皇帝エンディングでいきます ネタバレ92話【漫画】リノを助けるため軍を動かすエドワード！リノもまた逃げ出すために行動を起こす！

エドワードは兵士たちに向かって、皇太子に逆らってでもリノを見つけ出すことを堂々と宣言しました。

一方リノもさらわれたままではいられません。カインとマルコの目をかいくぐり、逃げる算段を立て始めます。

果たして二人は無事に再会することができるのでしょうか・・・？

「皇帝エンディングでいきます」92話のネタバレ込みあらすじ

リノへの恋心を選び、主であるエドワードを裏切ったカインは、かつてエドワードと交わした会話を思い出します。

文学上では、主ではなく恋心を選んだ騎士は例外なく滅んでいることから、自分は絶対に恋を選ばないと言うカインに、エドワードはとある騎士の言葉を借りて、「恋に落ちた男がどうなるかは誰にもわからないのではないか」と告げます。

そんなエドワードにカインは、自分は絶対に主より恋愛ごっこをとるようなことはしないと言いますが、エドワードはあまり信じていないように見えました。

そしてカインは、リノと出会ってからのことを思い返します。いつだってリノはエドワードを頼りにしていましたが、エドワードがリノを守ろうとしてはいなかったではないか、とカインは思っていました。

カインの涙、リノの考え

考えにふけるカインに、先ほど怒って立ち去って行ったリノが突然話かけます。

驚くカインの目には、涙があるように見えました。

困惑するリノに、目元をぬぐったカインはどうかしたかと尋ねます。

そこにはリノ以外に、助けた町の住人たちがいました。

住人たちはリノと料理をつくることを希望し、おいしいものをつくるので許してほしいとカインにお願いをします。

住人たちに押しかけられ戸惑うカインでしたが、久しぶりに自分の手でつくった、信用のおける料理をたべたいと暗い顔で告げるリノに、思わず言葉を失うのでした。

リノを救うため動き出すエドワード

一方その頃、リノをさらわれ従者にも裏切られたエドワードは、自身の力によってリノの奪還に反発する兵士たちをなぎ倒していました。

エドワードは兵士たちの前で、もともとの行く先を変え、行方不明となった皇太子を探すこと、そして皇太子が追いかけているリノを取り戻すことを宣言します。

今後自分への不満は一切容赦せずに処分すると告げたエドワードに、兵士たちは勢いよく返事をしました。

そこで突然女性の悲鳴が響き渡ります。エドワードが確認すると、そこには馬を興奮させてしまい困惑しているディアートの姿がありました。

貴族の令嬢であるディアートがこの状況でなぜ帰らないのかと尋ねるエドワードに、ディアートはリノが心配で帰れるわけがないと告げます。

そこでエドワードは、リノは自分の恋人だと知っているにも関わらず横恋慕は困ると告げ、リノが心配だと詰め寄るディアートを冷静な態度で諭し始めました。

貴族の令嬢とはいえ、ディアートは女性であり男社会の軍では、はっきり言ってお荷物にしかならないと言うエドワードに、ディアートは返す言葉がなくなりしぶしぶその場を後にします。

リノのそばにいれば何かしらができると考えていた為、途方に暮れてしまったディアートは、前を見ずにいたため誰かにぶつかってしまいました。

顔を上げたディアートはその人物に見覚えがあり、思わず目を見開いたのです。

天才科学者、逃げ出すための算段は？

場面はリノたちに戻ります。

町を出発したリノとカイン、そしてマルコの三人は、大量の荷物を抱えながら馬を進めます。

マルコが荷物に対してこれはなにかと尋ねると、リノは町の人からもらった調味料や香辛料だと答えます。

食べ物はおいしく食べなきゃと言うリノですが、あきらかに量が多い油や香辛料にマルコは本当に大丈夫かとカインに尋ねました。

その問いに対して、リノと町の住人との会話を見守っていたカインは、危険なものはなかったはずと、頷いて答えます。

その様子に、カインの前に座って大人しくしていたリノは、ニヤリと笑ったのです。