ヌリタス～偽りの花嫁～ネタバレ12話【COMICO漫画】近づいてきた結婚の日取り。ヌリタスに愛を囁き続けるアビオにヌリタスは…

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以前ヌリタスが高熱を出した時に母が伯爵に頭を下げ医者を呼んだように、彼女もまた同じことをしたのです。

伯爵は彼女の望みを叶え、治療を施すことを了承しましたが、それには条件がありました。

ヌリタスがメイリーンとして立派に公爵夫人となること。

その条件を突きつけられたからにはヌリタスの心がどんなに悲鳴をあげようとやり遂げるしかありません。

ヌリタスにとってモルシアーニ公爵との結婚はただの代理ではなく、母の命がかかったものとなってしまいました。

代わりの存在とはいえ婚約者のいる彼女に愛を囁き、その身体に触れているのがその証拠でしょう。

ですがこの家で伯爵の命令は絶対です。

たとえ伯爵の一人息子であろうともその命令を背くこと決してできません。

アビオがいくら嫌がろうが、彼女の結婚は確実に実行されることでしょう。

もし覆されるとしたら残り少ない時間で彼が伯爵以上の権力を持つ必要があるのではないでしょうか。

ヌリタス～偽りの花嫁～12話のネタバレ込みあらすじ

母を助けるために彼女ができること

伯爵邸にモルシアーニ公爵から結納の品がたくさん贈られて来ました。

それを窓から見下ろすヌリタスは先日の傷だらけの母のことを思い出します。

自分では母を助けることができないと悟ったヌリタスは父である伯爵に母を助けるよう願いました。

伯爵はそれを受け入れ、医者を呼びましたが、その代わりに役目を全うするよう要求します。

アビオの愛の囁きとヌリタスの変化

そんなヌリタスのもとに酒に酔ったアビオがやって来ました。

自分ではなくモルシアーニを選んだことをよく思っていない彼はヌリタスに愛を囁きその身体に触れますが、ヌリタスに自分に与えられた役割を改めて告げられ、混乱したアビオは部屋を飛び出します。

アビオに触れられた身体を清めたい一心で入浴するヌリタスは鏡に映った自身の姿を見つめます。

髪色も体つきも豚小屋の世話をしていた頃とは全く違う今の姿。

ヌリタスは何度見ても変わらないその姿を目に焼き付け、触れられた場所を必死に擦り続けるのでした。