叶わない魔女の願い ネタバレ88話！すでにテーセルはオーラーの使い手だった!ひた隠しにしてきた理由とは?

男の目を見ても、テーセルには自分の未来など見えませんでした。

ただ、オーラーの使い手だということがバレてしまいます。

そもそも、なぜテーセルはオーラーの使い手だということを隠してきたのでしょう?

その理由と、これから起こることを示唆する男の言葉に注目です。

叶わない魔女の願い88話のネタバレ込みあらすじ

テーセルは男の目を覗き込みました。

そこには自分の姿が映っています。

テーセルは男に、お前の目に映る自分の姿しか見えないと言いました。

テーセルには未来は見えない?

男は驚いた顔をします。

テーセルが不思議に思っていると、私の目をまともに見ることができる人は殆どいないと言って顔を隠す男。

テーセルはそのせいで目を合わせることに慣れていないのだなとニヤッと笑います。

目隠しをしていいかと問う男に、もう一度見せろとまたも顔を覗き込むテーセル。

やっぱり未来など見えません。

反対に、おまえには何が見えるのかとテーセルが訊きました。

男は強いマナの流れが見えると言うと、オーラーに目覚めたのですねと問います。

テーセルはギクッとして誤魔化そうとしました。

男はなぜ隠すのかと不思議そうな顔をします。

テーセルのオーラーが見えた理由

オーラーとして発現するには３つの段階を踏みます。

第1段階はマナの流れを扱えるようになり、第2段階では物体がなくてもマナの形態を作り維持できるように、第3段階になると使用者ごとに固有のオーラー形態が現れます。

第2段階を終え、マナが目に見える時点から、それをオーラーと呼び、その効果もすべて異なっていて扱える人間もごく少数だと男は言いました。

男は第1段階で目を強化することに集中したので、テーセルのオーラーの発現を見ることができるのです。

観念したようにテーセルが認めました。

デカン族の男は、帝国ではオーラーの使い手は手厚い待遇を受けると聞いているので、テーセルが隠している理由が不思議に思います。

オーラーの使い手であることを隠す理由は?

テーセルは両親から剣術を習うこと自体ひどく嫌がられていました。

こっそり練習しているのが見つかるたびに部屋に閉じ込められるほど。

そこでできることは体と鍛えることだけでした。

そのとき、剣がなければ作ればいいと思い立ったテーセルは、以前本で読んだことを思い出しながらマナの扱いを身に着けていきます。

そしてついに第2段階まで到達し、このことを話せば両親に反対されないだろうと思いました。

しかし、告げる前に本当にそうだろうかと疑問が沸いてきます。

弟より遅く剣術を習ったのに、すぐに追い越してしまった時両親はそれを恥ずべきことだとテーセルを責めました。

そこで、皇室騎士団に入団することを考えますが、騎士団は男しか入団を許されていません。

それに、力のない下位貴族の年若い令嬢がオーラーの使い手だと分かれば、戦場に送り込まれてマナが尽きるまで戦わされるかもしれないと思ったテーセル。

自らが力と権力を持つまでは、誰にも知られてはいけないと思いました。

それまでは、剣術の腕を磨くことにしたのです。

テーセルが決意するも…

テーセルは、でも時々起こってもいないことを恐れて逃げ出しているだけではないかと考えることがあると、誰にともなく呟きました。

気が急いているせいで、未来が見えるというお前の言葉に釣られてしまったのかもしれないと…。

男はテーセルの知らない言葉で何かを呟きました。

今度はテーセルに向けて、闇を越え光に向かい進むべしと告げます。

祝福を意味する言葉だと説明する男。

テーセルは「気に入った」と清々しい顔で応えました。

このことは内密にすると言う男に、テーセルは近いうちにオーラーのことを公表して皇室騎士団に入ることを目標に進んでいこうと思うと告げます。

今の私にはそれができる力があると口にするテーブルに、男は本当にあなただけの力かと問いました。