鬼獄の夜 ネタバレ117話【漫画】灰原が隠していたエリカと贄取塚の関係とは・・・！？

鬼獄の夜 117話のネタバレ込みあらすじ

灰原が隠していた贄取塚とエリカの関係とは！？

鷹介の頭と鉈を持ち、エリカを殺しにいくのだと言う牡丹。

美空は、そんな牡丹を止めようとします。

しかし、振り向いた牡丹の表情に思わずたじろいでしまった美空。

牡丹はそのまま山の中へと走り去っていくのでした。

変わり果てた牡丹の姿に、唖然としてしまう恭平。

三人が牡丹に気を取られている間に、残された鷹介の体に群がろうとする目だらけたち。

美空は、その目だらけたちを蹴り飛ばします。

恭平は美空に、何をしているのかと尋ねます。

鷹介の体を車に積んで、牡丹を追いかけるという美空。

恭平は、追いかけなくても、エリカが死んで、全てが終わるのであれば、牡丹の好きにさせればいいのではないかと言います。

美空は、エリカを手をかけてしまえば、牡丹が完全に壊れてしまうから、その前に自分がエリカを殺さなければいけないのだと言います。

しかし、それには強く反対する灰原。

灰原の様子に違和感を感じた美空は、何か隠しているのではないかと、灰原を問い詰めます。

贄取塚はエリカが死んでも終わらないのだと言って、知っていることを話し始める灰原。

灰原は、美空を柴から取り戻すため、エリカと取引をし、その時に贄取塚とエリカの関係を聞き出していました。

約千年前の平安時代に、政権争いに敗れた末、都落ちした一族が贄取塚の発祥であり、その一族というのが現在の柴家でした。

一族は都を追われると同時にある呪いを受けていました。

その一族を呪うための呪物が、顔なし鬼とエリカだったのです。

そこまで話を聞いた恭平は、呪いなど信じるのかと怪訝そうな顔で灰原に尋ねます。

鬼や目だらけなどが実際に存在する以上、呪いを否定することはできないと話す灰原。

灰原は、民俗史とは呪いの歴史でもあり、無闇に呪いに関わるのは大変危険なことだと言います。

それに一族が「呪いを受けた」ということは、一族を呪った誰かが存在するということ。

エリカ自身も呪いの全貌を知らないため、これ以上関わった人間がどうなってしまうのかはわかりません。

千年以上も続く呪いが、エリカの死で終わるとは思えない灰原は、エリカを殺した者が呪いを引き継ぐことになってしまうのではないかと危惧していました。

美空の選択とは！？

灰原の話を聞き、エリカを手にかけた人間が、次の呪物として、この地に縛られ続けるかもしれないという危険性を理解した美空。

灰原はこのことを知った上で、これ以上美空を関わらせないために黙っていたのだと、美空は悟ります。

そんな美空に、灰原は二つの選択肢を提示します。

一つ目は、下山して柴の悪行を証拠に柴家を追い込むというもの。

二つ目は、鬼の顎門へ向かい牡丹を連れ戻すとういものでした。

一つ目の案では、現時点では柴を放っておくことへのリスクはあります。

しかし、二つ目の案では、顔無し鬼もいることも踏まえ、ここにいる全員が死んでしまい誰一人下山できない可能性がありました。

それに加え、恭平はエリカの血の効果も切れ、柴に刺された傷が癒えないままでした。

灰原は美空に、この状況を鑑みて、冷静な判断をして欲しいとお願いします。

美空が何かを話そうとしたその時、二人の間に割って入る恭平。

恭平は、要するに神主の柴だけを倒し、牡丹を連れて、全員で下山すればいいだけだろと言い放ちます。

恭平の怪我を心配する美空。

恭平はこんな時でも、美空とヤルまで死なないから大丈夫だと言います。

こんな話を聞いた美空が、牡丹を置いて下山できるわけがないだろうと、恭平は灰原に言います。

美空がそういう人だということは分かっていると言って微笑む灰原。

灰原は、タイヤ痕を辿れば柴が向かった鬼の顎門に着くはず、今度こそ牡丹を連れて全員で帰ろうと言います。

美空は、灰原と恭平にお礼をいい、牡丹を連れて帰ることを誓うのでした。

まずは、鷹介の遺体を車に積み、それから鬼の顎門へ向かおうとする三人。

美空は鷹介の体を包むための毛布を取りに車へ向かいます。

そんな美空の目の前に、目だらけが現れ「くるよー」と鳴くのでした。