漫画「捨てられた皇妃」は原作Yuna先生、漫画iNa先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「捨てられた皇妃」9話を読んだので、ネタバレ込みあらすじや読んだ感想をまとめました。
残酷な末路を迎えた前世での記憶は、果たして夢なのか?
大罪人として処刑されたと思った瞬間から目覚めたとき、アリスティアは、9歳の自分に逆戻りしていました。
会いたかった人達、帰りたかった家、夢にまで見たものが、目の前にあります。
まるで夢のようだと思うアリスティアは、どちらが現実で、どちらが夢なのかわからず思い悩む日々を送っていました。
そんなある日、神の神託を授けるビタ神殿に行き、神のお告げを確認することを思い付きました。
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捨てられた皇妃9話の見どころ・考察予想!
どこからか聞こえる声は神の声?
神殿で確認したこれまでの神のお告げの記録からは、アリスティアが転生した原因や理由はわかりませんでした。
半ば諦めかけたとき、どこからともなく、声がきこえてきました。
きっとこれは、神様の声なのでしょう。
ここはビタ神殿ですから。
しかし、神様の声が、アリスティアにとって神様と思えるかどうかはわかりません。
これだけ運命に翻弄されたのです。
素直に、神様です、はいそうですか、とはならないでしょう。
もしかしたら、神を名乗る悪魔かもしれません。
だって、アリスティアにとっての前世は、まるで悪夢のようなものだったのです。
絶望しか与えられなかった前世と、今は不安だらけだけど、家族の温もりを感じることが出来る今・・・。
どちらが望ましいかなんてわかりきっています。
きっと神様の説明も、アリスティアには、何の意味もなさない、納得のいかないものだと思います。
捨てられた皇妃9話のネタバレ込みあらすじ
神様の気まぐれは、いつもはた迷惑なものなのです。
ビタ神殿にある神のお告げの記録を確認しましたが、アリスティアの運命に関するお告げは見つけることができませんでした。
がっかりしているアリスティアの耳元で、どこからともなく声が聞こえます。
そう、ここはビタ神殿。
どうやらビタ神殿に現れた神様の声らしいです。
そして、今暮らしている現世が現実なのか、夢に見る残酷な記憶が現実なのかの問いに答えました。
どちらも現実なのだと言います。
あまりにも、神様の思惑を守ろうとしたところ、多くの人の運命がねじ曲がってしまったので、アリスティアを含む全ての時間を逆戻りさせたというのです。
こんな横暴な神様の言葉に、アリスティアは怒りを露わにします。
そんな理由のために、自分の人生は台無しになったのかと。
そして、続けました。
自分は神様を絶対否定すると。
そして、自分の運命は自分で切り開くと神様に対し宣言するのでした。
捨てられた皇妃9話の感想と次回10話の展開を考察予想!
神様はいつの世でも、いつの時代でも、自分勝手です。
何かを与えてくれる存在ではなく、気まぐれなものなのです。
ただ、人知を超える大きな力をもっているので、人間は、それに振り回されてきました。
アリスティアもその振り回された人間の一人ということですね。
神様の言い分は、こうです。
神様が選んだ子供は、何かの手違いによって別の世界に生まれてしまって、そのせいで多くの人間の運命がねじ曲がってしまったから、やり直すために、時間を巻き戻したと。
自分達の神託がおかしくなったから、やり直したということですよね。
本当に自分勝手な言い分です。
これからは、自分の人生は自分の力で切り開くと、誓ったアリスティアですが、とても険しい道のりが待っていそうです。
選択の自由と責任は背中合わせで同時に発生するものです。
今度は、神様を怨むことも、ましてや頼ることもできません。
それでも、アリスティアは強く自分の選んだ道を進むのが、幸せだと私は思います。
人に指示されたり命令された人生なんて、本当の自分の人生とは言えないですよ。
ただ、自分が選んだ道が必ずしも自分の思ったような結果に繋がっているとは限らないので難しいところです。
辛い思いをする度に、後悔と無力感に苛まれます。
今後の予想としては・・・。
ここからが、本当の第2の人生のはじまりですね。
ようやく、自分がどのように生きていくべきか、基本的な考えができたと思います。
全ての人の時間がまき戻ったのなら、もっと注意深く周囲を見渡せば、前世では気づけなかった様々な出来事に気づけるでしょう。
そして、大切にすべきものも自ずとわかってくると思います。
まとめ
今回は漫画『捨てられた皇妃』9話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
心の底から望んだ我が家や家族が目の前にあるけれど、それが本当に現実なのかわからないと悩み続けていたアリスティアは、ビタ神殿で、自分の運命に関するお告げがないか探しにやってきました。
残念ながら、めぼしいものは見つからず、がっかりしているところへ、神様を名乗る者の声が響きます。
神様の思惑が外れて、多くの人の運命が捻れたから、元に戻すために時間を巻き戻したのだと・・・。
そんな身勝手な言い分に腹を立てたアリスティアは、今後一切神様を全面的に否定し、自分の運命は自分で切り開くと宣言するのでした。