鬼獄の夜 ネタバレ121話【漫画】贄取塚を訪れた柴と黒須たちの前に現れたものとは・・！？

鬼獄の夜 121話のネタバレ込みあらすじ

柴の復讐

夜になっても柴が帰って来ないため、贄獄神社は大騒ぎになっていました。

柴の父親に、柴はまだ見つかっていないのかと詰め寄る男性。

父親は、昨日の早朝出て行ったきり、戻っていないのだと説明します。

男たちは大事な跡取りが行方不明になったなど、許されるわけがないと騒ぎ立てます。

そこへ慌てた様子で走ってきた男性が、山道の門が壊されており、誰かが贄取塚へと向かった痕跡があることを報告するのでした。

その頃、柴は黒須と助手の高橋、カメラマンの伊藤を連れて贄取塚を訪れていました。

自分の書いた日記を見ながら、まさか2日も下山できないとは・・・と話す伊藤。

日記には、昨日贄取塚へくる途中に迷ってしまい到着が夜になったこと、午前2時に周囲から異様な声が聞こえてきたことなどが綴られていました。

四人は焚き火を囲み、昨晩の不気味な声も気になるし、明日には下山しようなどと話をしていました。

カメラマンとして同行していた伊藤は、あの贄取塚を取材できるのはカメラマン冥利に尽きるが、下山できなくなってしまったのは困ったなと言います。

そんな伊藤に、巻き込んでしまったことを詫びる黒須。

黒須は柴に、柴は贄取塚にきたことがあるのに、道が分からないなんて話が違うと言います。

黒須を無視して、薪を取りにいくと言って立ち上がる柴。

柴の様子がおかしいことに気づいた黒須は、柴を追いかけ、みんなから見えないところで、後ろからギュッと抱きしめます。

一昨日からいつもと様子が変だが、また一族に何かされたのかと尋ねる黒須。

柴は黒須の質問には答えず、山での行方不明者は毎年300人以上いるのだと言います。

柴が何を言いたいのか分からない様子の黒須。

柴は、もしも柴が黒須たちを置いて消えたら、別の金ヅルにでも助けてもらうのかと尋ねます。

黒須は柴の様子がおかしかった理由に気付き、高橋との話を聞いていたのであえば、あれは誤解だと言って弁解しようとします。

そして、黒須が柴の肩に手を置くと、柴はそれを払い除け、他のメスを触った汚らわしい手で触るなと言って、黒須を睨みるのでした。

柴の態度に目つきが変わる黒須。

黒須は柴の胸ぐらを掴み、オヤジ共に使い古された汚いお前の恋人ごっこに付き合ってやったんだから、感謝されても罵られる謂れわないと言い放ちます。

開き直った黒須は、全部知っているのなら、ここからはビジネスの話をしようと言って、儲けの割合の話を始めるのでした。

柴と顔無し鬼の出会いとは！？

そこへ柴を探しにきた、柴家の人たちが現れます。

柴の父親は、特に夜は贄取塚に入ってはいけないと、あれをほど言っていただろうと苛立ちをあらわにします。

父親たちの声を聞きつけ、救助がきたと思い安堵する高橋と伊藤。

柴の父親は、柴の肩に手を置き、戻ったら皆さんにきちんと謝罪をしなさいと言います。

その言葉を聞き、表情が凍りつく柴。

自分のことを汚し、貶め、辱めた相手に、なぜ謝罪しなければいけないのか、なぜ感謝しなければいけないのか・・？

“鬼”とは一体誰のことなんだ・・？

柴の表情には、一族の人間や黒須への深い憎悪が現れていました。

次の瞬間、聞こえてくる「くるよ」という鳴き声。

そこにいた全員が声のする方を見ると、そこには目だらけがいました。

目だらけを見た一族の一人が、顔無し鬼が来る！逃げろ！と叫びます。

しかし、すでに目だらけの鳴き声は「きた」に変わっていました。

月を背に、建物の上から人間たちを見下ろす顔無し鬼。

全ては一瞬の出来事でした。

女は犯され、男たちは次々に襲われ・・

顔無し鬼は、柴の憎いものを全て壊していきました。

そんな惨事の最中、物陰に隠れて息を潜める伊藤。

迫り来る顔なし鬼に、必死に命乞いをする柴の父親。

しかし、父親は柴の目の前で、無惨にも首を引きちぎられてしまいました。

柴の目には、顔無し鬼の姿はまるで救世主のように映っていました。

顔無し鬼こそが神なのだと悟った柴は、感動のあまり涙を流します。

そして、自分が生まれてきたのは、この日のためだったのだと知った柴は、両手を広げ顔無し鬼を崇めるのでした。