捨てられた皇妃 ネタバレ58話！父に打ち明けた前世の記憶とケイルアンの答え　そしてその話を知ったルブリスは・・・？

一度心を壊して倒れてしまったアリスティアでしたが、やっと回復し過去のトラウマやこれからの未来に希望を見出せました。

領地に逃げるように来たことから、アリスティアの周囲はいろんなことが変わりました。

ルブリスとの関係や婚約破棄の話、アレンディスとの仲違い、カルセインの心配と剣修行、父ケイルアンとの親子の関係や絆、愛情。

いろんなことがありましたが、領地に来たことで一度すごく心配する事もありましたが、また立ち上がることができたアリスティア。

しかし、まだまだ問題が山積みな上に敵視する貴族など周囲の状態やモニーク家の後継者としての素質などアリスティアに対する試練はまだまだあります。

今後アリスティアがどのようにこれらの問題に立ち向かい、未来を変えていくのかとても気になるところです。

捨てられた皇妃　58話のネタバレ込みあらすじ

父ケイルアンに打ち明けた過去の記憶　ケイルアンの答えとは？

首都に戻り、自宅である屋敷に戻った日。

アリスティアは、今まで詳しいことを言わずも理解して協力をしてくれていた父ケイルアンに、前世で起きた出来事やトラウマを話していました。

アリスティアが、15歳の時に黒髪の少女が現れ本当の神の選ばれし子だった事。

美優が現れたことにより、皇太子ルブリスの寵愛を受けられず孤独で悲しい日々を過ごしていた事。

冤罪の罪で家紋を消され、反逆者となってしまった自分とケイルアンがルブリスによって殺された事など詳細をケイルアンに話しました。

予めアレンディスのようにならないように夢の話と前置きをした上で、話終えた事実に困惑するケイルアン。

アレンディスのように拒絶せず、信じて欲しいアリスティアはケイルアンの言葉を待ちます。

しばらく考えた後、ケイルアンはアリスティアの夢の内容を理解を示してくれました。

反逆としての可能性があることを気安く話せないこともわかり、アリスティアの言葉を信じてくれたのです。

信じて欲しいと思っていたが、簡単には理解してもらえないだろうと思っていたアリスティアにとってケイルアンの言葉は何よりも嬉しい言葉でした。

アリスティアは、ケイルアンに心が弱く夢に怯える自分を叱らないのかと聞きます。

ケイルアンは、アリスティアに静かに言葉を話してくれました。

人は誰もが自分が1番大切であり、それぞれが抱える悩みなどに重いも軽いもないと伝えます。

アリスティアの悪夢が、未来で起こる事実であろうがなかろうが、その夢に対して怯えて悩みそして自らの力で打ち勝ったことを誇りに思うとアリスティアに優しく伝えてくれました。

父であろうと、前世で起きたことを信じてもらえないだろうと思っていたため、優しくそして疑いもなく慰め抱きしめてくれるケイルアンにしがみつくアリスティア。

アリスティアは、震える声でケイルアンに、感謝の言葉を伝えます。

ケイルアンは、アリスティアを優しく抱きしめながら頭を撫で、アリスティアが嘘をつく子ではないと分かっているからこそ、これから何か辛いことなどがあれば抱え込まず自分に伝えるように約束をさせます。

アリスティアは、そんなケイルアンとの約束をした後、眠りにつきました。

眠りについたアリスティアをベッドで寝かせ、部屋を後にするケイルアン。

ケイルアンは、アリスティアの話を聞いたあとこれまでのことを振り返って考えていました。

領地に戻った時のアリスティアの全てを拒否し映さない瞳に、娘を失ってしまうのではと絶望したこと。

そして、アリスティアが話た悪夢も、神のお告げを聞いた子として何かの意味が込められていると考えます。

その悪夢を見た結果、アリスティアが騎士になると言ってきた時ケイルアンは、その時のアリスティアはすぐ諦めると思っていました。

ただ、生まれつき体が弱かったため少しでも健康になればと、その程度の剣術を教えてしかこなかったのです。

しかし、アリスティアの話を聞き、改めて騎士となるために自分ができることを最大限協力しようと考えたケイルアンは、ある人の助けを求めることを決意するのでした。

アリスティアの過去を知ったルブリス

一方で、視察で滞在している古城のバルコニーでは、皇太子ルブリスが空に広がる星空を眺めていました。

1人空を眺めていたルブリスに、側近であるハレン補佐官が報告のためルブリスに話しかけます。

首都に戻ったアリスティアが無事に体調が戻り、帰宅できたことを知らせる報告でした。

体調が戻ったアリスティアに、一先ず安心したルブリス。

アリスティアの側に置いたアレンディスからの手紙も読んだと推測するルブリスは、これまでのアリスティアを誤解していたのかと考えます。

アリスティアが、モニーク家の後継者となると言い出した時は欲深い打算的な考えのもとで言っていると思っていたこと。

皇位継承権を脅かされ、皇妃に格下げされることを抵抗した行動だと思ったこと。

幼い頃から、自分の婚約者として政治教育を受けてきたアリスティアは、自身の立場や状況をよく理解した上での発言だと考えていたルブリス。

なので、成人式の日そのことを考慮した上で、配慮として正妃のとして迎えると伝えたこと。

しかし、領地で実際にアリスティアに話し、アレンディスの手紙を読んだルブリスは、困惑していました。

ルブリスは、アリスティア意外の女の人を迎えるつもりはありませんでした。

例え、他の女を皇后にしたとしても自分が手紙に書かれていたひどいことをするような人間だと思われていたことに怒りがわきます。

そんなルブリスを見たハレン補佐官は、静かに他の可能性があることを示唆します。

手紙の内容を把握した上で、あの内容が全て作り話である可能性があるとルブリスに伝えるハレン補佐官。

実際にモニーク家領地で食べた食事などに関しても、側近以外は知らないはずの皇族の食の嗜好は、本当に一部の人間だけしか知りません。

出された食事は、全て好き嫌いをせずに顔に出さずに食べるようにされており、未然に暗殺を防ぐため徹底してその情報は管理されています。

アリスティアは、王位継承権に1番近い人間として周りの注目を浴びているため、ルブリスのことを影で調べて、この前の準備などをしていたのであれば罪として問われる可能性が高いです。

実際にそれを気づいたため、罪から逃れるため嘘のデタラメな作り話を作った可能性があるとハレン補佐官は、ルブリスに伝えました。

ルブリスは、ハレン補佐官の推測を聞いた後、その可能性があることも確かにあると考えます。

しかし、手紙に書かれていた内容を全て信じているわけではないとは言え、夢と現実の区別ができていない状態であろうアリスティアにそのような芝居ができるとは考えにくいとルブリスは考えます。

実際にルブリスが知っているアリスティアは、裏で何か細工をしたり人を利用するような子ではないと思っているからです。

幼い頃からアリスティアを知っているルブリスは、アリスティアのことは少なからず知っています。

ルブリスは、ふと今まで忘れていた記憶を思い出していました。

それは、幼少期に会ったルブリスが知るアリスティアのことでした。