ミュエラの捜査官 ネタバレ113話！ケイトは強力な魔力の持ち主だった！カティアという呼び名とエノックへの感謝

ケイトは魔女ではあるけれど、その魔力はごく微弱だと言われました。

でも、ケイトを狙っている悪い魔女は、ケイトの心臓を狙っています。

ケイトが強力な魔力の持ち主だということは分かっていますが、その力を封印したのはエノックでした。

エノックがケイトをカティアと呼び、彼女の後見人だという理由が明らかになります。

そして、生活の一変したケイトにジョセフィンは複雑な感情を抱くように・・・。

ミュエラの捜査官113話のネタバレ込みあらすじ

その日もケイトはピアノのレッスンをしていました。

食事の準備ができたと声がかかると、エノックがエスコートしてくれます。

ケイトは、最近ではこういうエスコートは晩餐会のときくらいしかやらないのに、と思っていました。

そして、エノックは何歳だろうと考えます。

エルフは見た目では人間の尺度ではわからないのです。

イアンより若く見える・・・とまたイアンのことを考えている自分に気付き困惑するケイト・・・。

エルフのゆっくり流れる時間

ケイトが考え事をしていることに気づいたエノックがどうしたのかと尋ねました。

ケイトはエノックが近ごろの紳士らしくないと正直に答えると、エノックはなるほどと思ったようで、エルフは人間より長い時を生きるから、物事をゆっくり覚えるし忘れることもないと説明します。

古臭い老人に見えるだろうが、とエノックが言うので、ケイトは慌ててそうではなくて、そういうところが好きだという意味だと言いました。

エノックは、流れの早い人間社会でゆっくりと気を生きるエルフの生き方を肯定されることは大きな意味があると考えています。

ケイトが想像以上に立派に育っていると安心するエノック・・・。

ケイトの出生の秘密

ケイトがそろそろ教えてくれとエノックに言いました。

ここに来て1ヶ月、まだ早いと言われ何の説明もなく過ごしているからです。

ケイトがここに来てひと月経つと聞かされ、エノックは自分の時間の概念がまだ遅いと感じていました。

そのせいでケイトを見つけるのに時間がかかってしまったのです。

エノックはもう話しても良い頃だとケイトに向き合いました。

エノックから聞いた話にケイトは驚きます。

魔女は父のニックでした。

そして、ごく稀に生まれる男性の魔女は強力な力を持つのです。

しかし、彼らの存在がほとんど知られていないのは、自らの欲に溺れ自滅するからでした。

ケイトの父ニックと母のベスの駆け落ちに手を貸したのは自分だと告白され、ケイトは初耳だったのでさらに驚きます。

エノックの話によると、ベスが他の男と結婚させられそうになり、首都から逃げる方法を聞いてきたと言うのでした。

その時、エノックはベスがホーガン家の人間ということは知らなかったと言います。

知っていれば止めていたか、他の方法を見つけたがそれを知ったのは二人が首都から逃げた後だったのです。

ホーガン家は娘との絶縁状を公表しました。

その事実を確認しようとニックに会いに行った時がベスとの初対面で、彼女ははっきりとニックを愛しているし彼の子供がお腹にいると告げたのです。

エノックはあれは愛だったのだろうかと考えてもいました。

魔力保有者の魔力は、異性にとってフェロモンと変わりないのです。

でも、ベスはニックが死んだ後も首都に戻らずケイトを二人で暮らしていたことを考えると、二人が愛し合っていた証拠だと思うのでした。

話をしているエノックの様子を、辛そうだとケイトが心配します。

それに対して、エノックは自分が話せるのはケイトの両親は愛し合っていて本当に幸せだったということだと答えました。

ケイトも、自分の記憶の中で本当に幸せそうだったと言います。

エノックはケイトの名付け親でもありました。

カティアは古代語で、現代語に直すとケイトなのです。

初めてケイトに会った時のことを話すエノック。

ひと目見て、とても強力な魔力を持っていることがわかったと告げました。

そして、ケイトの魔力を封印したのは自分だと告白します。

するとケイトは「ありがとうございます」とお礼を言いました。

エノックは賢い子だと感心します。

カティアと呼ばれることはずいぶん忘れていたので、ケイトは子供の頃父と過ごした日々を思い出すのでした。

ジョセフィンのモヤモヤ

ジョセフィンがケイトを訪ねてきました。

大きな邸宅と使用人の丁寧な対応に居心地の悪さを少し感じるジョセフィン。

そこへ現れたケイトは流行のドレスをまとっています。

ケイトはジョセフィンを歓迎して、手作りの巾着型の保温袋をプレゼントしました。

ジョセフィンは使われている生地が高い生地だと気づきます。

そして、なんだかもやもやした気持ちになる自分を抑えられないのでした。