ネタバレ14話｜悪女はマリオネットあらすじ＆感想｜漫画｜眠ったカエナを案じてレイジェフは剣を抜きさらには皇帝がやって来ます。目を開けたカエナは笑うのです。

アレルギーであるアーモンドクッキーを口にしたカエナ。

全てはカエナの企て。

そのために侍女・リディアはレイジェフによって詰問されます。

一触即発のレイジェフでしたが、皇帝の姿を見て跪くのです。

果たして皇帝の言葉とは一体？

そしてレイジェフに下った命令とは・・・？！

悪女はマリオネット14話のネタバレ込みあらすじ

真実を知る者と皇子

妖しく笑うカエナは、あなたならできるわね？とベラに言いました。

あなたはレイジェフにクッキーを渡しに行くの。

その間に用意されたお菓子にアーモンドが入ってるって知らなかった。

侍女たちを疑わないでお菓子を食べた私は1人で倒れて、見つけたアニーが医者とお父様に知らせる・・・。

もちろんレイジェフにも・・。

言われたとおりにレイジェフの元へお菓子を運んだベラ。

カエナが話したようにアニーが慌ただしくやってきたのです。

私が大事にしているベラは、この事件の顛末を一切知らなかった。

カエナは最後にそう言っていたのでした。

事が落ち着いたのか、医者が眠るカエナの脈を計ります。

侍女たちが基本的な確認も怠るとは・・・と呆れたように呟きました。

ため息をついて、摂取量が微量だったのですぐによくなると思います。

アレルギーには細心の注意を払うよう、一歩間違えれば大変なことになりますからと話すのです。

駆けつけたであろうレイジェフは席を外せと命じました。

眠る姉のカエナを見下ろします。

少しの間見つめると、皇女が口にするものを事前にチェックしないとは・・・と後ろに振り返り歩み寄っていきました。

靴音を響かせながら、百歩譲って用意したものにナッツが混ざる事はありえるとしよう。

しかしなぜお姉様は1人で倒れていた？と怯える侍女たちに質問します。

なぜ誰も返事をしない？聞こえないのか？

と優しく聞くのです。

暴君の前に現れた皇帝

どうして皇女の寝室に誰もいなかったのか聞いているんだ。

レイジェフはにやっと笑ってまだ続けます。

前にも似たような事件があったな、ナッツアレルギーを利用した殺人事件・・・亡くなったのは

皇后陛下だったよなぁ！

別人と化したレイジェフは腰に差していた剣を抜くのです。

途端に悲鳴を上げる侍女たちは、命だけは！と許しを請い始めました。

1人の侍女はリディア・ベンゼマンが、最近皇女殿下がおかしいと・・・献上品を調べろと言ったのだと言います。

それがなければ長く席を外さず済んだのに！従わなければ痛い目に遭うと脅迫までされました！と大声で話すとリディアを指さしました。

何ですって？！とリディアは言葉を詰まらせます。

ベンゼマンという名前だけ見てごますってたくせに！ここで罪を被るわけにはいかないと考えたのです。

でたらめです！と負けじと声を張り上げるリディア。

私を陥れようとしているのです、あんな者たちの言葉を信じないでください殿下！

陰謀です！殿下の力を弱めたいスパイたちによる・・・

リディアに近づくレイジェフは遮ります。

スパイ？スパイはお前のようだが？

サッとリディアに剣を向けるレイジェフ。

ガタガタと震えながら違います！信じてください、全ては皇子殿下のため・・・と小さく話すリディアにレイジェフは冷たく言いました。

身の程を知れと言わなかったか？低俗な奴らがよくも皇族に・・・。

レイジェフが言い終わらない内に部屋の扉が開く音がします。

代わりにそこに現れた人物を知らせる声がするのです。

皇帝陛下のお出ましだ！

先ほどとは違うざわつきを見せる集まった人々。

レイジェフはちらっと皇帝を見ると剣をその場に手放し、皇帝陛下に拝謁しますと跪きました。

目の前で放られた剣を見た皇帝陛下はため息をついて情けないと呟きます。

皇帝の沈黙と屈辱の命令

その言葉にビクリと反応するレイジェフ。

皇帝はルーデン侍従長呼ぶと、ここにいる侍女全員に鞭を打って宮殿から追放し首都の出入りを禁止しなさい。

と命令します。そしてベラに対してちゃんと世話をしているようなので褒美を与えるよう言いました。

そして当分の間は君が皇女宮を管理しなさいと伝えます。

精一杯努力しますと頭を下げるベラ。

侍女は自身が選抜するので待つように。話し終えた皇帝に侍従長は承知いたしました。と返事をしました。

皇帝はちらっと眠るカエナを見ます。

気の巡りが悪いのだろうかと考え、カエナに立て続けに悪い事が起きている事を思い返すのです。

毒薬事件から始まり火傷、アレルギー症状で倒れるとは・・・。

カエナが自力で危機を乗り越えていたから見逃していたが、皇女に毒を飲ませた張本人は・・・とレイジェフを見ます。

そして自身の沈黙を無知ゆえのものだと思ってもらうのは困ると言葉を発しました。

レイジェフ、お前には自身の過ちを悔い改めるまで皇子宮で無期限謹慎を命じる。

固く拳を握ると、皇帝陛下の仰せのままに・・・と歯切れ悪くも答えるのです。

皇帝はそのまま全員に皇女も休む必要があるため出て行くよう命令します。

ベラにはカエナの看病を指示し、自身も部屋を後にしました。

全員が出て行った後に部屋のカーテンを閉め切るベラ。

そーっと外の様子を見たベラは振り返って言います。

殿下、もう行きました。と。

目を開けてカエナは笑顔で言うのでした。

よくやったわ。