アデライド ネタバレ62話｜ピッコマ漫画｜起死回生の一手！証人、マリの登場！

瓦解したマティアスの計画

マティアスは、まずフェリックスにアンナの尋問をやらせるつもりでした。

そこの結果がどうであれ、その後アンナを始末すればフェリックスの仕業だと主張できると考えたのです。

そうして皇帝派のトップを無力化することが狙いでした。

しかし、フェリックスが用意していた証人マリの登場によって、その計画は無残に崩れ落ちます。

アデライド62話のネタバレ込みあらすじ

フェリックスの無力化を図るマティアス

皇宮内の会議室は荒れ模様でした。

自分があの卑しいメイドに恋をして、婚約者を毒○しようとしたと言いたいのか？とフェリックスは腕を組んで聞き返します。

問題提起した貴族の男性三人は黙り込みましたが、一人が勇気を出して口を開きました。

そうではないと否定して、あのメイドの発言には何か理由があるのではないかと疑問を提起しただけだと弁解します。

根拠を聞かれて言葉に詰まった男性に変わり、隣に座るマティアスが答えました。

問題のメイドが何度も公爵の指示だと証言していること、聖女の部屋から証拠が出てきたのも何者かによる罠ではないかと思われることを伝えます。

どこか余裕に満ちたマティアスの態度に、会議室内はざわつきました。

確かに誰かが手を回した可能性もあるという流れに傾きます。

フェリックスがその雰囲気を呆れて眺めていると、マティアスはこうなった以上閣下が直接審問してはどうかと提案しました。

物証が出たのに自分を疑っているのか、自分があの気の触れたメイドを審問して何が得られるというつもりかとフェリックスはマティアスに尋ねます。

まだ何も明らかになっていないではないかとマティアスはにこやかに答えました。

聖女が頭のおかしなメイドを雇ったとは考えられないので、公爵閣下には真実を話す可能性もあるだろうとマティアスは流暢に語ります。

まずは皇太子の立場を弱くするためには聖女をかばわなくてはならないとマティアスは考えました。

しばらくは他の継承権を持つ者に皇位を奪わせることはできないでしょう。

しかし聖女と神殿をできる限り利用して、皇帝派の頭であるエリアス公爵から消せば、必ず機会が訪れるはずだとマティアスは確信していました。

公爵にメイドを審問させて、その後こっそりメイドを○せば、彼が真実を隠蔽しようと手を回したのだと主張できます。

最悪、聖女が濡れ衣を着せられたことにできると思い、マティアスはニヤリと笑いました。

フェリックスは頷きつつも、わざわざそうする必要はないと答えました。

マリが会議室へ！

事の全貌を確かにしてくれる証人がいるとフェリックスは宣言したのです。

マティアスは戸惑い、聞き返しました。

ルイから聞いたあの兄弟はすでに始末したはずなのにと内心焦ります。

フェリックスに促されて、ルーカスとともに入室してきたのはマリでした。

マティアスはマリを知らないため、誰だと訝しく思います。

自分の名を名乗ったマリは、公爵家の厨房で働いていて、聖女が滞在していた離れのメイドとしても働いていると告げました。

その言葉にマティアスは目を見開き、フェリックスは黙ってマリの言葉を聞いています。

マリを召喚することが決まったのは数時間前のことでした。

家に突然やってきたノエルに呼ばれて、マリは訳がわからないまま公爵邸に来たのです。

アデルはマリが無事だったことを喜んで、マリの手をぎゅっと握りました。

何かあったのかと戸惑うマリに、アデルはアントンとペーターが今朝遺体で見つかったことを告げます。

驚き青ざめるマリに、ルイの背後に黒幕がいるようで、不利になる証言をしそうな人を消そうとしていると思うのだとアデルは伝えました。

でもすべてが無事に解決するまで、マリと兄弟を公爵家が守るから心配しないで！とアデルは力強くマリに訴えます。

アデルの気遣いだったことを知ったマリは…！？

続きはピッコマで！