アデライド ネタバレ51話｜ピッコマ漫画｜聖女の義務がルイには耐えられず…！？

奉仕活動の強要

聖女の地位を罷免されるわけにはいかないので、ルイは渋々保育園に行きます。

しかし薄汚れた子どもたちと過ごす時間が、ルイには耐えられないものでした。

ルイは早々に保育園を飛び出してマティアスに会いに行きます。

神殿に圧力をかけてもらおうと考えますが…？

アデライド51話のネタバレ込みあらすじ

奉仕活動を途中で放り投げる聖女

保育園に訪れたルイを見て、聖女様だ！と子どもたちは目を輝かせて駆け寄りました。

挨拶しながらルイのもとに駆け寄り、ルイは顔を引きつらせます。

汚いガキどもだと内心舌打ちをしていました。

ルイは保育園の中を見渡し、神殿で管理している施設のわりにはめちゃくちゃだと考えます。

ぐいっとドレスの裾を引っ張られ、ルイは驚いて足元を見下ろしました。

幼い少女が、ルイのドレスが可愛いと目を輝かせてドレスの裾を握っていたのです。

ルイはカチンと来て青ざめました。

汚い手で触るなと叫んで少女を突き飛ばします。

少女が尻もちをついて呆然とルイを見上げている横で、ルイは何度もドレスをはたきました。

もう無理、耐えられないと呟くと、大声でアンナを呼びつけて帰ると告げます。

来てやっただけで満足しろと思ったのでした。

こんなものが聖女の義務だなんてふざけるなと思いながら、勢いよく馬車に戻ります。

やってられるかと荒々しく馬車に乗り、ルイは深いため息をつきました。

聖女の義務を放棄する方法はないだろうかと考えます。

そこでルイはハッとして声をあげました。

マティアスの存在を思い出したのです。

彼を使って神殿に圧力をかければいいのだとルイは考えました。

そう思い立つと、ルイはペーターに今すぐアンドレア侯爵邸に向かうよう指示します。

程なくして侯爵邸につき、マティアスがルイを出迎えました。

部屋の中で向き合って座り、まさか聖女様が訪ねてきてくれるとは思わなかったと微笑みながら、何か問題でもあったのかとマティアスが尋ねます。

問題ありすぎだとルイは答えてため息をつきました。

ルイとマティアスの密談

神殿と大司教がまったく協力的ではないし、公爵夫人になるまで奉仕活動をしなきゃいけないなんて我慢できないと訴えたのでした。

なるほど…とマティアスが微笑みます。

奉仕活動は元々聖女の義務ではあるが、それを強要されるということは神殿に弱みでも握られたのではないかとマティアスは笑顔で問いかけました。

ルイはギクッとしながらもひとまず否定します。

マティアスが本当に信用できるかどうかまだ分からないので、契約書の話はしないほうが良さそうだと判断したのでした。

ルイは前から気になっていたことだと話を切り出し、自分が公爵夫人になることで何か利点があるのかとマティアスに尋ねます。

マティアスはお茶を口元に運びながらニヤッと笑いました。

利点というよりも力関係を均等にしたいのだと答えます。

今は皇帝派の勢力が強すぎて帝国が発展できない状態で、神殿と皇室の関係もずいぶん悪化したとマティアスは語りました。

神殿所属の聖女が皇帝派の頂点に立つエリアス公爵と結ばれれば、皇室と公爵の間に距離が生じるはずです。

そうなれば派閥間の力関係は均等になるだろうというマティアスの話をルイは黙って聞いていました。

皇帝との間に距離ができてもエリアス公爵は帝国一位だから、結婚してからも何不自由なく暮らせるとマティアスは太鼓判を押すように付け加えます。

政治的ないざこざに自分を利用したいということかとルイは解釈しました。

どこの世界も同じだと呆れつつ、私に害がなければそれでいいと答えます。

問題は神殿の態度と公爵の婚約者だとルイは伝えました。

あの女を早く消すために毒まで用意したのに使う隙がないとルイは訴えます。

それを聞いたマティアスはニヤリと笑い…！？

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