捨てられた皇妃 ネタバレ90話！貴族派の密談

アレンディスの裏切り？

廊下にいるアリスティアからは見えませんが、室内の貴族派の中に立っているのはアレンディスです。

ゼナ公爵はアレンディスを高く買っていました。

アレンディスが貴族派についてことをアリスティアが知ったらどう思うのでしょうか。

捨てられた皇妃90話のネタバレ込みあらすじ

皇宮内でまさかの貴族派の密談

ドアの前で聞き耳を立てていたアリスティアは驚きました。

文書を持ち出すという言葉が聞こえたのです。

君のような秀才がこちら側に来てくれるとは心強いという、満足そうなゼナ公爵の声も聞こえました。

皇帝派の中に貴族派の回し者がいるのだと悟り、どうにかしてその正体を突き止めようとします。

しかし、もう少しで顔が見えそうだと思いそっとドアを開けようとしたのですが、ドアの蝶番が乾いた音を立ててしまいました。

当然中にいる貴族派たちは過敏に反応します。

外に誰かいる！ということがバレてしまいました。

アリスティアは焦ります。

回し者がいることを知ってしまった以上、捕まれば大変なことになってしまいます。

どこかに隠れなきゃと焦るアリスティアですが、整然とした廊下には隠れられるところなどすぐには見つけられません。

その時、誰かに口をふさがれました。

その数秒後にガチャリと扉が開き、貴族派の面々が廊下に現れます。

その正面に立っていたのは近衛騎士であるシーモア卿とジューヌ卿でした。

近衛騎士がここで何をしているのだとゼナ公爵が尋ねます。

任務にあたっていると二人は答えます。

こんなところで何の任務をしているのかと問いたげなゼナ公爵に、巡回中だと説明しました。

ご苦労という言葉を残して立ち去っていきます。

隣の部屋に逃げ込んだアリスティア

その姿が見えなくなると、二人は急いで隣の部屋の扉を開けました。

隠すためにアリスティアを隣の部屋に押し込んでいたのです。

怪我はないかと尋ねられ、アリスティアは大丈夫だと答えながら、どうして二人がここにいるのかと尋ねました。

しかしその答えは言葉に詰まりながら絞り出した、たまたま通りかかったという、説得力がまるでありません。

アリスティアの眼差しを避けつつ、宴会場に戻った方が良いとシーモア卿が告げました。

自分たちの姿が見えなくなるまでこの部屋で待ってくれという言葉に、アリスティアは苦笑いを浮かべながら分かったと答えます。

シーモア卿がここにいたのは別の理由がありそうですが、追求するのをやめたのでした。

それにしても、隣にもう一つ部屋があって助かったとアリスティアは考えます。

貴族派がまさか皇宮内で密談をしているなんて思いもしませんでした。

イット王女に回し者、問題は山積みです。

考えに耽っていると、バルコニーからアレンディスがやってきました。

こんなところでどうしたのかと声を掛けます。

アレンこそどうしてとアリスティアは驚いて聞き返しました。

宴会場にいると息苦しくて風にあたっていたんだとアレンディスは答えます。

ふとアリスティアが目にしたのは隣の部屋へと続くドアでした。

ここにもドアがあったのかと思いながら、アレンディスに隣の部屋から話し声が聞こえなかったかと尋ねます。

アレンディスは何も知らないかのような顔で聞き返しました。

さっきまでゼナ公爵と言葉を交わしていた男と同一人物とはとても思えません。

アレンディスが気付かなかったのだと思い、アリスティアは何でもないと首を振りました。

貴族派がアリスティアを蹴落とそうとしていることは最初から分かっていたことです。

アレンディスを巻き込んではいけないと思ったのでした。

アレンディスはアリスティアの背中をじっと見つめています。

そしてその肩に手を伸ばしました。

アレンディスの行動は…！？

続きはピッコマで！