奈落の花 ネタバレ80話【漫画】飛び降りるジュリを助けた意外な人物とは？抱きしめるつばさはある事を伝えます。

奈落の花80話のネタバレ込みあらすじ

さようなら世界

夕方から夜になった空。

出ていた月も雲に隠されます。

靴を脱いで柵を越えて歩き出すジュリ。

虚ろな瞳で真っすぐに先を見つめます。

家族の苦しさ、借金の苦しさ、今まで感じていた苦痛の全てから解放される思いを感じるジュリは目を閉じてゆっくりと身を投げるのです。

心の中では翔輝への思いに別れを告げて・・・。

するとジュリの体を後ろから抱きしめる人物が現れました。

翔輝がジュリを抱き上げます。

虚ろに目を開けたジュリは微かに翔輝の顔を見ますが、気を失ってしまうのです。

次に目を開けた時はつばさの声で呼びかけられていました。

次第に意識もはっきりしてきて目を開けると、涙を流すつばさの顔が映ります。

心配する声が大きくジュリの中で響くのです。

ぼうっと見つめるジュリは小さくつばさの名前を呟きました。

意識が戻ったと確認できたつばさは安堵の言葉をもらすとジュリを抱きしめます。

潰えた一縷の望みと

そして身を投げようとした自分を止めてくれたのだろうとつばさに確認をするジュリ。

身に覚えのないつばさは不思議そうに答えました。

翔輝の顔を思い浮かべて気のせいだと思い直すのです。

つばさは改めて動画の件をジュリに問います。

未だ生気のない表情で話しだすジュリ。

ジュリは家族に対してある思いを話すのです。

しかし、その思いもダメだったと震え始めるとスマホの留守電に入れられた父の言葉を伝えます。

そこで伝えられた言葉とは・・・？！

聞いたつばさは何も言えずにジュリを抱きしめました。

そしてジュリに優しくつばさは話すのです。

つばさの言葉に徐々にジュリに感情が戻ってきます。

ゆっくりと涙が溢れてくるとくしゃくしゃな顔になって泣き出しました。

子供のように泣き続けるジュリの姿を見て、これが本当のジュリなのだとつばさは感じます。

守った自分と希望の事実

出会った頃を思い返してある事実にも気づくつばさ。

ジュリのあの態度や口調は全て鎧だったのかと。

つばさはジュリの肩を支えて一緒に丘を降りていきます。

その2人の背中を翔輝が見つめているのにも気づかずに・・・。

2人はそのまま電車に乗り揺られていました。

スマホを見るつばさはSNSの投稿は削除されたことをジュリに伝えます。

お礼を伝えたジュリはそっと目を閉じました。

しかしネット上では永遠に残ってしまう事を知るつばさは、あまりいい顔はできません。

それでもある一つの事実をジュリに教えます。

借金取りの男はジュリの投稿を見つめていて・・・？！