奈落の花 ネタバレ40話【漫画】嵌められたケントの逆転！ジュリの涙にケントは協力を惜しまなかった・・・が？！

逆転される立場

グラスに入れた粉で気を失うケント。

それにニヤリと笑うとジュリは動き出しました。

ゆっくりと行動を起こしていく中で、ジュリはケントに対する本音を語っていきます。

しかし、事態は急展開し逆転されてしまうジュリ。

一体何が起こってしまうのでしょうか？

そしてジュリのさらなる惨劇が始まっていく・・・？！

奈落の花40話のネタバレ込みあらすじ

弱みは握る

グラスを交わした後、ケントとジュリはベッドで横になり話していました。

アイコの事は大切か？とジュリはケントに問いかけます。

もちろんだと答えるケントだが、呼び出した理由の相談とはこの事か？逆に質問するのです。

ジュリは聞いてみたくて・・・と答えながらケントの胸に色気を帯びた手つきで触っていきます。

前にもこうやって誘ったのにお金だけ貸してくれて何もなかったから・・・と上に跨り話しました。

アイコとの結婚を考えているのかと問いかけていくジュリ。

ケントは考えていると答えるも、重くなっていく瞼をついには閉じてしまいます。

結婚はもう少し先になる・・・と薄れゆく意識で答え眠ってしまうのでした。

規則的な寝息をたてるケントを見て、熟睡したと確信するジュリ。

グラスに入れた粉は睡眠導入剤。

過去のギャラ飲みで友達にもらったものだったのです。

酒と一緒に飲ませればすぐに眠らせる事ができるという・・・。

大切にしているアイコを泣かせないためにもジュリとの秘め事・・・隠したいに決まっている。

そう話しながらスマホを取り出し、動画を撮り始めます。

眠るケントを見てニヤリと笑うとゆっくりと服を脱ぎ始めました。

脅迫なんてしたくなかったが、ここに来てお金を貸してくれて手を出さないのは・・・。

何を考えているかわからなくて気持ちが悪い。

そう言ってケントの上に被さるとゆっくりとケントの服を脱がせていきます。

こっちも弱みを握っておかないと・・・呟くように言うジュリに答えます。

動画は証拠に

だから俺のグラスに薬を盛ったのか？

その声にジュリは顔を上げました。

なんとケントは目を覚まして、冷静な眼差しでジュリを見つめています。

驚きと焦りを見せるジュリは、なんで・・・と小さくもらしました。

ケントはシャンパンはトイレで吐いたと、淡々と答えます。

続けて吐き出したものも取っているから警察に行けば薬が証拠になると言うのです。

一瞬怯えたジュリを見極めたケントはすかさず立ち上がり、撮影されていたスマホを奪い取りました。

ジュリへスマホを見せながら、ジュリがケントを強請るための動画が逆に悪事の証拠になったねと語ります。

そしてジュリにどうする？と問いかけ選択肢を与えました。

こんな事をした理由を全て話すか、一緒に警察に行くか・・・と。

どうして・・・と震えながら目から涙がこみあげてくるジュリ。

どうして私ばかり・・・と声を上げて泣きだしました。

私が何したって言うの！！そう泣きながら弱音をもらすジュリに、ケントは上着をかけるのです。

自身にできる事ならするから、全て話してみろとジュリの肩に手を置いて説得しました。

泣き続けるジュリは話すことを決意します。

逆転した立場

一連を話し終えたジュリ。

まとめるようにケントは出来事を抜粋して呟きました。

警察に行くのを勧めたいが、それをすれば闇金は他の債務者への見せしめにジュリの動画を確実に拡散するだろうことを言います。

警察に足のつかない方法はいくらでもあると続ける言葉にジュリは恐怖を覚えました。

借金の肩代わりはできないが、働き口なら仕事の卸先で紹介できる店があると思うと提案します。

ほんとか・・・驚くジュリ。

ケントは財布からさつを取り出し、3日後までに必要な金額25万とこの間のお金はジュリがトラブルを全部解決して返せるようになってからでいい。

と、差し出しました。

ケントの厚意に涙を流して受け取るジュリ。

脅迫しようとした相手にこんな事まで・・・と泣きながらありがとうと感謝します。

そして何度もごめんなさいと謝るのでした。

きっと返すから・・・！と誓うように呟いて・・・。

翌朝、ジュリは早速ケントから紹介された店に連絡を入れていました。

メモ紙には会員制クラブ　GOKU　の字があります。

それは以前、才川から渡された名刺に書かれた店の名前と連絡先が一致していた事にジュリは気づきません。

ゴミ箱に捨てていたために気づくこともできないのです。

うれしそうに明日からよろしくお願いします！と採用を喜ぶジュリ。

捨てたはずの危険が、偶然なのかケントが繋いでしまった事すら知らないで・・・。