二度生きるランカー ネタバレ50話！消えたゼウスのアストラペ。代わりに豪の与えられた報酬とは？

二度生きるランカー50話のネタバレ込みあらすじ

目的の宝物の前で立ち止まる豪。

『アテナのアイギス』…、9枚の花びらから作られており、様々な攻撃から使用者を守ります。

そして、中央に描かれている模様。

ゴルゴンの頭は、敵を麻痺・石化させる効果もついています。

「アイギスを受け取りますか？」とメッセージが表示され、「はい」を選択する直前で止まる豪。

辺りを見渡し、『ゼウスのアストラペ』を探します。

すると、懐中時計が光を放ち、取り出すと、針がクルクルと回り始めました。

11時の方角で針が止まると、そちらをジッと見つめる豪。

その先には絵画のみが飾られており、武具は置いてありません。

しかし、「ここにある」と確信した豪は、絵画へと近づきました。

そして、仕掛け扉のように開くことが出来たのです！

その先には、バチバチッと雷のような光を放つ武器をもつ石像がありました。

「鑑定する必要もない」と感じた豪は、これが『ゼウスのアストラペ』であることを確信します。

ゼウスが、父クロノスとティタン親族を倒すため放った雷。

「他はいらない。比べ物にならない」と、アストラペに手を伸ばす豪。

本能的に、「これでなければ」と感じているようです。

そして、豪の手がアストラペに触れました。

瞬間！

ヒビが入り、粉々に砕けて消えてしまったのです。

驚きを隠せない豪。

「どうすれば」と、触れた右手を眺めます。

すると、同じ光を放ちながら、豪に纏わり付いてきました。

圧倒され、身動きが取れない豪。

そして、豪の右手首には、鎖と手枷が付いていました。

思い出すヘルメスの言葉。

「そなたの歩むべき道があるのだろう」

全く予想できなかった事態に、「何が起きた？」と驚きを隠せない豪。

しかし、すぐに落ち着きを取り戻し、何が起こったかの把握に努めます。

自身の右手についた枷を鑑定してみると、『漆黒王の絶望』と表示され、手首用の防具に分類されているようでした。

そして、防具に関する物語も読み取ります。

昔、漆黒の王を倒せず、常に怯えていた『？？？達』は、王を裏切り暗闇に幽閉しました。

長い年月の間、王は裏切られたことに怒り、そして悔しんでいました。

彼を拘束していた3つの刑具は、変質し王の手足となっていったのです。

そして、この防具には様々な効果も付いているようです。

倒した相手の魂を束縛できる『亡霊の収集者』

一定の魔力を消費し、亡霊を邪気へと進化させ、忠実な僕として命令できる『邪気使役』

支配した亡霊を消費し、闇属性の魔力に変化させる『黒気』

鑑定を終えた豪は、駿の日記にも書かれていなかった内容に、「初耳だ」と冷静に思考します。

そして、「幽閉」という言葉を気に留めた豪は、黒いブレスレッドの説明を思い出していました。

アカシャの蛇は、戻らない主人を恋しがっており、主人の残した遺品を大事に保管していた、という内容。

そこで、「漆黒王が蛇の主人であり、部下の裏切りによって戻ることが出来なかった」と推測します。

アカシャの蛇を手足にするほどの存在。

ここから出たら、詳しく調べる必要がありそうです。

そして、「失ったアイテムを考えていても仕方がない。ここで得た物を効率的に活用する方法」を考えようと気持ちを切り替えます。

結果、アストラペを報酬として選択したと判断され、宝物庫の扉は閉まりました。

宝物庫から出た豪が目を開けると、イブルケが立っていました。

「初心者エリアのクリア、おめでとうございます」と話しかけ、圧倒的な成績でのクリアに驚いたと話します。

しかし、そんな言葉には興味のない豪は、「なぜ、アストラペは消えた？」と問いました。

「企業秘密」と返すイブルケ。

続けて、「漆黒の王は？」と聞く豪だが、それにも「企業秘密」と返されてしまいます。

さらに、「ブレスレッドを与えられた意味は？」と聞くと、「塔は、プレイヤーの業績に合わせ、報酬を出している」と返ってきました。

「塔の意志と決定を代行する者でしかない。挑戦者が開拓し歩む道で、我々が答えられることには限りがある」と話すイブルケ。

それを聞き、またもや「歩む道？」と思考する豪。

さらに、「漆黒の王と何の関係が？」と考えていたが、答えは出ず、今できることに集中することにしました。

その様子を見たイブルケは、「報酬の話をしましょう」と話し始めました。

豪の功績値、1,420,119ポイント。

桁外れの功績値に対し、褒める言葉をかけるイブルケ。

そして、「各階の報酬と、累計功績値報酬を含め、12個の報酬と交換できる」と話します。

しかし、首を振った豪は、「すべての報酬と功績値をまとめて交換したい」と言います。

「何を？」と聞くイブルケに、「アストラペ」と返す豪。

それに対し、「終わったことを聞くなんて、意地悪ですね」と笑顔で返すイブルケ。

怒った様子で「本気だ」と豪は返します。

しかし、イブルケは話を流し、「他になければ、算定して相応しい報酬を」と言いました。

「これまで誰も成し得なかった偉業のため、これが与えられてもおかしくない」と言い、イブルケが差し出したもの。

それは、『アテナのアイギス』だったのです！

素直に受け取った豪は、アイギスを持ち「羽のように軽い」と感じていました。

報酬の支払いが終わったと告げるイブルケ。

同時に、全ての試練が終了し、11階への案内メッセージが表示されました。

豪が11階へと移動したことを確認したイブルケ。

「漆黒王の絶望を目覚めさせ、アイギスまで持っていくとは、面白い方」と笑っていました。

そして、ここからの総管理人はラプラス…、「どんな反応をするのか気になる」と。

「独占者？」と話し声が聞こえたかと思うと、バハル一行が初心者エリアの記録を見ていたようです。

「1～10階までの全てを更新しました」と話す部下。

それを聞きながら、バハルは表示された画面を見ていました。

1位、非公開、2位、千葉駿、エドラ、3位、パントと表示されています。

そして、「予想していたより凄いやつだ」と話すバハル。

その様子に「悔しくないのですか？」と部下が声をかけ、「それは、バハル様の記録でもあるのでは」と続けました。

「私の忠誠心を疑っているのか？」と確認するように話すバハルだったが、「個人的に気になった」と返す部下。

その返答に、思わず笑いをもらすバハル。

「女王陛下の部下であるお前が、個人的に気になる？嘘が下手だな！」と茶化しました。

そして、「アルティヤが私の過去の一部であることに変わりはないし、何も思っていないと言えば嘘になる」と話すバハル。

しかし、すぐに「もう過去の話だ」と切り替えました。

そして、今一番大事なこと。

「どうやったら、このルーキーを手に入れられるか」