島さん ネタバレ第2夜(3話4話) 万引き青年の父親は深夜コンビニで顔見知りの常連さん。どうする島さん！

川野ようぶんどう先生の『島さん』 2話についてネタバレ有りであらすじやお得に読める方法をご紹介します！

 

深夜のコンビニでアルバイトをしている『島さん』

歳のせいか物覚えの悪さや物忘れがあり、同僚アルバイトのコセキ君に島さんは“いい人だけど、一緒に仕事をしていると少し不安”と思われています。

 

そんな島さんが前回は、深夜のコンビニへ来た強面で柄の悪い４人組の男性客を見事に撃退しました。

さて、今回はこの深夜のコンビニで島さんのアルバイト中に何が起こるのでしょうか？

＞＞前回「島さん」 1話はこちら

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島さんが雨でずぶ濡れになると。。。

第 2話の最初、島さんは雨でずぶ濡れになるところから始まります。

その島さんの後姿、濡れたシャツから透けて見えた背中には、大きな龍が。。。

 

島さん、一体どんな過去の持ち主なのでしょうか？

万引きをする息子と父、そして島さん

万引きをする息子と、その父親の息子に対する愛情。
そして、父親と島さんとのちょっとしたつながり。

 

このストーリーを最後まで読んだら、きっとほっこりとした優しい気持ちになれます。

ある大雨の日に

ある大雨の日。
土砂降りの雨のなか傘も持たずに、くしゃみをしながら走って下校している一人の小学生の男の子。

 

この男の子に島さんは、自分の家はもう近所だからと言って自分の傘を貸してあげます。

ずぶ濡れになりながら家に向かって歩いて行く島さん。

 

島さんの後ろ姿からは、雨に濡れたシャツが透けて背中の立派な龍が見えています。
その島さんの後ろ姿を感動（？）して見送る男の子です。

いつも深夜にコンビニへ買い物に来る会社員風のお客さん

コンビニの従業員休憩室で、島さんとコセキ君は店長の沢さんから“最近、万引きをやられている。万引き犯を捕まえるのではなく万引きをさせないために挨拶、目配り、声かけを徹底するように”と言われます。

 

場面は変わり、混んでいてお客さんが並んでいるコンビニのレジ。

レジに入る島さん。隣のレジの２番目に並んでいるお客さんをこちらへ来るように呼びますが、移動してきたのは３番目に並んでいるイライラとしていて乱暴なお客さん。

 

2番目のお客さんの方へ目をやるとそのお客さんそちらを先にどうぞと手で合図してくれたので、まずそのお客さんの会計を済ませて、さっき順番を譲ってくれたお客さんの会計をします。

 

島さんは、その会社員風の男性。
温厚な感じのそのお客さんが、いつも夜11時過ぎに来ることに気づいていました。

そして、そのお客さんもいつもコンビニで頑張っている島さんのことに気づいていました。

 

初めてことばをかわすそのお客さんと島さん。

他の店ではあまり売られていないけどお気に入りのドリンク剤を買いにこの店へ来ていることと、自分の息子の学費のために自分は頑張らないといけないことを話してくれます。

 

裏でそのお客さんのことを“順番抜かしされたのにお人好しなお客さんだ”と言うコセキ君。
一方、島さんはそのお客さんが買った数本のドリンク剤うちの１本をもらって、ご機嫌です。

万引き青年

数日後、混んでいるコンビニで島さんは万引きをしている青年を見つけて捕まえます。

この青年、捕まった後に連れて行かれたコンビニの従業員室での態度も“証拠もないのに変なことを言うとネットに投稿して騒ぐ”と言う態度の悪さです。

 

そこへ慌てて謝りにやってきた母親、学校と警察に連絡するのはちょっと。。。と言いますが。。。

でもこの息子、万引きした自分を必死で守ろうとしている母親を見ても、無視して平気で携帯をさわり続けています。

 

そこへやってきたのが万引き青年の父親。
よく見れば、数日前に島さんにドリンク剤をくれたあの温厚そうな会社員風の人です。

 

その男性は何も言わずにこの息子をいきなり殴り、コンビニの電話を借りて自分の息子には自分で責任を取らせると言って警察へ電話しようとします。

 

その父親の真剣で真摯な言葉と行動ににハッとする息子。

震える手で警察へ電話しようとする父親を止めて、島さんはまずは本人に反省してもらってからにと言います。

 

そんな父親の真剣さを見て反省する万引き青年。
店の人に謝って、二人はコンビニをあとにします。

 

二人が店を出て行った後、店長は複雑そうな思いの表情で“もうあの人たちはこの店に来れないだろう“と言います。

それを聞いた島さん、ハッとしてその父親を追いかけて行き、他の店ではいつものドリンク剤は売っていないので、またこのコンビニへ買いに来てくれと声をかけます。

 

外から帰ってきて普通通り仕事に戻った島さん。

いつもの飄々とした感じで、あの男性がまた買いに来るので、発注をやめる予定だったドリンク剤の発注をこれからもしてくれるようにと店長に訴えます。

とても勇気のある尊敬できるお父さんだと思いました。

『自分のしたことには、自分で責任を取らせることが子供の将来ためには必要』とわかってはいます。

 

でも私が親の立場だったら、子供に自分のやったことの責任を取らせるために警察に電話することができるかどうか。。。

正直言ってそれができる自信はありません。

 

このお父さんのことを心から尊敬します。そしてこの万引き青年、この立派なお父さんが育てた息子です。
きっと反省して二度と同じことはしないと信じられますね。

 

さて、次回の島さんは、コンビニで何が起こるでしょうか？
頑張るコンビニ店員・島さんをまた応援したいと思います。