隔で置かれた扉。

そして、床や壁に飛び散っている血の跡がありました。

この光景に、すぐに「人間農場」と理解する豪。

腐敗臭が溢れているそこは、多くの人間が囚われていたことが分かります。

何より、数日前までは「居た痕跡」がありました。

つまり、わずかな時間で「処分」されたようなのです。

錬金術において、最も価値の高い材料は『人間の血肉と魂』

しかし、大きな危険が伴うため、塔内ですら禁止されている行為でした。

それなのに、ここまで大量に利用して作っているものは…。

そんなことをしている餓狼団に対し、「碌でもない奴らだ」と感じる豪。

そして、「あとは首を落とすだけ」と考えていました。

すると、背後から聞こえてくる唸り声。

豪が振り向くと、大量の亡霊が居ました。

どうやら実験で犠牲となったプレイヤー達の亡霊のようです。

「手伝うか？」と声をかける豪に、さらに唸り声をあげて応える亡霊たち。

そして、「条件付きだ」とニヤリと笑う豪でした。

急いで扉を開けたビルド。

息を切らしながら、『石』の元へとたどり着きました。

『石』のために費やしてきた時間を思い、震える手を『石』へと伸ばします。

同時に、強くなる仲間たちを横目に耐えながら、『石』の完成に苦労してきたことも思い出されました。

それは、「全て『あの方』が真の王となるため」と、自分に言い聞かせるビルド。

手にした『石』を見ながら、表情を強張らせます。

しかし、「生き残ること」を優先したビルドは、『石』を口へと運びました。

「飲み込むだけで、大量の魔力を生成できる」と言っていたリオント。

その結果として表れるのは、魔力に耐えきれなかった肉体の爆発か、極端な変化。

しかし、『完成された石』であれば、危険はありません。

その言葉を信じ、祈るしかできないビルド。

次第に強張っていた表情は、焦りの表情へと変化していきます。

すぐに何かしらの反応が起きるはず。

しかし、何も起きないのです。

焦った表情は、「なぜだ…！」と怒りへと変わっていきます。

そこへ、「こんな場所に逃げ込んでいたのか」と声をかけたのは、豪。

そして、「大したことなさそうなそれが、『石』か？」と続けました。

話し続ける豪と、『石』が作動しないことに焦るビルド。

ついには、涙を浮かべながら、「俺を苦しませる理由は何だ！何の怨みだ！？関係ないだろ！」と声を張り上げました。

その言葉に、「なぜ、か」と呟いた豪。

手を仮面へと持っていきます。

「何の怨みがあるか、聞いたな？」と続けました。

そして、カラン…と床に落ちる仮面。

「答えは、これでいいか？」と、素顔を見せた豪の姿がありました。