シークレットレディ ネタバレ17話【ピッコマ漫画】マルド嬢の目的とは？

マルド嬢

シャルトゥスの元カノ、アロルネ・マルド。
シャルトゥスの元へやってきた彼女の目的とは！？

シークレットレディ17話のネタバレ込みあらすじ

マルド嬢の目的

マルドはシャルトゥスに謁見の許しをもらいました。
そして、シャルトゥス専属の侍女ロアンを「返して」ほしいと笑顔を見せたのです。
ルセンは「貸してほしい」ではないのかと口を挟みました。

マルドは笑顔のままで説明します。
宮殿を散策しようと思っていたが、伯爵令嬢が道に迷うわけにもいかずに困っていたと。
そこでシャルトゥスが専属の侍女を雇ったと聞きつけ、彼女に道案内を頼もうと思った、とのことでした。

侍女長には話を通してあるものの、まずはシャルトゥスの許しを得るのが先かと思い、ここまで来たようです。
それに対してロアンは承諾しました。
さらに、シャルトゥスの許しはすでに得ていると笑顔を見せたのです。

もちろんシャルトゥスもホスタンもルセンも初耳です。
青くなるホスタンとルセンに対し、シャルトゥスは驚きをうまく隠していますが……。
ロアンは何を考えているのでしょうか？

アロルネ・マルドは、マルド伯爵家の次女です。
生まれ持った演技力と政治的センスでデビュタントと同時に社交界の新星となりました。
さらにその名を轟かせたのは、シャルトゥスとの色恋沙汰です。

貴族社会に注目され、有力な権力者とのスキャンダルも発覚。
アロルネ・マルドは傑出した人物だったのです。
しかしそんな人物であるにも関わらず彼女に小伯爵の地位すら与えられないのは、マルド伯爵家の長男アーチ・マルドの存在があったからでした。

父であるマルド伯爵は病気が悪化して死が間近と言われています。
継承がかかるこの時期に、あえてシャルトゥスの侍女に接近してきた彼女。
目的は明らかです。

彼女が欲しているものはシャルトゥスの寵愛なのです。
マルドはシャルトゥスとロアンの噂を聞きつけてロアンに近づいてきたのでしょう。
にこやかなロアンを見て、マルドは2人の関係が思ったよりも近いと感じました。

それはマルドについてきたパーニャも同じでした。
もしかしたらすでに……と案じるパーニャをマルドは止めます。
シャルトゥスは父親のご機嫌取りの道具にすぎない、と。

シャルトゥスが気にかける侍女ならマルドにとっては尚良し。
その侍女の言うことならばシャルトゥスは聞き入れるはず。
使い方次第でロアンは有益なカードになるのです。

マルドにとって、人の心と体を手に入れるのは容易いことです。
しかしマルドが本当に欲しいものはそんなものではありません。
この帝国が令嬢には与えないもの、なのでした。

翌日、ロアンはシャルトゥスと馬車に乗っていました。
こんなもので正体を隠せるのか、と不安に思うロアンの視線の先には、フードを被り、顔全体をマスクで覆ったシャルトゥスがいます。
今更悩んでも仕方のないことなのですが……。

ここでシャルトゥスがロアンに、マルドのことを説明するようにと促しました。
ロアンは一緒に馬車に乗るノルトを気にしますが、特に問題はないと判断します。
そして説明し始めました。

今回の首謀者は情勢の変化に敏感な人物であると予想されます。
そしてマルド嬢は貴族社会に多大な影響力を持つ人物です。
ロアンはその力を利用しようと考えたのです。

呪術では予知することしかできませんが、今回の件は絵空事ではなく実際に起こる出来事です。
生身の人間の声を聞き動かすためには影響力が高いマルド嬢の力が必要なのです。
そしてその担保がシャルトゥスの寵愛、というわけなのでした。

ロアンは、一度は心を交わした相手なのだからもう一度くらい、と思うのですが、シャルトゥスとマルド嬢の関係は違うようです。
2人の間に恋情はない、と言い切ったシャルトゥス。
あくまで取引だったと。

何かを言いかけたシャルトゥスですが、突然馬車が揺れ、ロアンは体制を崩してしまいます。
思わずシャルトゥスの方へ飛び込んでしまったロアンをシャルトゥスがしっかりと受け止めたのでした。
側から見るといちゃついているようにしか見えない2人を、ノルトは冷静に冷たい目で見つめるのです。

御者が目的地に到着したことを知らせました。
帝都のはずれ、暗い雰囲気の場所に到着したのでした。