お嬢様はロイヤル・シェフ ネタバレ5話！実は、名軍師だった?!セニアナは戦争の心得も持ちあわせます

お嬢様はロイヤル・シェフ5話のネタバレ込みあらすじ

不安だらけの夕食

ランスロットお兄様のエスコートでお爺様が夕食をとっている場所に向かうセニアナ。

男性からの初めてのレディーファーストに少しドキドキしてしまいます。

ランスロットお兄様の背中に隠れて夕食会場に向かうと、お爺様ともう一人の兄であるガヴェインが食事をしていました。

セニアナは早速困りました。「どこにすわればいいのだろうか」。

初めてのことなので無理はありません。

仕方なく、セニアナは二人の兄の向かい側に座ります。

席に着くと目の前にはおいしそうな料理。カニスープの香りは食欲を誘います。

恐る恐るスープをすするセニアナ。一口食べるだけでもう口の中は興奮の嵐!!

生臭くもなくさっぱりとした味のカニ。キノコの食管はいいアクセントに。

薬味の長ネギもアジア料理の演出を醸し出します。セニアナはもう心ここにあらず。

しかし、ある一言を契機に場は凍り付きます。

食事中に戦争の話をしなくてもいいのに……でも、よく聞くとそれ危険じゃない?

「討伐軍が防戦一方だと聞いたが」とランスロットがガヴェインに話しかけます。

なぜか、セニアナをギョロっとにらみつけるガヴェイン。

セニアナは生きた心地がしません。

ガヴェインはこれがセドリック将軍の策略だということを打ち明けます。

その作戦とは、防戦に追われるフリをして反乱軍を油断させること。

油断したすきに支援部隊で反乱軍を叩くのです。

そのための食糧や武器などの準備は万全です。

しかし、セニアナには気にかかる点がありました。

それは、籠城（ろうじょう）する場所がフィリプテス川を挟んだ地域であるところです。

川は反乱軍のいる場所から討伐軍のいる場所に流れています。

毒をまかれたらどうでしょうか。

飲み水は別の場所に備えてあるため大丈夫そうです。しかし、土壌が汚染されます。これは城の住民たちには死活問題です。

住民が春になり農作業を始めたとき、毒がまかれていたらどうなるでしょうか。

農作業はできなくなります。

住民はそれでは暮らせないので立てこもり中の城からでていかなければなりません。

そうなったら、堅く閉ざしている城門をこっそり開けて出ていくことが考えられます。

反乱軍はそのすきに乗じて城を攻めれば攻め落とすことなど容易いのです。

セニアナのこの演説にランスロットもガヴェインもそして、お爺様も衝撃がおさえられません。

ガヴェインはすぐさまセドリック将軍に手紙をよこします。

扉の奥には

なんとか夕食を無事に済ませることができたセニアナ。

約束どおりにランスロットお兄様からキッチンの鍵を受け取ります。

手に取った鍵はまるで西洋の宮廷ドラマに出てくるような豪勢なもの。

セニアナはすごくワクワクしました。

ランスロットもランスロットでセニアナが作った料理を食べさせて欲しいとお願いします。

セニアナとしてもこれは願ってもない申し出でした。

丁度、フランシフ家の食の好みも把握できるからです。

早速、キッチンの鍵を開けるセニアナとメイドのシトロン。

扉の奥にある光景に二人は驚きを隠せませんでした。