悪魔公爵の花嫁 ネタバレ53話｜漫画｜毒に倒れるオースティン…響くアリエルの悲鳴

オースティンvsハーバトン！

かけがえのない兄である皇帝を盾に取られたオースティン。

ハーバトンは彼に、皇帝を助けたいならこの場で自決するよう求めました。

一瞬彼の要求に応えるかのように見えたオースティンでしたが、当然彼にも分かっています。

ハーバトンがそんな約束を守るような人物ではないことを…。

悪魔公爵の花嫁53話のネタバレ込みあらすじ

ハーバトンの要求

アリエルは笑顔でオースティンにお礼を伝え、オースティンも満足そうに微笑みました。

ハーバトンはそんな二人の様子が気に食わず、舌打ちします。

首元に剣を突きつけられながらも、皇帝は二人に注意しようと声を上げました。

しかし言い終える前に皇帝はハーバトンに殴られ、呻き声を漏らします。

オースティンは怒りをあらわにし、アリエルも心配のあまり悲鳴を上げました。

うるさいから黙らせただけでそう怒るなとハーバトンは不敵に笑います。

そしてオースティンに、皇帝を助けたいならこの場で自決しろと命じたのでした。

アリエルは真っ青な顔でなんてことを言うのかと叫びますが、地面に仰向けにさせた皇帝の首にハーバトンが剣先を突きつけます。

従えば皇帝に危害を加えないのかとオースティンが尋ねると、ハーバトンは満足そうに頷きました。

しかし従わなければ目の前で皇帝の首が飛ぶことになると彼を脅します。

その脅しを具体化するように剣を振り、皇帝の首元に突きつける姿に、オースティンは絶句しました。

オースティンにとって皇帝はかけがえのない大切な兄です。

黙り込んだオースティンをアリエルは不安そうに見つめ、まさか…と彼の名を叫びました。

オースティンが手にした剣を自分の首元に近付けたのです。

見事な忠誠心だとハーバトンは笑いました。

オースティンの奇襲！しかし…！？

忌々しいオースティンさえいなくなれば完璧だと満足していたのです。

オースティンは、皇帝のためならば自分の命を喜んで捧げるつもりでした。

しかし、ハーバトンが約束を守るはずがありません。

それを分かっていたオースティンはアリエルの手から短剣を奪うと、ハーバトンに向かって投げました。

皇帝から彼の注意が逸れた隙に、皇帝から離れろと叫んでオースティンがハーバトンに駆け寄ります。

不意を突かれた形のハーバトンでしたが、内心愚かな奴だとオースティンを嘲笑いました。

彼が短剣を取り出したのを見て、皇帝は罠だとオースティンに叫びます。

オースティンの剣とハーバトンの短剣が交わる高い音が響きました。

オースティンの首から一筋の血が流れていて、アリエルは大丈夫かと彼に叫びます。

かすり傷だと答えようとしたオースティンは、咳き込んでその場に倒れてしまいました。

皇帝もアリエルも青ざめて彼の名を叫びます。

ハーバトンの短剣にはゾウも瞬時に倒せるほど強力な毒が塗られていたのです。

勝ち誇るハーバトンを見たアリエルは…！？

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