鬼獄の夜 ネタバレ133話【漫画】牡丹を思う鷹介・晴馬・茜の三人の願いとは？

鬼獄の夜133話のネタバレ込みあらすじ

人間離れした動きに限界を迎える牡丹の身体・・

エリカをかばう美空ごと殺してしまおうと、美空に斬りかかる牡丹。

しかし、鉈を振り下ろそうとした牡丹の腕は、おかしな方向へ折れ曲がってしまいました。

手から鉈が滑り落ち、その場に崩れ落ちる牡丹。

牡丹はあまりの激痛に叫び声をあげます。

鬼の顎門（あぎと）へ来るまでの山道の疾走・・

エリカに対する人間離れした攻撃・・

エリカの血の治癒効果を上回る程、酷使し続けていた牡丹の身体は限界を迎えていました。

再び鉈を手に取り、立ち上がろうとする牡丹ですが、次は一歩踏み出した足が変な方向へ曲がってしまい立ち上がることもできません。

咳き込み血を吐く牡丹。

手足だけではなく臓器にも負担がかかっていたようです。

美空はエリカがまだ動ける状態でないことを確認し、牡丹を安全な場所へと連れて行こうとします。

しかし、牡丹はそんな美空の手を払い除け、地面を這ってでもエリカに近づこうとするのでした。

暴走する牡丹を止めるために・・・。

牡丹にはエリカの首を取るという鷹介（ようすけ）との約束を、なんとしても果たさなければならない理由がありました。

幼馴染の鷹介・茜（あかね）・晴馬（はるま）の三人にいつも助けられていた牡丹。

しかし、いつも牡丹を助けてくれていた人たちはみんないなくなってしまいました。

これからは誰の助けもかりず一人で生きていかなくてはいけない・・。

いつも牡丹のことを心配していた三人が安心して天国へ行けるよう、牡丹はエリカを殺すという約束をやり遂げることで、何もできないままの頼りない牡丹ではないということを証明したかったのです。

そんな牡丹の目の前に、顔なし鬼に殺されたはずの茜が現れます。

そして、茜の隣には晴馬が立っていました。

二人は、おバカでドジで臆病なのが牡丹なのだから、無理に変わる必要などないということを伝えるために牡丹の前に現れたのでした。

そして、最後に鷹介も現れ、牡丹の頭を優しく撫でながら、強くなんてならなくても、生きてさえいてくれればそれだけでいいのだと言い残して、三人は姿を消してしまいました。

宙を見つめる牡丹に心配そうに声をかける美空。

美空の方を振り返った牡丹の顔は、いつもの優しい表情に戻っていました。

目に涙を浮かべ、鷹介の近くに連れて行ってほしいとお願いする牡丹。

牡丹の姿を見て、美空は晴馬たちが牡丹を止めに来てくれたのだと悟りました。

美空に支えられて鷹介の首の元へと向かう牡丹。

牡丹はさっき鷹介から預かった伝言を美空へと伝えます。

鷹介の伝言とは、美空自身の因果も断ち切ってほしいというものでした。

その因果が何を指すのか検討がつかない美空が、牡丹にどういうことなのか聞き返そうとしたその時、後ろで何かが動く気配がします。

美空が振り返ると、そこには回復したエリカが立っているのでした。