金魚妻 ネタバレ7巻80話！園芸妻2(1)カズ兄の子供の頃の夢はパティスリー。敵か味方か誰も知らずに。

グランドジャンプPREMIUMより黒澤Ｒ先生の漫画金魚妻80話を読んだので、今回は7巻80話のネタバレと感想をご紹介します。

相変わらず学校でも家でもうだつの上がらない少年、ハチ。渋谷駅前で銅像になってる犬ほども主人に対する忠誠心も無し。

恋も部活も勉強もうまくいかない。ネガティブな気持ちのやり場が見つからず、不満と焦燥感は募っていくばかり。

そこへ手を差し伸べてきたのは隣家の年上の男、カズ。

バモラ！！と叫んだりしてはいけない。なにしろキングなのだから。

いまだに現役。証拠はその肉体に刻まれている。手に手を取り合って。男と少年は愛のトロッコに乗って虹の都へと旅立つ。

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隣のカズ兄はチンピラでドポン中。田代かASKAか槇原か。それとも清原か。

鼻から行くのか炙るのか打つのか。

ぼくはそこまで知らない。

使用済みのポンプをあちこち捨てるのだけはやめてほしい。

ただでさえよくわからない感染症が流行しているのだ。衛生には気を使ってほしい。

17歳になったころ、カズ兄からいくつかの錠剤が入ったパケを渡された。

「食ってみろよ、ぶっ飛ぶぞ」

それぞれピンクや水色のカラフルな、ラムネのような丸い錠剤。

ぼくはその夜、ためしに一粒食べてみた。

かみ砕くと、口の中に不快な苦みが広がった。

「うげえ、にげええ」

台所へ行って、ジュースを喉に流し込み、また自室へと戻った。

YouTubeを観ながらぼんやりしていた。

すると、心臓がバクバクし始めた。

（ん？効いてきたのかな）

画面がまぶしく感じる。

いつもより鮮明に見える。

というか、素晴らしい。

わかる。画面の動きが。音声の意味が。色彩のバランスが。すべての仕組みが。

わかる。

すごい。なんでもお見通しだ。

すごい天才になった気分だ。

これは楽しい。ハマってしまう人の気持ちもわかる気がする。

部屋の中を歩き回る。

楽しい。

やめられない。延々と歩き回る。

ドアの外から母親の声がした。

「ハチ、なにドタドタしてんの！うるさいよ！」

ハッと我に返った。

「ごめん、運動してた」

そう答えると、母親は階下に戻ったようだ。

時計を見ると効果を感じ始めてから1時間近く経っていた。

知らないうちにずっと部屋の中をぐるぐる歩き続けていたらしい。

これはすごいぞ。

腹の底からワクワクするような興奮がこみあげてくる。

ケミカル・ロマンティック・ナイトは始まったばかりなのであった。

金魚妻【80話】ネタバレあらすじ

隣のカズ兄は無職。

そして奥さんをDVしまくってる。

好物はシウマイ弁当らしい。

たしかにぼくもあれは好きだ。たまに食べたくなる。

カズ兄は体にガッツリ和彫りを入れている。

背中には蛇が絡みついた般若。

サウナもプールも温泉も入れない。

 

カズ兄は働きもしないくせにヒロポンを常用していた。

働かざる者、ヒロポン打つべからず。

いや、働いててもダメだろ。

どんなときも。

やるかやらないか訊かれたら、Say　Yes.

以前、カズ兄に「おまえもやるか？」と誘われたことがあるが、それは断った。

さすがにヤバいだろ、と思った。

ティーンエイジャーにナニすすめてんねん、このドポン中が。死にさらせ。

と、心の中でののしった。

 

ぼくなんて、タバコすら吸わないのに。

いまどきタバコ吸う奴、特に紙巻タバコ吸う奴はマジで〇ねばいいのに。

さっさと〇ねばいいのに。

早く一箱1000円くらいに値上げしろっつんだよ。

頼むよ、菅総理！

ところで菅ちゃん、もう一発10万円配るっていう噂があるけど、本当なのだろうか。

ぼくなんかは17歳なわけだから、プレイステーション５が欲しくてたまらないわけですよ。

学校の陰キャ連中の間ではプレイステーション５の話題で持ち切りなわけですよ。

そのとき・・・。

カコン！

窓に空き缶がぶつかる音がした。

カズ兄だ。

「おい、ハチ起きろ！」

「なんだよお、カズ兄」

「うるせえ、今からいいもの見せてやる」

「なに、いいものって」

「待ってろ、今そっち行く」

 

まるで自分の家のように普通に入ってきたカズ兄。

「これ見ろよ」

そう言って見せてきたのはいくつかのポラロイド写真。

いまどきポラロイド写真はレトロな印象だ。

ハメ〇り写真だった。だいぶ年配の女性が全裸で悶えていた。

「樹木希林だよ、こないだヤッたんだよ。すげえだろ？」

この男、17歳のぼくになんてものを見せているのだろう。

でも相当の熟女とはいえ、正直童貞のぼくには刺激的であったのも事実だった。

「意外とさあ、ドMだったよ」

ふうん。ぼくはこの女性を知らない。

「ところでカズ兄。こないだ貸したCD、まだ返してもらってないんだけど」

「あー、あれ。なんだっけ」

「ウータンクラン」

「ああ、そうそう！ウータンクラン。あれね、舎弟の車で聴いてたらね、舎弟がそのまんま持ってっちまってさあ」

嘘だ。どこかへなくしたんだろう。あきらめよう。この男になんか貸して戻ってくるはずがないのだ。

「そうだ、ハチ。クラブ行ったことあるか？」

「一回だけあるよ」

「どこよ？」

「エクスマキナ」

エクスマキナはこの辺で一番大きな箱だった。

「あそこかあ。何見に行った？」

「フリースタイルバトル」

「そうかー。今流行ってるもんな。そんでな、明日。明日アロガンス行くぞ」

アロガンスもここら近辺の有名クラブだ。

「なにがあるの？」

「サイトラだよ、サイトラ。ぶっ飛ぶぞ」

「サイトラ？？」

「サイケデリック・トランス。おまえ、行ったことないだろ？」

「ない」

「よし。んじゃあ明日行くぞ」

いつもこんなふうに勝手に予定を立ててしまうのである。そんで自分は平気で約束を破るくせして。

「明日ぁ？何時？」

「9時くらい。いや、テキトー。迎えに来るわ」

そう言ってカズ兄は帰って行った。

この時、まだぼくは知らなかった。

アロガンスでの夜が、生涯忘れられないものになることを。

金魚妻80話の漫画を無料で読む方法とは？

金魚妻80話の感想＆次回81話の考察予想

涼しくなってきたよね、最近。

もう9月も末、トミーとマツ。六神合体ゴッドマーズ。

ラリホー！

いきなり何？って思った君。

お前はもう、新沢基栄！！

奇面組の作者。

新沢基栄。

新潟出身。

新沢基栄。

今は知らんがヴィッツ乗ってたよね。

 

しかし、この金魚妻シリーズ。

映画化されないですかね？？？

観ないけど！！

 

それでは次回もお楽しみにー♪

まとめ

今回は漫画『金魚妻』80話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。