捨てられた皇妃 ネタバレ116話！ルブリスのまさかの発言！アリスティアの反応は…

皇帝の決定に逆らう皇太子

これまでルブリスは、皇帝の決定には必ず従ってきました。

皇帝の命令に賛同したからということも、一般的な親子のような関係ではなかったこともその理由でしょう。

二人きりのときでも臣下のように接してきた彼が、公の場で初めて皇帝の決定に逆らったのです。

周囲は驚き、ルブリスに視線を注ぎました。

捨てられた皇妃116話のネタバレ込みあらすじ

ゼナ公爵の狙いを見抜いていたルブリス

皇帝は驚き、もう一度発言するようルブリスに求めました。

ルブリスの答えは変わりません。

嫌だと申し上げたと明確に告げたのです。

臣下のように皇帝に従ってきたルブリスが公の場で皇帝の決定に反対したことに、アリスティアは驚きを隠せませんでした。

美優も驚いているようです。

むしろ、その場に居た全員が驚いていました。

ここにいる全員が同意しているのに反対する理由は何なのかと皇帝がルブリスに尋ねます。

その質問に答える前に一つ確認しておきたいとして、ルブリスはゼナ公爵に質問を投げかけました。

ゼナ公爵令嬢となる美優を次期皇妃にするという決定に従う代わりに、次期皇后よりも先に公爵令嬢を皇宮に住まわせるという条件を持ちかけるつもりなのではないか、と。

ゼナ公爵はそのつもりだったと頷きます。

ルブリスを補佐する女人が一人は居たほうが良いだろうと勧めました。

やはりそうかとルブリスは呟きます。

ルブリスは皇帝に父上と呼びかけました。

今この場で次期皇后と次期皇妃を決めたとしても、アリスティアが成人するまであと1年あると説明します。

次期皇妃を先に迎えると、公爵令嬢が皇后の任務を遂行することになるのです。

教育を受けてきたアリスティアとは違い、素質があるかどうかもわからない女人なのにもかかわらずとルブリスは強調しました。

しかし次期皇妃が次期皇后の代わりを務めるのは当然のことだとゼナ公爵は反発します。

美優は悔しそうな顔で話を聞いていました。

本格的に政務を執られはじめたルブリスを補佐する者が必要だと話すゼナ公爵を、一人で問題なくこなせているとルブリスはそっけなく遮ります。

皇帝は内心ほくそ笑みました。

ルブリスの狙いが分かったのです。

ルブリスの考えとは

それではどうしたいのかと、皇帝はあえて尋ねました。

当初の予定通り、アリスティアが成人するまであと1年待ってほしいとルブリスは宣言しました。

それまでの政務をどうするのかという問いには、自分ひとりで十分だと答えます。

その間公爵令嬢に素質があるかどうかも確認できるとルブリスは告げました。

ゼナ公爵たちは困惑した様子でその言葉を聞いています。

1年後、アリスティアが成人する日に答えを出そうとルブリスは断言しました。

ルブリスの堂々とした姿に、アリスティアは目を瞠ります。

会議が終わり、会議室を後にしたラス公爵は、ルース宰相に驚いたと話しかけていました。

いつも皇帝の決定には必ず従ってきた皇太子がこんな場面で反対したということに対してです。

生きていると何があるか分からないなとラス公爵は笑います。

ルース宰相は、これで貴族派に先手を打たれることはないからよかったのだと答えました。

ただ、逆にゼナ公爵側が、美優に素質があることを証明してきた場合、彼女が次期皇后となる可能性もあるということになります。

こうなった以上は、神に選ばれし子と同じ線上に立てるのは神に選ばれし子のみだとラス公爵がモニーク侯爵に伝えます。

あの子を皇室に嫁がせる覚悟をした方がいいと助言しました。

モニーク侯爵は、それには同意できないと断ります。

何よりもアリスティアの意思を尊重したいのだとモニーク侯爵は答えました。

どんな犠牲を伴うことになっても…と心に誓います。

その頃、アリスティアの前にはルブリスが立っていました。

二人が交わす言葉とは…？

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