デイジー～公爵の婚約者になる方法～ネタバレ57話！連載再開！シフォン洋服店から保護されたラルとエマは無事なの？エッセル侯爵邸での新婚生活は？

無事、結婚したデイジーとキリアン侯爵。

偽装結婚といっても、甘い初夜を過ごし、まるで本当の恋人同士のようです。

翌朝、キリアンの執事ジェドに、エッセル侯爵邸の中を案内されるデイジー。

侯爵邸の内部の事は、執事ジェドが全部仕切っています。

この執事ジェド、幼い頃からキリアンの元に仕えていて、素性は不明ですがかなりの切れ者です。

また、空気を読まない天然系を装っていますが、実は剣も凄腕で、キリアンの一番の腹心といえます。

デイジーが侯爵夫人として、エッセル侯爵邸のことに口出ししたら、デイジーとジェドが対立することになるのでしょうか？

そのことを、以前、キリアンも心配していました。

ジェドも、表面上は、侯爵夫人であるデイジーを尊重するような態度ですが、内心は、女主人となったデイジーに口出しされることを恐れ、不快感を抱いています。

デイジー～公爵の婚約者になる方法～57話のネタバレ込みあらすじ

執事ジェドにラッセル侯爵邸の中を案内されるデイジー

婚約した頃、キリアンは、夫婦の寝室を用意しろ、と執事ジェドに命じていました。

その時は、本当の新婚夫婦の部屋にするのか、夫婦別室にするのか、ジェドに聞かれても、はっきりと言っていませんでしたが、デイジーが案内された部屋は、夫婦が一緒の部屋で寝るようになっている部屋でした。

偽装結婚だし、別々の寝室にするだろう、と思っていたデイジー。

昨晩のことを思い出して赤面しながらも嬉しそうです。

邸宅は古いけれど、内装はリフォームされていて、個別の浴室、パウダールーム、ドレスルーム、デイジー専用の応接室と、充分に手をかけてくれていました。

３年後には離婚するのにこんなにお金をかけて贅沢すぎる、と心の中で思うデイジー。

至れり尽くせりの設備に2人の侍女まで・・・

そして、2人の侍女が紹介されました。

身の回りの世話をするチェリーと、化粧とドレス担当のリッチーです。

今まで女性使用人は,ほとんど雇っていなかった侯爵邸、デイジーは、自分のためにキリアンが侍女をつけてくれたことに感謝します。

貧乏男爵家出身のデイジーは、専属侍女など初めての経験です。

花嫁を迎えるために、執事ジェドが念入りな準備をしてくれたことに、デイジーは感激しています。

これなら、女主人デイジーと執事ジェドが対立するようなことにはならないと、考えます。

執事ジェドと女主人デイジーの権力争い？

デイジーは、執事ジェドに、侯爵家の資産や財政について質問しました。

ジェドは、デイジーにそう聞かれると思って、書類は準備してある、と満面の笑顔で答えます。

普通に話しているようですが、2人は、自分が優位に立とうとお互いににらみ合っています。

ジェドは幼い頃から侯爵家で仕事をしてきましたが、今まで女主人を持ったことがありません。

キリアンの母も祖母も早くに亡くなっている上、キリアンは独身主義だったからです。

なので、ジェドがこの侯爵家の事を決める権利を今まで手にしていました。

ジェドは先にデイジーに宣言します。

デイジーが女主人として侯爵家の実権を握っても良いけれど、執事の自分の仕事には口出ししないで欲しい、と。

デイジーは、ジェドの言葉にも落ち着いたままで、書類に目を通しています。

ジェドは、女嫌いの侯爵が突然結婚したデイジー、自分の圧力をかけた言葉に対しても動揺しないデイジーのことを不思議に思っています。

デイジーは、ジェドが見せた書類が完璧なことに驚きました。

侯爵家内部のことに、私の口出しは必要ないし、私はいずれ離婚するので、執事と権利を争う必要はないと考えます。

このまま侯爵家の管理はジェドに任せるというデイジーに、ジェドはあっけにとられました。

そして、思わず、あなたは、できないことがあるのですか？と聞いてしまいます。

驚くデイジー。