二度生きるランカー ネタバレ38話！『ゼウスの鍵』を手に入れた豪。とある場所にやってきました。

二度生きるランカー38話のネタバレ込みあらすじ

エドラの好意に疑問を感じつつも、イブルケの笑う声の方へ意識を向ける豪とエドラ。

改めて、1位のプレイヤーを告げたイブルケ。

その言葉にザワザワとしながら、プレイヤー達は豪を見ています。

そんなプレイヤー達の様子は置き、イブルケは話を続けます。

歴代最高記録の51万ポイント。

その実績に合わせ、見合う報酬をくれると言うのです。

『名誉の殿堂』

各階において、最高点を獲得したプレイヤーのみが、名前を登録できるもの。

ここに名を残す者は、それだけの偉業を成し遂げたということ。

普通のプレイヤーであれば、誰しも喜ぶはずの報酬なのです。

しかし、豪は拒否しました。

そして、イブルケが指を鳴らすと、豪の手元には報酬が与えられていました。

全て良質そうな物でしたが、替えのきくアイテムだったのです。

しかし、1つだけ違う物…、『ゼウスの鍵』

無知な者には、ごみレベルのアイテム。

実際に今まで手にしてきたプレイヤーも、捨てたり失くしたりしていたそうです。

そして後々、正体がわかると後悔するプレイヤーも多かったのです。

それは、この鍵1本ではどうしようもなく、『鍵』を完成させるために、あと11個の材料が必要となるため…。

さらに、その全ての材料がすべてヒドゥンピースなのです。

その事実を知っていた豪は、『ゼウスの鍵』を見てニヤリと笑いました。

そして、オリンポスの宝物庫へ行くと決意しました。

豪への報酬が与え終わると、本当に終了したチュートリアル。

丁寧におじぎをしたイブルケが消えると、メッセージが表示され、足元からは青い光が出てきました。

そこへ、話しかけてきたパント。

アーティファクトなしの勝負をしたいと言うのです。

その姿は、全身がメラメラと燃えていました。

少し引き気味の豪。

両手を上げ降参の意思を表示します。

予想外の態度に、呆然としてしまうパント。

背を向けた豪を引き止めようとします。

しかし豪は、青い光と共に次の場所へと転送されたのでした。

項垂れながら叫ぶパントの声が響いていきました…。

チュートリアルが終わると、塔内では瞬く間に広まる噂。

1位を取ったルーキー。

50万という功績値を残し、エリアGを支配し、全てのアイテムを独占した者。

そして、一角族の兄妹に勝利した者。

そんな1位のルーキーを『独占者』と呼んだのです。

多くのクランが『独占者』を欲しがりました。

しかし、『独占者』についての謎が多く、得られた情報は2つのみ。

仮面をつけ、素顔を見せないこと。

名前すら明かさず、『名誉の殿堂』への登録を拒否したこと。

そうして、謎が明かされないまま、憶測や噂のみが広がっていったのでした。

様々な人で賑わう都市。

その中心には、神の塔『オベリスク』

そこに奴らがいるのです。

駿と繋がっている者…、それは塔の支配者たちでした。

そんな者達にとっては、駿は鼻につく存在だったのです。

そして、力の及ばなかった駿は…。

しかし、今は違うと考える豪。

駿と同じ顔と声で、必ず復讐を遂げることを、改めて決意しました。

ここが豪にとっての本当の始まりとなったのでした。

写真を片手に、街中をキョロキョロと歩く豪。

そこには、駿と共に数人が写っていました。

その写真を手掛かりに、豪はある場所へと向かっていました。

そして着いたのは、外壁や看板などもボロボロになってしまっている1つの建物。

声をかけて中に入った豪。

建物内も崩れそうなほどボロボロでした。

しかし、至る所に置かれた武器の数々。

それらは全て綺麗に手入れされており、上級品が揃っていました。

その中の1つ、血のような錆がついた短剣のようなものを見つけた豪。

龍魔眼で鑑定しても、正しく読み取ることが出来ませんでした。

龍魔眼で読み取ることが出来ない物は、ひどい状態の物か、優れた物か。

しかし豪は、本能的に感じ取っているのか、欲しい、と短剣を手に取りました。

そこへ、扉を開けて入ってきた者が、豪へと声をかけたのです。