捨てられた皇妃 ネタバレ54話！手紙を読み驚くルブリス、心を壊してしまったアリスティア、無力に自身に憤るカルセイン

ルブリスの追及で過去のトラウマにより、精神的ショックで喋れなくなってしまったアリスティア。

体調が悪かったのも一つの理由かもしれませんが、今まで過去と同じ運命にならないようにモニーク家の次期当主として剣の修行など努力をしてきました。

しかし、運命を変えることができず同時に出たトラブルやルブリスの追及により、過去のトラウマを通して心を閉ざしてしまいました。

ルブリスやカルセインなどは、ここまでなぜ必死に王妃にならないのかが不思議でたまらないようです。

果たしてアリスティアは以前のように、また話せるようになるのでしょうか？

現段階では、アリスティアの唯一の理解者で協力をしてくれているケイルアンだけです。

以前のような運命に立ち向かう強くかっこいいアリスティアが戻ることを期待します。

捨てられた皇妃 54話のネタバレ込みあらすじ

アレンディスから送られていた手紙　読んだルブリスは・・・

部屋に運ばれたアリスティア。

精神的ショックにより、喋れなくなってしまったアリスティアにルブリスは、困惑とショックが隠せませんでした。

そんな時、寄りかかっていた机から落ちた手紙。

それは、アレンディスがアリスティアに向けた数枚の手紙でした。

落ちた手紙を拾い上げ、人の手紙を勝手に読むことに罪悪感を感じつつも目を通すルブリス。

目に写った手紙の内容に気になる点がいくつかありました。

読み進めていく内に、その手紙の内容に驚愕します。

これは多分、アリスティアがルブリスを避け王妃になることを拒む理由が、書かれていたと予想されます。

その理由を知ってしまったルブリスは、何を思うのか？

アリスティアが倒れ、一夜が明けました。

カルセインは、領地内のアリスティアと一緒に訓練していた訓練所で、自身の剣を見て考えていました。

領地に来てからアリスティアと一緒に過ごしていたカルセイン。

以前に言われたアレンディスの言葉を思い出していました。

アレンディスは、カルセインと仲はそんなに良くはありませんが、そんな彼がプライドを捨ててでもアリスティアを守ってくれと託していました。

アリスティア自身も皇室との関係を断ちたがっていることを知っていたのにも関わらず何もできな方自分を臆病者と後悔するカルセイン。

1人後悔して訓練場で立っている時、ルブリスが訓練場に姿を現しました。

アリスティアとカルセインが剣の訓練している場所を眺めながら、外の空気を吸いにきたルブリス。

訓練場内の予備の剣を眺めながら、カルセインにルブリスは一つの問いを聞きました。

アリスティアが、騎士の素質があるか？

カルセインは、迷わず即答で「ある」と答えました。

カルセインはアリスティアが、間違いなくこのまま訓練を続ければ数年で騎士になれると答えます。

その返答に笑みを溢すルブリス。

ルブリスは、一つの予備の剣を取りカルセインに手合わせをするように言います。

ルブリスは、カルセインの父ラス卿の弟子であるため手加減をしなくてもいいと伝え、2人の剣を使った手合わせが始まりました。

カルセインとルブリス　剣を交えて何を思う？

虚空を見るアリスティア。

窓から見える訓練場では、ルブリスを守る数名の近衛騎士達に囲まれながらカルセインとルブリスが手合わせをしていました。

その様子を、感情がない暗い目で眺めているアリスティア。

ルブリスと手合わせをしていたカルセインは、ルブリスの攻撃を交わしながら、ルブリスの相手をすることしかできない自分に憤っていました。

そんな時、視線を感じ辿ると窓越しから感情を無くしたアリスティアが見ていることに気がついたカルセイン。

一瞬気を逸らしてしまったことにより、ルブリスの攻撃に遅れをとってしまいます。

ルブリスは気を取られているカルセインを叱咤します。

ルブリスの剣を交わしながら隙を見て、ルブリスの喉元へ剣を突き立てるカルセイン。

案の定周りを固めていたルブリスの近衛騎士によって、一斉にカルセインへ剣が突き立てられました。

お互いに長時間、剣を交えていましがカルセインとルブリスが剣を下ろしたことに手合わせは終了となりました。

ルブリスは、カルセインに一つの忠告を伝えます。

どんなにカルセインが天才であり、騎士であろうとも心がここにならければ本当に求めているものは手にすることはできないと伝えます。

ルブリスは、現状のままではカルセイン自身も守ることはできないと言い、近衛騎士達を連れて部屋へ戻りました。

ルブリスの言葉と、以前ではありえなかった剣の手合わせで集中が切れたことに戸惑いが隠せないカルセイン。

カルセインは、自分に叱咤し剣の訓練を始めました。

その一部始終を見ていたアリスティアは、何も感情がない目のままずっとその様子を見ていました。

そんなことがあった領地に、ケイルアンがやっと首都から戻れたのは数日後のことでした。