捨てられた皇妃 ネタバレ92話！イット王女が怒鳴る！ルア王女の裏の顔とは？

イット王女をたしなめるルア王女

イット王女が一人になった時を見計らって登場したのはルア王女でした。

当然イット王女はルア王女に反発します。

ルア王女の目的とはいったいなんでしょうか？

捨てられた皇妃92話のネタバレ込みあらすじ

屈辱に震えるイット王女の前に現れたのは…

アリスティアと話したあと、ルブリスは足早に立ち去りました。

ディマルク卿が気遣わしげに目礼してルブリスの後を追っていきます。

力が抜けたアリスティアはソファーに座り込みました。

いつも冷酷で感情的になったことなんてない彼がどうして？とアリスティアは自問します。

ただ、正直なところ、アリスティアは少しスカッとしていたのでした。

ルブリス以外の人間にはできない懲らしめ方だったからです。

皇宮の廊下ではイット王女が怒りと屈辱のあまりブツブツと独り言を呟いていました。

どうしてこの私がこんな目に遭わなければならないのだと、一人で不満を爆発させています。

アリスティアとの勝負に勝った褒美としてルブリスからもらった靴を、大勢の前で壊してしまったのです。

イット王女のために作られたサイズではないことも明らかだったので、恥晒しも良いところでした。

毒づくイット王女に、人のものを欲しがるからだと返事をした人間がいました。

廊下の角から姿を現したのはルア王女です。

一国の王女なのだからもう少し冷静な判断をした方がいいのではないかと笑顔を浮かべてやんわりと諌めました。

偉そうなことをと呟き、イット王女はルア王女を睨みつけます。

あなたの裏の顔を私が知らないとでも思っているのかとルア王女を恫喝しました。

自分たちの中で誰よりもルア王女が一番皇太子と会っているくせにとルア王女に向かって喚きます。

ルア王女は動じることなく、穏やかな笑みを浮かべたままでした。

手に入れたいもののために努力するのは当然だと答え、何か不満でもあるのかと聞き返します。

あなたの説教なんてごめんだとイット王女は怒鳴り、少なくとも自分はあなたのように表裏はないのだと主張しました。

ルア王女に背を向けて立ち去ります。

ここで諦めるわけにはいかないとイット王女は呟きました。

必ず帝国の次期皇妃、いや次期皇后になってみせるのだと自分に言い聞かせています。

ルブリスに会えないアリスティア

翌日の昼、騎士としてカルセインと皇宮を歩いていたアリスティアは、ディマルク卿を見つけて呼び止めました。

今晩の宴会の前にルブリスに少し会いたいのだが何時頃なら都合が良いだろうかと尋ねます。

ディマルク卿は困った表情で目を泳がせました。

アリスティアが不思議に思っているとディマルク卿は、今日は難しいと断ったのです。

政務の処理で急を要することなのだと説明しました。

さらに、ルブリスは今晩の宴会には参席しないとアリスティアに伝えます。

アリスティアは初耳でした。

ディマルク卿は、アリスティアも疲れていたら今日は帰って休んでほしいと話します。

そして大量の書類を抱え直し、挨拶するとすぐに走り去ってしまいました。

カルセインはアリスティアにどうするんだと尋ねます。

今日はこのまま勤務するのかと聞くカルセインに、あとで少しだけ顔を出そうと思うとアリスティアは力なく答えました。

カルセインは建国祭中にも仕事があるんだな～と他人事のように呟いています。

その声を聞きながら、アリスティアは昨晩のルブリスとの会話を思い返していました。

自分が軽率すぎたかもしれないと考えていたのです。

ルブリスがイット王国との関係を考えていないわけがないのに、叱るようなことを言ってしまいました。

その頃ルブリスの執務室では大量の書類をさばくルブリスとディマルク卿の姿がありました。

ルブリスは何を考えているのでしょうか…？

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