シークレットレディ ネタバレ35話【ピッコマ漫画】ロアンの瞳と同じ色の…

シャルトゥスの想い

疲れから眠り込んでしまったロアン。
そんなロアンに近付いたシャルトゥスは、意外な行動に出るのです。

シークレットレディ35話のネタバレ込みあらすじ

サファイアのネックレス

ロアンは窓を開けました。
夜風が涼しくて気持ちのいい夜です。
しかしそんな中でロアンはルセンの鎖骨の印を思い出していました。

ビシュテアン秘密組織の印。
なぜそれがルセンの体に刻まれているのでしょうか？
ロアンは聞きたいとは思いますが、ルセンは話しにくいことなのだろうと思うのです。

シャルトゥスはロアンに忠告しました。
敵は尻尾を掴まれたと気付いた以上、今まで以上に警戒するはずです。
ロアンは特に注意を払うべきだと。

第二皇子シャルトゥスが迎え入れた素性も定かではない専属の侍女が、言葉巧みに社交界を操ったのは少なからず目をひいたはずなのです。
既に監視されているかもしれないと思ったロアンは素直にシャルトゥスに従いました。
夜が深まってから用意した馬車で戻るようにと告げ、シャルトゥスは去っていきます。

残ったロアンとルセン。
ロアンはルセンに秘密組織のことを聞こうかと悩んでルセンを見つめます。
そんなロアンにルセンは笑いかけ、宮殿内に入るように促したのです。

そんな笑顔を見せられたら聞きたくとも聞けません。
切り出しにくいと感じるのです。
いつから話してくれるだろうかとロアンは思いました。

人の心は不思議なもので、もうすぐお別れだと思うと情が移るものなのです。
ロアンは、引き留めたのは向こうだからまったりしようとソファに横になります。
うとうとしながら、それでもシャルトゥスの声だけはもう一度聴きたいと感じていたのでした。

眠り込んでしまったロアンですが、そこへシャルトゥスが入室します。
シャルトゥスはロアンがねていることに気がついて動きを止めました。
そしてそっと引き出しを開けたのです。

そこには宝石箱がありました。
実はシャルトゥス、ロアンにネックレスを作っていたのです。
永遠の祝福を作った細工師に引けを取らない職人に、サファイアのネックレスを注文していました。

派手すぎず、唯一無二の美しさを誇るものを。
ロアンが仰々しいのは好まないのは知っていました。
シャルトゥスはそのネックレスを持ってそっとロアンに近づきます。

眠っているロアンに話しかけるシャルトゥス。
お前は私をなんだと思っているのかと話しかけながら、それでもロアンを起こさないようにそっとネックレスを首にかけたのです。
ロアンの瞳と同じ色のサファイアのネックレスを…。

シャルトゥスには闇からの声が聞こえていました。
その娘を欲するなら奪え。
それこそがカルタゼンのやり方ではないかと。

お前の先祖が自分の想いを踏み躙って一族を火炙りにしたように、私も貴様の兄弟の命を奪う。
愛するもの全てを呪ってやると。
シャルトゥスはそんな闇を振り払うかのようにサファイアに手をかけました。

いついかなる時も、清らかな輝きがロアンを守護してくれるように。
それを願い、シャルトゥスはネックレスにキスを落としたのです。
まるでロアンを守るかのように…。

ある日、宮殿内はざわめいていました。
エスワル皇太子が戻ってきたのです。
帝国議会でこれまで延期されてきた建国祭の開催について発表があるということでした。