皇帝エンディングでいきます ネタバレ0話～4話【漫画】天才科学者マリナが自分の小説の中に閉じ込められる？！

自分が好きな世界観とキャラクターを設定して仮想現実で楽しむことができるVR機器、「仮想現実世界創造機」(VRWMM)。

それを作り上げた天才科学者マリナは、自分が3年間かけて書き進めてきた小説「ラスナロク」の世界を体験することにします。

無事に自分の小説の中に入ることができたマリナですが、不都合な設定があったため、ゲームからログアウトしようとしますが、なぜかゲームを終了することができなくなってしまいました。

ゲームを終了することができず、自分が自作小説の中に閉じ込められたことに気が付いたマリナは、すぐに出るための方法を考えます。

混乱しながらも現実世界に戻るために「生き延びる」ことを決意したマリナは、この世界の主人公であるエドワードに出会うため、次々と行動を起こしていきます。

マリナは無事に主人公と出会うことはできるのでしょうか。そして元の世界に帰れるのでしょうか・・・？

「皇帝エンディングでいきます」0話～4話のネタバレ込みあらすじ

本作の主人公であるマリナは、利用者が自分で直接設定した世界観とキャラクターを、仮想現実で楽しむことのできるVR機器「仮想現実世界創造機」(通称VRWMM)の開発チームチーフを務める、天才科学者です。

VRWMMの第一人者で開発チームのチーフであるマリナは、機器の完成を心から喜んでいました。

10代の頃から自分の考えた世界を実現したいと思っていたマリナは、妄想を膨らませてはこっそりと小説を書く日々を送っていました。

そしてついに、その夢を叶えるVR機器と3年で書き上げた小説「ラスナロク」を完成させ、実際に小説を体験する日がやってきたからです。

簡易な設定を行った後にマリナの目の前に飛び込んできたのは、自分のものではない手のひらと青い空。

立ち上がって周囲を見渡せば、川のせせらぎや草木のにおいを感じることができます。

川を覗き込めば、容姿はまったく現実の自分とは似ていない美少女で、マリナは機器のキャラークリエイトがうまくいっていることを満足そうに見つめています。

そして、マリナは無事に小説の世界に入ることができたことを確信し、大成功を喜びました。

しかし、この時のマリナはまだ自身が置かれている危険な状況に気づいていないのでした・・・。

ゲームが終了できない？！

無事に小説の中に入ることができたマリナでしたが、なんとすぐに鞭を持った男に捕まってしまいます。

慌てるマリナでしたが、おそらくゲームを始めるときの設定に誤りがあり、自身が奴隷の身分として扱われていることに気がつきました。

そこで、世界観を手軽に楽しむためゲームを終了しやり直そうとしましたが、なぜか終了ボタンを押しても反応しません。

何度もボタンを押して試した後、マリナは「自分が小説の中に閉じ込められた」ことに気が付くのでした。

どうやったら現実に戻れるの？

他の奴隷たちと同じように、汚い環境で檻に捕らえられたマリナは、どうやったら現実に戻れるのかを考えます。

なぜならここは中世ヨーロッパが舞台の世界で、奴隷たちには十分の食料はなく、狭く冷たい牢屋に押し込めれるだけの生活が待っているのです。

そのなひどい環境で、万が一ゲームの中で死んでしまったら、現実の自分がどうなるかは、天才科学者でもわかりませんでした。

しかし現実の自分は昏睡状態なので、出社しなければ誰かがみつけてくれるだろうと思い、深刻にとらえずとにかくこの世界で「生き残る」ことを目標にします。

そのためにはマリナにはどうしても会わなければならない人物がいました。

それはこの小説の主人公であるエドワード・アレン・ディハスです。

マリナが書いた原作では、日ごろからエドワードを疎んでいた皇帝が、彼が冒険中に領民を虐殺するため、それを避けることが必要だったのです。

マリナが生き延びる道

マリナは生き延びるために、エドワードの冒険をとめなくてはいけません。

ですが、この世界では普通に領主へ話しかける難しい・・・。

そこでマリナは小説内のシナリオや知識とゲームの設置を生かして、まずなかなか消えない火薬で捕らえられていた奴隷商の屋敷を燃やして、奴隷の書類をすべて消しました。

そしてこの混乱のなかで、女性よりも男性の方が生存率が高いと判断し、男装をして名前を「リノ」と偽り、火事の調査を任されていると盗み見した、技術人・ラビに弟子入りを申し出るのです。