しがみついても無駄です ネタバレ23話【ピッコマ漫画】ほんとうにこの子が！？

カイラを裏切ったのは！？

父から地位を取り返したカイラ。

慌てて走り込んできたビエナと対峙するが、事は思いもよらぬ方向に……。

しがみついても無駄です23話のネタバレ込みあらすじ

父親から侯爵の地位を取り返したカイラ。

正当な理由を前に成す術のない父は怒鳴り声を上げながら連れて行かれました。

そしてカイラは父が独断で雇った者たちの整理を始めます。

手始めに呼びつけた執事は新たな雇い主カイラに怯え、言われるがままに倉庫と金庫の鍵を渡しました。

そして父が新たに雇った使用人たちの契約書まで。

執事と新たな使用人たちの仕事ぶりが真面目だと聞いたカイラは、表向きは「解雇はしない」と言いつつも、全員に父と共にトラン領に行くことを命じます。

自分にはもう機会を与えてはもらえないのかと問う執事に対しては、にっこりと笑顔を見せつつも、密かに父親の様子を報告することを約束させました。

トラン領は小さく、人員的にはなんの問題もありません。

しかし、その人員に支払う給料の財源はほとんど無いのです。

カイラは父親が横領した金でなんとかするだろうと、こっそり笑みを浮かべるのでした。

一方、父に可愛がられて優遇されてきたビエナには、これは他人事ではありません。

すぐにカイラの元へと走り込んできました。

そのビエナにカイラは、あなたの後見人は私だ、と事実を突きつけます。

ビエナにとってはこれ以上ない脅しに聞こえたことでしょう。

ハッとしたように顔色を変えました。

そんなビエナを見てもカイラの笑みは絶えません。

ゆっくりと、でもはっきりと、カイラはビエナに話をします。

皇帝陛下はカイラとフェイロンの婚約破棄については撤回していないこと。

しかし、そもそも婚約破棄についての文書は来ていないこと。

結婚するのか破棄するのかわからない状態の今、爵位は必要であることをしっかりと話します。

カイラは、爵位がなければ婚約破棄になった場合、全て奪われてしまうと。

それでもいいのかと問われたビエナは、思い切り首を振ります。

とても素直なビエナ。

その心の弱さにつけ込むかのようにカイラは話し続けます。

ビエナは、第5皇子との成婚の際、必要であった持参金を父が使い込んでしまったと聞いて呆然とします。

その辺りのことはあまり考えていなかった様子で、真剣にカイラの話を聞きました。

家紋と経済力、とにかく持参金さえなんとかすれば成婚に問題はないと。

そして持参金を用意するため、カイラはビエナに「一度、父と共にトラン領へ行くように」と指示します。

すべてはあなたのためだ、と言い聞かせました。

しかし、ビエナには不安要素がありました。

肝心の第5皇子ラカンがカイラを想っているのです。

その状態で自分と結婚するのだろうか、とビエナはカイラに問いかけました。

そんな不安げな様子のビエナに、カイラは昔の話をします。

ラカンが自分を気にかけるのは、単に恩を感じているからだと。

ビエナはあっさりとその話を受け入れるのでした。

そんなビエナを見てカイラは思います。

「こんな単純な子が、なぜ自分を騙すことができたのか？」

もしや裏で誰かが手を引いているのでは！？

まさか、皇后！？

計算高く、前世ではフェイロンとラカンを天秤にかけて、最終的にはラカンを選んだ皇后。

結局はラカンが皇帝になり、皇后に都合の良い結果になりました。

カイラはビエナに皇后に気に入ってもらえるようにしなければいけないと説き、自分がビエナの味方であることをアピールしました。

まるで本当に妹を気遣う姉のように。

そんなカイラを見て、ビエナがひとつの事実を告げます。

それはカイラの今後を左右するかもしれない、重要なことでした。