鬼獄の夜 ネタバレ123話【漫画】エリカの柴に対する叶わぬ想い。呪いを終わらせるための美空たちの作戦とは！？

鬼獄の夜 123話のネタバレ込みあらすじ

エリカの叶わぬ想い・・・

愛する柴が自分の想いに応えてくれないことで、抱く初めての感情に戸惑うエリカ。

エリカは、息苦しさと唇や柴に握られている手首が冷たくなっていくのを感じます。

相変わらずエリカに冷たい視線を送る柴。

エリカは、柴が目の前にいるにも関わらず、一人で過ごしていた頃よりも孤独を感じるのでした。

こんな時、人間はどうするのだろうか・・・

美空や灰原、恭平ならどうしただろうか・・・

今までたくさんの人間を見てきたはずなのに分からない・・・

初めて抱く感情にどう対処していいのか分からず混乱するエリカ。

そんなエリカに柴は、これ以上手を煩われるなと行って、無理矢理、腕を引っ張り洞窟の外に連れ出そうとします。

突然自分の着ていたシャツのボタンを引きちぎるエリカ。

エリカは、柴の下半身にしがみつき身体の繋がりを求めようとします。

この苦しさから逃れることができないのならば、せめて身体だけでもこの虚しさを埋めて欲しいと考えたエリカ。

結局エリカは、この方法しか知らなかったのです。

無情にもそんなエリカの頭を殴り飛ばす柴。

殴られた衝撃で飛ばされたエリカは、激しく岩にぶつかり倒れ込みます。

柴はエリカを鋭く睨みつけ、本気で怒らせたいのかと言います。

そして、エリカに背を向け洞窟の出口へと歩き出すのでした。

それでも柴の後ろ姿にすがりつくエリカ。

エリカは、一回でいいから抱きしめて欲しいと懇願しますが、柴は聞く耳を持ちません。

それどころかエリカの腹を蹴り上げたうえ、「僕の話が聞こえないのならこの耳は飾りなのか！？」と言って、エリカの耳を引っ張り、力付くで洞窟から連れ出そうとします。

柴の足にすがりつくも顔を殴られ蹴り飛ばされるエリカ。

エリカは、なぜ自分がこんなにも必死なのか分かりませんでした。

こんなことになるのなら、愛されたいと願わなければよかった・・・

あのまま、ただそばにいるだけの方が幸せだったのではないか？

エリカは柴に蹴られながら、そんなことを考えていました。

ただ柴を愛しているだけなのに、なんでこうなってしまったのだろうと地べたに座り込み力なく呟くエリカ。

柴はめんどくさそうに舌打ちし、エリカの腕をつかみ立ち上がらせようとします。

その時、エリカは一つの答えに辿りつきます。

美空が現れたせいで自分たちは変わってしまったのだと。

エリカの怒りの矛先が美空へと向かうのでした。

鬼の顎門へ近づく美空たち

その頃、美空たちは鬼の顎門へ続く山道の入り口に立っていました。

そこから先は車で進むことができないような岩場。

三人は、先に停めてあった柴の車の後ろに車を停めて、徒歩で進むことにします。

この距離なら徒歩の牡丹が到着するのはまだ先になるだろうと話す灰原。

美空は灰原に、さっき話した作戦について確認します。

灰原の考えた作戦とは、顔無し鬼とエリカを縛り付ける呪いの本体を探し出すことで、呪いを解く方法が分かるはずだというものでした。

顔無し鬼とエリカはあくまで呪いの手足に過ぎず、呪いを発動させるためのまじないが書かれた道具が別にあると灰原は推察していました。

鬼自身にその本体を守らせるため、鬼の顎門は禁足地となっており、そこで本体のまじないを確認することができれば呪いの根本を断つことができるはずだと話す灰原。

恭平は、昔の文字なんて見ても理解できないだろうと言います。

民俗学の専門家である灰原しかまじないの解読ができないため、いざとなったら灰原を優先して守って欲しいと美空は恭平にお願いします。

鬼の顎門で本体を探し出し、牡丹が来る前にエリカの呪いを解くのだと心に決めて鬼の顎門へと足を進める美空。

しかし、美空たちのすぐ後ろで、鷹介の生首と鉈をもった牡丹が不気味な笑みを浮かべているのでした。