二度生きるランカー ネタバレ30話！ビルドの後ろに居る者とは？全ての情報が繋がりました。

二度生きるランカー30話のネタバレ込みあらすじ

屋上から、戦場を見下ろすビルド。

その姿に団員たちは、安堵した表情を浮かべます。

ビルドは、「またか」と豪に投げかけます。

そして、「身の程知らずが、ここに現れるとはな！」と威嚇しました。

ビルドから放たれた『気』に、覚えがあると感じる豪。

間違えるはずのない、その『気』を感じた豪は、「あいつと会ったことが…？」と感じていました。

そして、ふいに思い出したことに目を見開きました。

「俺の心臓には、全部で5本の剣が刺された」

そう残した駿。

君主の物が3本、恋人の物が1本、友人と信じていた男の物が1本。

その友人の名は、リオント。

駿にとって親友であり、背中を預けられる唯一の相手でした。

しかしリオントは、駿を裏切り、心臓に剣を刺したのです。

そんなリオントの周りには、「兄弟」と呼び、チュートリアルを共にしたプレイヤーの姿。

そのプレイヤーたちは、力なく倒れた駿を笑っていました。

そして、その中の1人こそが、今、豪の相手となるビルドだったのです。

その駿の記録から思い出した豪は、険しい表情で歯を食いしばります。

そして、「駿への最初の手向けとなる」と、ナイフを構えました。

ビルドのすぐ横にいたマントを着た人物。

グランと呼ばれるその人に向かい、「標的が本部へ現れた、と島へ報告しろ」と命じるビルド。

その瞬間、グランの頭部が爆発し、そのまま倒れてしまいました。

そして、「逃げられると思うな、戦う気があるなら来い」と挑発する豪。

その言葉に表情をしかめるビルドだが、すぐに武器を手にしました。

「派手に暴れたからには、何か切り札があるのだろうが、役に立たない自信だと教えてやる！」と言うと、素早く豪の元へと飛んできました。

ビルドの攻撃を受け流す豪。

武器と武器がぶつかる音が響きます。

そして豪は、華麗に避けながら、隙を見てナイフを振ります。

青花島内でも、塔の攻略に執着していた内の1人であるビルド。

そいつが、チュートリアルで餓狼団に居る理由は？

豪の脳内で、1つ1つの情報がまとまっていきます。

駿を倒したことが認められ、青花島の幹部となったリオント。

しかし、武神になれなかったことに不満を抱いていました。

そんな奴が、何かを企んでいたら？

それを隠すための餓狼団だとしたら？

そうなると、ビルドの後ろに居る者は…。

豪の中で、全ての情報が繋がっていきました。

豪の素早い攻撃を受け流すことしか出来ないビルド。

たまの攻撃も、あっさりとかわされてしまいます。

そんな豪に対し、「チュートリアルに参加したばかりの雑魚のはず…！」と感じていました。

しかし実際には、かなりのダメージを与えられているのです。

腑に落ちない表情のビルドに、「完全に戦い方を忘れたんだな」と言う豪。

さらに、「それなりに戦えた昔とは違い、牙が抜けたようだ」と続けました。

自分を知っているかのような発言をする豪に、眉をひそめ動きが止まるビルド。

そこへ、MP回路を最大に出力した豪は、ビルドに向かって大爆発を起こしました。

直撃を受けたビルドは、肩で息をしながら膝をつき、片腕を失っていました。

ゆっくりと近づいていく豪。

2人の間に割り込む団員。

しかし豪は、躊躇なくナイフを振るい、亡霊を捕獲していきます。

盾が居なくなったビルドへ、さらに近づいていく豪。

重傷を負ったビルドは、周りにいる団員に「止めろ！」と命令します。

しかし、恐怖で身を震わせ、動くことが出来ない団員達。

そんな団員を見かねたビルドは、マリオネットの術で団員を操り始めました！

一度も使ったことのないスキルであったが、頼らざるを得なかったのです。

そして、ビルドの術により動き出した団員は、豪の元へと向かっていきました。

その隙に『石』を求め、走り出したビルド。

豪は、周りに集まってきている団員には目もくれず、走り去るビルドの後ろ姿を無表情で見つめていました。