それでも愛を誓いますか？ネタバレ26話！真山はガリガリ君が大好き。新味をすかさずチェックの巻。

純に対してイマイチはっきり肝心なことが言えなかった真山。

色々思い悩んだ末、今度はもっと言いたかったことをちゃんと言おうと心に誓う。

（純さんは俺のこと、どう思っているんだろう。男として見てくれているのだろうか？）

若干の不安を抱えつつも、次こそはリベンジを果たしたいと思う真山。

（純さんに好きだと言いたいっ！）

こんな気持ちになったのは生まれて初めてだ。

（絶対に純さんと・・・・！）

熱い気持ちを抑えきれなくなってきている真山なのであった。

それでも愛を誓いますか？【26話】ネタバレあらすじ

自室のベッドに仰向けで天井を見つめる真山。

（純さんにコンフェッションしたけど、肝心なことが言えなかった）

悶々としてきて、趣味のテレビゲームもやる気が起きない。

（モヤモヤする。ちょっと外へ出て頭を冷やすか）

外は蒸し暑く、涼しくはなかった。

夜道を歩きながらも、思い浮かぶのは純の顔ばかり。

（たしかに純さんは既婚者だ。でも、女の人に対してこんな気持ちになったのは生まれて初めてだ。この気持ちだけは絶対に伝えたい。絶対に・・・）

そんなことを考えながら歩いていると公園に差し掛かった。

若者の男女のグループが仲睦まじく花火をしていた。

花火の赤っぽい光が若者たちの顔や手や腕を浮かび上がらせた。

赤い・・・。

（そういえば、俺が純さんにコンフェッションしたときに純さん赤くなってたな。可愛かったな・・・）

キュン。

（やばい。思い出してきた。胸が苦しい。早く伝えたい。純さんに。もっとハッキリ、ちゃんと）

最寄りのコンビニの前まで来た。

コンビニの前で立ち止まり、ポケットからスマホを取り出す。

「今度一緒にまたスマホゲームしませんか」

純にメッセージを送る。

「やめとくー。他の人に見られるとアレだから」

（な、なんで。俺と会うのは嫌なのか！？あの時、顔を赤くして反応してくれたのに・・・！）

「二駅離れた所ならいいんじゃないですか？？」

「いいよ」

素っ気ない感じだ。

でも！

純さんは絶対イケるはず！

俺がコンフェッションしたときに、間違いなく純さんはときめいていた。

そうだ。絶対イケる。確実にイケる。

既婚者だからって、それがなんだ。面倒くせえ。

男と女が惹かれあったら、それが正義だ！

「それが正義だ」

真山は小さな声で呟いてみた。

コンビニで買ったガリガリ君を齧りながら家路につく。

（そういえば、出掛けに親父がタバコ買ってきてくれって言ってたなあ。忘れたけどまあいいや。タバコなんて身体に悪いだけなんだからいい加減やめればいいのに）

ガリガリ君のラムレーズン味は美味かった。

濃厚でありながら後味はさっぱり。レーズンもほのかにブランデーの香りがするし食感も良い。

オトナの味だ。

俺もこんな恋がしたい。

夜空をほうき星が横切った。

果たして、真山の恋の行方は！？