奈落の花 ネタバレ102話【漫画】ジュリの必死な問いかけに俯く海。そして語ったジュリの未来とは？

ジュリの気持ちとこれからの未来に戸惑う海

今にも火を放つ勢いの海の前にジュリが出て呼びかけます。

そしてジュリはずっと思っていた事を海に伝えるのです。

たくさんのどん底な経験をしたジュリが未来を語ります。

戸惑う海はジュリが語った事に戸惑いつつも、自身の思いを吐き出しました。

それでもジュリは海に対して優しく問いかけるのです。

ジュリは一体何を伝えたのでしょうか？

海の戸惑う反応の中にジュリに対しての気持ちが垣間見えるのにも注目です。

奈落の花102話のネタバレ込みあらすじ

ジュリが吐露した気持ちとは

思い描いていたバッドエンドにならず、仲良しこよしで終わる4人に対して許さないと言って火を落とす寸前の海。

それを止めるようにジュリが声をかけます。

海の前に進み出てくるのを見て、海は近づくなと脅しました。

それに動揺も怯えも見せることなく、ジュリは話しだします。

あの崖の上での時には自身はもうこの世にいなくなっていた事、海が救ってくれなければこの場にいる事すらできなかったと。

その言葉に海は驚いた顔を見せます。

ジュリの目からはたくさんの涙があふれ落ちました。

顔を覆いながら会いたかったと伝えるのです。

思わず驚いた顔で見つめる海にジュリは微笑みを見せました。

そしてこのシェアハウスに来てから気づいたことを言います。

他人と比べる事、他人を羨む事、他人を蹴落とす事、そんな事しても幸せは来ないのだと。

当たり前の事に気づくのに、アイコもつばさも時間がたくさんかかったと笑いました。

呟くようにジュリの名前を呼ぶ海。

信じる気持ちは嘘じゃない

ジュリは改めて顔を上げ、海を見つめるのです。

自分に復讐するために一緒にいただけだと思うけど、ジュリ自身にとっては海といる間は初めて居場所ができた気がしたと伝えます。

病院での海の言葉の意味がずっと引っ掛かっていたが、ようやくわかったと続けました。

あの時の海の言葉は今でも本当だと信じていると。

何があってもジュリといた時間の自分に嘘はないと言っていた海を思い出しながら・・・。

想ってくれていた気持ちは嘘ではないと信じている。

そう言って優しい顔のジュリに呆気にとられる海。

しかし、咄嗟に強く否定するのです。

嘘に決まっている！！

そして、つばさもジュリも母親を追い詰めた敵だと言って拒絶します。

不幸になればいいと言う海の言葉をジュリは遮りました。

涙を流しながらなぜ自身を崖から助けたのか問いかけます。

必死にその答えを探していたかのような顔を見せるジュリの目からは涙が止まりません。

言葉に詰まる海は言い訳が思いつかないのか、苦虫を嚙み潰したような顔で俯きました。

ジュリは海へと手を差し伸べて言います。

助けてもらった命、今度は自分が海を引き上げるのだと強い意志を持った瞳で海を見つめるのです。

一瞬怯むような、揺さぶられた顔を見せる海は、隠すように思わずジュリから顔を背けました。

そして小さく無理だと言います。

ジュリの動画は世間に晒され、希望を抱いても母親のようになってしまうと弱音を吐くのです。

海は母親の最後の言葉を思い出して、どん底に落ちると不安を漏らしました。

微笑むジュリは言葉を返します。

事務所も辞めてシェアハウスも出たら何もない事、しかし、1つだけやりたい事を見つけたと。

一緒に・・・。

ジュリは海を見つめたまま、浅羽の海に行き柏木麻衣子がやっていた事を引き継ぐつもりだと言いました。

その言葉に驚く海。

そこで麻衣子の看病も考えていると続けます。

顔を上げてジュリを見る海。そして同じようにアイコとつばさもジュリの言葉に、意外だったのか驚きました。

今後の居住地や働き口も見つかるかもまだわからないけど捨てかけた命。

だからなんでもできる気がすると笑顔で言います。

ジュリの名前を呼ぶ海に笑顔のままジュリは続けました。

一緒に来ないかと。