アデライド ネタバレ85話｜ピッコマ漫画｜百貨店の視察！アデルへ視線を向けるのは…？

百貨店の視察に来たアデル

アデルは百貨店を切り盛りするマリと話していました。

一号店が大繁盛しているので、次は二号店をオープンさせる予定なのです。

互いに感謝を伝える二人を、従業員たちは羨望の眼差しで見つめていました。

その従業員の奥には掃除婦が箒を握り締めてアデルを睨んでいます。

長い黒髪を背中でまとめ、年老いたルイでした。

アデライド85話のネタバレ込みあらすじ

掃除婦の正体

百貨店に到着したアデルに駆け寄ってきて、ぎゅっと手を握ったのはマリです。

二人は笑顔で挨拶を交わしました。

百貨店の中をマリと歩きながら、二号店の準備は進んでいるかとアデルはマリに尋ねます。

帝都とオステルンを行き来するのは大変だろうと労いました。

マリは少し大変だと頷いたものの、忙しいけれど充実していると幸せそうな笑顔を浮かべます。

もういつでも開店できる状態だから来てみてほしいと笑いかけました。

アデルとマリが話しているのを、従業員たちが遠巻きに見つめています。

従業員たちはオーナーを直接見たことがなかったのです。

あんなに若いとは思わなかったと囁き、驚いている様子でした。

従業員たちの後ろでは、一人の下働きの女性が掃除をしています。

従業員の女性が、あの方はかの有名なエリアス公爵夫人だと告げて子どもも二人いると話すと、後ろの掃除婦の手がピタッと止まりました。

従業員たちは掃除婦になど目もくれず、そういえばここはエリアス一族の建物だったかと話し込みます。

オステルンにもこんな建物を持っているなんてすごい、ビチェルン一の貴族のご夫人だと従業員たちは羨望の眼差しでアデルを見つめていました。

しかもあんなに若くて羨ましいと話している従業員たちの声に、掃除婦の手が完全に止まります。

頭巾をつけている女性の顔はよく見えませんが、口元にほうれい線があるのが分かります。

箒を持つ手もシワだらけでした。

背中で一つに束ねた長い黒髪から、その掃除婦がルイであることが分かります。

ルイはプルプル震えながら箒を握り締めて、横目にアデルを睨みました。

アデルは何となく引っかかって振り返ります。

不思議そうな顔をしてどうかしたのかと尋ねるマリに、何でもないとアデルは笑顔で答えました。

冷たい視線を感じたような気がしたのですが、気のせいだったようです。

マリの感謝

それより、マリには商売の才能があったのねとアデルは嬉しそうに話しました。

カフェと百貨店の一号店が大繁盛して二号店の準備までしているなんてすごいと褒めたのです。

奥様が機会をくれたおかげだとマリは答えました。

事業の企画はすべてアデルのアイデアだったからです。

アデルの発案まで、この世界には百貨店という概念がありませんでした。

アデルは自分の立場上制約が多いから、マリがいなかったら何も実現できなかったと微笑みます。

アデルの言葉に、マリは感動していました。

自分はアデルに忠誠を誓ったことを本当に誇りに思っていると熱く語ります。

もしもルイの悪巧みにそそのかされていれば、今この場にいなかったのはもちろん、間違った道に進んだことをずっと後悔していたはずだとマリは話し、アデルをお嬢様と呼んでお礼を伝えました。

お嬢様という言葉にアデルは微笑んで首を傾げます。

慌てるマリでしたが、その呼び方は昔を思い出すから好きかもしれないとアデルは明るく笑いました。

人生は選択一つでうまくいくこともダメになることもあると改めてアデルは思います。

選択の連続なので、自分も常に正しい道に進んでいきたいとアデルは考えました。

そこへ、アデルの名を呼ぶ声が響きます。

慣れ親しんだ声に驚いてアデルは振り返りました。

そこに立っていたのはフェリックスです。

どうしてここに？と慌てるアデルに、フェリックスは近付きます。

私を置いて他国に来るなんて許すと思ったか？とフェリックスはアデルに問いかけました。

慌てたアデルでしたが…？

とうとう最終回です！

最後までピッコマでご覧ください！