失恋未遂 126話ネタバレ｜方丈記の一節に込められた時峰の悲しい想いを知った泉は・・・

JOURより作画：高宮ニカ先生 原作：イアム先生の漫画「失恋未遂」126話を読んだので、今回は126話のネタバレと感想をご紹介します。

悲しむ泉をなぐさめる時峰。時峰の優しい言葉に泉は、さらに泣いてしまいそうになります。

忘れるためにエッチをしようと誘う時峰でしたが、泉は時峰から好きになるなと言われたことや時峰には彼女がいることを思い出して断ります。

遅くなるからと自分の部屋へ戻ろうとする泉に時峰は、明日の水曜日は観覧車に乗りに行こうと誘うのでした。

今までとは違う、普通のデートっぽい行動に喜ぶ泉。時峰は、まるで心が読めるようだと思います。

そして、もし本当に心が読めるのならば、自分の中で育ってきてしまっている時峰を想う気持ちにも気づいて欲しいと思うのでした。

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彼女と連絡が取れなくなってしまった時峰。
変わりゆく人の心と関係性を方丈記に例えた時峰の意図は、泉に伝わったようです。

時峰と一緒にいたときは、これまでと変わらない様子に見えていたであろう彼女。
離れている間に、一体なにがあったのでしょうか？

 

そもそも婚約者がいるのに、時峰と付き合っているということ自体、なにを考えていたのか不思議です。

彼氏と別れたことをまだ時峰に言えない泉は、自身のことを方丈記の一節と重ね合わせることはなかったようです。

変わらない関係なんてない・・・。

 

泉の気持ちに時峰が気付いたとき、ふたりの関係も変わってくるのではないでしょうか。

そして、今回出てきた方丈記の一節は、今後のふたりの関係を予想するものでもあるように思います。

失恋未遂【126話】ネタバレあらすじ

水曜日の夜、約束どおり観覧車に乗りにきた泉と時峰。
平日なのに思っていたより、人がいることにふたりとも軽く驚いています。

列に並んでいると、ふいに時峰が泉の顔をのぞき込んできました。
ドキッとする泉に時峰は、目があまり腫れなくてよかったねと言いました。

 

そんなところにも気が回るのだと少し驚いた泉。
うん、と答えましたが、内心では昨日、一人になってから必死に冷やしたことを思い返していました。

 

観覧車に乗る順番がきました。
時峰は泉にさっと手を差し出すと、泉の手をつかんで観覧車に乗せてくれました。
そんな時峰の仕草にキュンとする泉。

ふたりは、観覧車からの夜景を眺めていました。

久しぶりに観覧車に乗ったと言う泉に、彼氏とは来ないのかと時峰が尋ねます。
付き合った当初に行ったきりだと歯切れ悪く答える泉。

内心では、彼氏と別れたことをまだ時峰に言えずにいることを考えていました。

 

少しの沈黙・・・。
向かい合わせで観覧車に座ってしまったので、時峰と目が合います。

じっと見つめてくる時峰に、恥ずかしくなって思わず目をそらしてしまう泉。
すると時峰が、自分のことを話してもいいかと尋ねてきました。

うつむきがちにいいよ、と答える泉に時峰は「方丈記」の一節を言い始めました。

 

―ゆく河の流れは絶えずして　しかも　もとの水にあらず
よどみに浮かぶうたかたは　かつ消え　かつ結びて　久しくとどまりたるためしなし―

 

言い終わると時峰は、泉に訳してと言います。

バカにしているのかと尋ねる泉でしたが、時峰はいいからとうながします。
泉は仕方なく訳しました。

 

―川の流れは絶えることなく　それでいてそれぞれ　もとの水ではない
流れのよどみに浮かぶ水の泡は　一方では消え　一方ではでき　長くそのままの状態であるという事はない

人の世の中も同様で　変わりやすく儚いもの　同じ状態に見えて　毎分毎秒　変化していく　すべてのものは無常―

 

泉が訳し終えると、時峰は完璧と言って笑います。
なんの話なのかと泉が尋ねると、時峰は、好きな人がいるんだと改めて、切り出しました。

時峰の言葉に一瞬、心をえぐられたような衝撃を受けた泉でしたが、表情には出さず知っていると返しました。

 

34歳で婚約中の女性でしょうと言う泉。
時峰は、彼女の名前はユキというのだと言いました。

彼女は結婚のために会社を辞めてしまったそうです。
そして、携帯も着信拒否されていると時峰は言います。

 

ビックリして、いつからかと尋ねる泉。
時峰は、2週間くらい前からだと答えました。

泉は、だから最近、時峰の様子がおかしかったのかと思いました。

 

なにか連絡を取る方法はないのかと尋ねる泉に時峰は、つながりは完全に断たれたと言いました。

まだ彼女のことが好きなのに、勝手に終わらされた・・・。
時峰はそう言うと、辛そうな顔をしました。

 

その顔を見て、切なくなる泉。
冗談交じりに、昨日のお礼に今度は私が泣かせてあげると時峰に言いました。

時峰は男の子だから泣かないと返しましたが、どう見ても無理をして笑っているように見えます。

そんな時峰を見て泉は、傷ついている自分がいることに気付くのでした。

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悲しんでいる泉のために、観覧車デートに誘ったり、観覧車に乗るときに手を差し出してリードしたり、古典の一節を自分の境遇に例えたり、時峰ってどんだけカッコいいんでしょう！

これだけ出来ると若干、いやみな感じもしますが・・・世の女性からしてみれば、キュンキュンしちゃいますよね。

自信満々な時峰に、年下男子と付き合っていることを忘れてしまいそうです！

 

泉は普通の女性っという感じで、完全に時峰に振り回されていますよね。

時峰にはそんな泉が年上女性だけれど、可愛く映っているのかなと思います。

 

今回、時峰が彼女と別れてしまいそうな展開になりましたが、このまま彼女との関係は終わってしまうのでしょうか。
そして、彼女と別れた時峰が、泉と付き合うということはあるのでしょうか。

 

時峰の性格からして、このままスムーズに恋人になるということにはならなそうですが・・・。

お互いの気持ちと関係が複雑に絡み合って、ふたりの恋の行方はどうなってしまうのか、今後の展開が気になります！

まとめ

今回は漫画『失恋未遂』126話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。