後ハッピーマニア ネタバレ5話！詩織はファーマシー。タカハシ惚れるのもやむなし。でも火傷はいやよ。

 

スマホで旦那の失態を激写するカヨコ。

浮気相手に拒絶されるタカハシ。

 

その動画を友人宅でテレビに転送してみんなで楽しむカヨコ。

そんな性格だから離婚を申し込まれるのである。

 

ところが世の中にはドMな男というのもたくさんいるわけだから、それでもいいのかもしれない。

 

男女の数だけ愛の形は様々。

他人のことにはとやかく言わないほうが良いのである。

 

タカハシからすると妻のカヨコとは正反対のタイプ。

「くぅぅぅぅ、たまんねえええええ」

 

タカハシはここ数年で一番燃え上がっている。

オスとしてのDNAが空まで届くほどの火柱を噴き上げる。

 

雲の上のお釈迦さまもケツを焦がされるレベル。

 

そんなある日。

お昼休憩時、外のベンチでお弁当を食べていた詩織。

 

すると目の前には！

かつて詩織を恐怖のどん底へ突き落したxxxxストーカーが！！

 

感情失禁&嘔吐する詩織。

ストーカー野郎は詩織の腕をつかんで連れて行こうとする。

 

詩織のピンチ！

これは精神的リンチ！

 

このストーカーの住まいは団地！

リカの彼氏はカンチ！

 

するとそこへヒーローのごとく登場するタカハシ。

超絶倫人タカハシマン。

 

タカハシマンのタックル！

ストーカー野郎に5ポイントのダメージ。

 

ストーカー野郎のこうげき！

スマッシュヒット！

 

タカハシは再起不能（リタイア）となった。

 

通りがかりの人が通報してポリスが到着。

拘束されるストーカー野郎。

 

タカハシはろっ骨骨折の重傷。

即入院するはめに。

 

連絡を受けて病院へ急行するカヨコ。

やはりわたしたちは夫婦なんだ、これは絆ゆえの行動に違いない。

 

そう思っていたのに。

病室でふたりっきりのタカハシと詩織を見て急激に冷めるカヨコ。

 

「あとは君たちだけでよろしく(メカドック）」

 

そう言い残して病室をあとにするカヨコ。

あっけにとられる詩織。

 

内心、ほくそえむタカハシ。

やはりタカハシがすべて悪い。

 

すべての元凶はタカハシである。

タカハシは悪質である。

 

タカハシはもっと社会的にも制裁を受けるべきである。

 

（わたしはただ、もっと愛されていたかった・・・）

泣きながら町を疾走するカヨコ。

 

涙の数だけ強くなれるよ。

アスファルトに咲く花のように。

病室のタカハシは都合のいいことを考えるが、詩織は・・・・

もうカヨコは離婚を受け入れてくれるだろう。

カネもあるから慰謝料もなんとかなる。

 

そして俺は詩織ちゃんと晴れて正式に付き合うことができるってわけだ・・・。

 

タカハシはムシのいいことを考えていた。

しかし、詩織はそれですんなりタカハシと付き合うというわけにはいかなかった。

 

ある意味、じぶんのせいで妻であるカヨコが傷ついているのだ。

一組の夫婦の関係を終わらせるのだ。

 

自分にそのような重責を背負わされるなんて。

恋愛はしたい。

 

ずっと素敵な恋に憧れていた。

しかし、これではあまりにも。

 

あまりにもヘヴィー。

そしてダーティー。

 

どうしてなの、神様。

「詩織ちゃん、頼む。もう俺と一緒になってくれ」

 

「なんでそこまで話が飛躍するんですか」

「しかしだね・・・」

 

なんだかタカハシという男が、とても哀れな中年男に思えた。

百年の恋も冷めそう。

 

（このままではやばい・・・。俺はすべてを失うだけになってしまう）

タカハシは焦った。

 

しかし、絶対安静の身体ではなすすべがなかった。

特にやることも無かったので一日中ヴァンヘイレンを聴いてすごした。

 

音楽をサブスクリプションで聴くというのは初めてだった。

タカハシは満足した。

詩織は控えめで知的。そして的確。

詩織の心は揺れ動いた。

このままタカハシと付き合って幸せになっても、それはカヨコの不幸の上に成り立っていることになる。

 

そんな幸福を心から楽しんで受け入れることができるであろうか。

詩織は本当に心の美しい女性であった。

 

才色兼備。

そして知性に満ち溢れていた。

 

なにしろ愛読書はゲーテなのだ。

タカハシが惚れるのも無理なかった。

 

しかし、タカハシにはカヨコの呪いが一生ついてまわる。

そこから逃れることはできないのだ。

スリーアウト、チェンジ！

審判の声が青い空に響き渡った。

タカハシは天を仰いだ。

 

（もはや、これまでか・・・）

 

詩織が付き合ってくれなかったら、カヨコと離婚して骨折までした俺は何なんだ！？

 

もしかしたら、これが天罰というものなのだろうか・・・。

タカハシは病室のベッドの上でとめどなく考えていた。

 

 

 

こんな男に付きまとわれるなんて、本当に恐怖ですわ。

いやあ、怖かったですね。

 

xxxxほど怖いものはないっすね・・・。

さて、カヨコはタカハシと詩織が二人で病室でいる場面に出くわして、そのまま出て行ってしまいました。

 

もうこれで本当にタカハシとは終わりにするつもりなのでしょうか？

そして詩織はタカハシとやっていくのでしょうか？

 

次回以降の展開が気になります。

みなさんはいかがだったでしょうか？

 

次回もお見逃しなく。

お楽しみに♪