デイジー～公爵の婚約者になる方法～ネタバレ39話！ラルのデザインの源は刺繍の名人だった母や姉、母の故郷の風景・・・

なかなか良いデザインが出てこないラルに、デイジーは、ラルのデザインの源であるラルの生い立ちや家族について聞きます。

刺繍の名人だったラルの母親やその故郷のこと、亡くなった姉のことなどを聞いたデイジーは、私をラルの姉だと思ってドレスを作って欲しいと頼むのでした。

デイジー～公爵の婚約者になる方法～39話のネタバレ込みあらすじ

マダムシフォンに騙されていたことを知ったラル

ラルに、マダムシフォンのあくどい洋服店経営手法と、ラルを店に縛り付けるために、悪い噂を流して転職できないようにし、ムチを使って虐待して働かせていた事実を告げたデイジー。

マダムシフォンの真実を知ったラルは怒り、デイジーに、デザイン画のスケッチブックはもう1冊ある、と話します。

洋服店の面接を受ける時、マダムシフォンにそのデザインを見せたところ、病気の母にお金が必要で気の毒だから、デザインの才能はないけど買ってあげる、と安い値段で買われてしまったのでした。

マダムシフォンは、今も、そのラルのスケッチブックののデザインと刺繍の図案を使っているのです。

デイジーが試着したウエディングドレスの刺繍もラルの図案でした。

ラルはマダムシフォンに騙されて、自分には才能がないとスランプになってしまい、実験的なデザインに挑戦したせいで、変なデザインばかり描くことになってしまいました。

ラルは、才能がないから王道の勉強はせずに、実験的なものを描くように、マダムシフォンに言われていたのです。

マダムシフォンは、ラルが他の店に転職できないように、ラルのデザイナーの才能をつぶそうと、操っていたのでした。

ラルは、デイジーの披露宴のドレスを作ることに打ち込むことを宣言します。

ラルのデザインのインスピレーションの源は？

デイジーは、毎日のようにラルの作業室へ行き、ラルを励ましました。

しかし、なかなか良いデザインが出てきません。

身分の高い貴族がどんなドレスを好むのか良くわからない、と落ち込むラル。

デイジーは、今の人生のラル、まだ少年のラルには、本来のデザイナーの才能を目覚めさせることができないのかも、と不安になります。

その時、テーブルの置かれた、バラの花をモチーフにしたデザイン画を見つけました。

素敵な模様だと感心するデイジー。

デイジーは、ラルに、刺繍は誰に教わったのかと聞きました。

ラルは、刺繍は母に教わった、母は優しくて素敵な人で自分をとても可愛がってくれた、と話します。

自分は、地方のスラム街で育ち、父親は行商人で家にほとんどいなかった、生まれ育った街は色がなく暗い世界だったと話すラル。

母親の一族は、刺繍がうまく、赤い布の上の華やかな刺繍に子どもながら感動した、と話します。

幼い頃、母を助けたくてこっそり自分が刺繍してみたところ、刺繍はうまくできたけれど、図案が違ってしまって縫い賃をもらえなかったことがあった、と話すラル。

母は自分を叱らず、才能があると刺繍を教えてくれた、自分は母の故郷の話を聞くのが好きだった。

赤と青の服の女性、広大な金色の草原、夕焼け、服の上には様々な図案の刺繍・・・。

デイジーは、母親と姉、母親の故郷がラルのデザインの源となっている、と微笑みながら聞いています。

自分の家は貧しくて、母と姉はいつも繕った服を着ていた、姉が結婚する時に着る服がなかったので、自分がウエディングドレスを作ってあげようと決めていたけれど、姉は熱病で亡くなったと話すラル。

デイジ－は、ラルに、自分をお姉さんだと思ってドレスを作って欲しい、と頼みます。

デイジーを、スラムの女性として考えることはできない、というラルに、デイジーは、お姉さんの代わりでなくてもいいから、ありのままの自分に似合う服を作って欲しい、どんな服でも喜んで着て堂々と歩くと約束するのでした。

ラルの下に通い詰めるデイジーの前にやってきたエッセル侯爵

上機嫌でラルの下から帰宅するデイジー、そこへエッセル侯爵が現れます。