お兄様を誘惑するつもりだったのに！ネタバレ32話｜バスティアンと婚約してくれる令嬢はいるの？悩むクララ

バスティアンの性格と合う令嬢はいったいどこに？

婚約した方が良いかとバスティアンに聞かれたクララは、原作の内容を思い出して婚約に賛成することにします。

しかしマルティナがいない今、いったい誰と…？

クララはバスティアンの婚約者探しに頭を悩ますのでした。

お兄様を誘惑するつもりだったのに！32話のネタバレ込みあらすじ

婚約した方が良い！

どうしてバスティアンが急に婚約を言い出したのか、クララは疑問に思いました。

しかも今はマルティナがいなくなったばかりのタイミングです。

実はバスティアンの婚約の話を持ち出したのは官僚たちでした。

朝の会議で、王妃の座が空いていることが心配だという意見が出たのです。

官僚たちが揃って、せめて婚約だけでもと言ったので、バスティアンは今、婚約をするべきなのかどうか、クララの意見を聞きにきたのでした。

お兄様の好きなように、と言いかけたクララでしたが、ふと原作の内容を思い出しました。

原作の後半、ベローナは分裂してしまいますが、その理由がバスティアンに後継者がいないことだったのです。

後継者がいないと、ベローナは3つの勢力に分裂することになります。

クララは婚約した方が良いと力を込めて言いました。

すると、バスティアンはじゃあ婚約しようとあっさり。

でもそこでダニエルがお相手はいるのかと恐る恐る尋ねました。

クララもお気に入りの令嬢は…と尋ねてみましたが、バスティアンに、そんなのがいるわけないと言われてしまいます。

バスティアンの性格で婚約してくれる人がいるだろうかと一気に不安になったクララ。

性格で言えばマルティナがお似合いでしたが、今さらです。

するとバスティアンは、クララの意見は聞いたからと言って部屋を出ていこうとします。

ただし部屋を出る直前、クララとダニエルに、あまり二人きりで過ごすなと言い残して行きました。

バスティアンが出ていったあと、クララとダニエルは顔を見合わせ、そして慌てて目をそらしました。

バスティアンの性格を受け入れてくれる令嬢はいる？

宮に戻ったクララは机に向かってペンを持ち、ダニエルを看病していたときのことをぼんやりと思い出しています。

クララの頬に手を添えようとしたダニエルと目が合ったとき、ダニエルの顔を赤かったことを思い出してしまいましたが、今は余計なことを考えている場合ではありません。

王妃の資質があって、バスティアンの性格を受け入れてくれる令嬢なんていったいどこにいるのか、そう考えていたクララは、心配そうに自分の方を覗き込んでいる侍女たちに気づきました。

バスティアンの婚約相手に誰がいいかとクララは侍女たちに相談すると、サラがやっぱりマルティナしか、とつぶやいてしまいます。

冗談言わないで、とクララ。

どうしよう…と悩んでいるクララに、そもそもどうして陛下の結婚相手を探しているのかとサラが聞きました。

兄もいつまでも一人でいるわけにいかないから、良い人がいたら紹介してあげたいとクララが言うと、王女様はお兄様思いで仲が良いですねとサラは微笑みます。

そして、あることを提案するのでした。

数日後、モンテス伯爵邸で伯爵がお茶を飲んでいます。

そこへセシリアが息を切らしてやってきました。

このシチュエーションは以前もあったような…

なんとセシリア宛に、宮殿でバスティアンの婚約者を募集するという手紙が届いたのでした。