奈落の花 ネタバレ25話【漫画】羨望の眼差しをもう一度・・・つばさが去った理由とジュリが見た人物とは？！

羨望の眼差しに変わっていくつばさ！

整形をして街を歩いて以来、感じていた感情をもう一度と心を躍らすつばさ。

しかし、つばさの気持ちなど露知らずに職場の同僚は心ない言葉を浴びせます。

そんなつばさが放った言葉に一同は固まってしまうのです。

今までのつばさだったら言わない言葉とは一体なんでしょうか？

そして、奮起を誓ったジュリが繁華街で見かけた意外な人物にも注目です。

奈落の花25話のネタバレ込みあらすじ

拾った不安は掌の中に

とあるホテルの一室でつばさの喜ぶ声が響きます。

情事中の翔輝とつばさ。翔輝に問いかけます。

自身はキレイかと。

すり寄るように囁く翔輝は安心させるように肯定するのです。

そして、つばさを見た時から整形をすればここまでになると続けました。

よく聞き取れなかったつばさは聞き返すように何の事かと問いかけます。

が、言い終わる前に翔輝の手によって絆されてしまうのです。

情事が終わると着替える翔輝に次に会えるのはいつか聞きました。

悩みながら忙しいと言う理由で、当分会えないと答えます。

そんな翔輝の服の胸ポケットから何かが落ちるのです。

つばさが気づくそれは片方だけのピアスでした。

じっと見つめるつばさに翔輝は呼びかけます。

つばさは慌てて拾ったピアスを掌の中で握りしめました。

そしてごまかすように会えない理由に対して残念だと言うのです。

自分を納得させるかのように翔輝は優しく、誰かが落としたこのピアスを偶然拾っただけだと・・・。

大した理由などではない・・・と。

それからつばさはいつも通り勤務するのです。

しかし、悶々とした感情がつばさを覆います。

手に入れたせっかくの綺麗な顔が工場ではほとんどマスクで隠されてしまう。

髪も顔も体さえも。

周りで勤務している同僚も以前の自分と同じ、さえない中年男性に醜い女性。

苛立つように自分を隠すマスクに苛立っていくのです。

忠告には忠告を。

休憩時間になるとつばさはマスクを外してひたすらに自分の顔を鏡で見つめます。

早く街に出て人々の視線を浴び、羨望の眼差しで自身を見られたいと強く思うのです。

待ち遠しいという気持ちから笑みが零れるつばさを同僚が呼びかけました。

休憩時間が過ぎているのに何をしているのかと問いかけます。

そして化粧をしているつばさの顔を見ると、規定でNGなのになぜしているのかと詰問しました。

呟くように謝るつばさは椅子から立ち上がります。

ニヤニヤと悪意のある笑みを見せながら同僚は整形にいくらかかったのか聞いてくるのです。

嫌味のように顔を取り換えたのか？これだけ別人になって職場に戻るなんて恥ずかしくてできないとつばさに言います。

無表情で聞くつばさに構わず続けました。

男に言われて整形をしたという噂の真意を聞きながらも騙されていると、要らぬ忠告まで始めます。

黙っていたつばさは遮るように救いようがないと言い放ったのです。

鏡を同僚に向けて蔑んだ顔で余計に醜くなると忠告しました。

突然の言葉に同僚は反論します。

整形のくせに！、お金で手に入れただけだろう！と。

ちょうど、そこへ来た工場長に気づくつばさは見向きもせずに呼びました。

今日限りでここを辞めさせてもらうと。

変わったのは外だけではない。そしてジュリが見かけたもの。

戸惑う工場長につばさは何も言わさないかのように頭を下げて世話になった事にお礼を言いました。

そして吹っ切れたように、今までここにいた理由を思い返します。

顔を隠すことができ、電車通勤もないから選んだこと。

しかし、美貌を手に入れた自分にとってここにいる理由はなくなったと切り捨てるのです。

肩を落とし、悲しい表情でつばさの背中を見送る工場長。

真面目だったのに・・・中身まで別人になるなんて・・・と呟きました。

夜になり、繁華街を歩くジュリは疲弊していました。

想像以上の労働に多少の嫌気が差していたのです。

割のいい仕事を探そうか考えていたところで、路地裏で絡み合う男女が目に入りました。

見た目的にホストと客かと判断すると、こんな場所で他の客に見られたらどうするのかと呆れた感情になってしまいます。

しかし、あることに気づきました。

ホストの方はどこかで見たことがあると。

はっとして思い出します。

つばさの写真に写っていた彼氏だという事に！