捨てられた皇妃 ネタバレ103話！礼服店でモニーク侯爵がアリスティアに爆弾発言！

礼服店に訪れた父娘。そこでまさかの重大発表が！？

いつも制服ばかりのモニーク侯爵。

アリスティアはそんな父に服を仕立てようと、侯爵を礼服店に連れてきました。

他意はありませんでしたが、侯爵がちょうどいいとばかりに爆弾発言をします。

アリスティアは耳を疑いました。

捨てられた皇妃103話のネタバレ込みあらすじ

礼服店に来たのは自分ではなく父の服を仕立てるため！

店に入った二人を笑顔で出迎えたのは、店主のロサ夫人でした。

アリスティアはロサ夫人に、父の礼服を二着ほどと普段着を頼みたいと話します。

ロサ夫人は快く承知しました。

ここが最近一番人気のお店なのだと話すアリスティアに、モニーク侯爵は戸惑った様子です。

アリスティアの服を見に来たのだとばかり思っていたのに、まさか自分の服を頼むとは予想外でした。

そう口にする父に、パパはいつも制服ばかり着ているじゃないかとアリスティアは笑いかけます。

楽だからなと侯爵は口ごもりました。

たまには違う洋服を着たパパが見たいとアリスティアは伝えます。

アリスティアの押しに負けて、侯爵はため息をつきながらも受け入れることにしました。

アリスティアは店内の視線に気が付きます。

店内にいる令嬢たちの視線は侯爵に釘付けでした。

こんなところで会えるなんて思わなかったとか、本当に素敵だとかいった言葉が飛び交っています。

あちこちから令嬢たちがヒソヒソと囁きながら、羨望の眼差しを侯爵に送っていました。

やっぱりみんなもったいないと思っているんだとアリスティアは改めて思います。

侯爵は若くてカッコいいのに独り身だからです。

再婚する気はないのかと思っていると、ロサ夫人が戻ってきました。

布地やデザインについて聞かれたので、アリスティアが侯爵に希望を尋ねます。

侯爵はお手上げでした。

よくわからないからお前が選んでくれと頼みます。

アリスティアはあとで文句を言わないように念を押して、楽しそうにロサ夫人から受け取ったカタログのページをめくります。

父娘にはよくある光景なのか、ロサ夫人は笑顔を浮かべて二人を見ていました。

公爵がロサ夫人に声を掛けます。

せっかくだから娘の礼服も仕立ててほしいと頼んだのです。

侯爵の言葉の意味とは…！？

それを聞いたアリスティアはどうしてと尋ねるようにカタログから目を上げました。

デザインなどはアリスティアに任せるが、襟元に我が一族の紋章を入れるようにとロサ夫人に告げます。

それを聞いたロサ夫人とアリスティアは衝撃を受けました。

襟元に紋章を入れるということは、当主と正当な後継者の証とされています。

アリスティアは言葉を失い、ロサ夫人は顔を輝かせました。

突然どうしてと尋ねるアリスティアに、今日の訓練での姿を見て十分任せられると判断したのだと侯爵は話します。

さらに侯爵は、必要であればこれからは自分の代わりに一族の主の権限を行使するようにとアリスティアに微笑みました。

それは当主代理権を渡すということを意味しています。

まさかここまで認めてもらえるとは思わず、アリスティアは驚きました。

店を出たアリスティアと侯爵は熱気に目を細めました。

まだ5月なのにこの熱気では、今年は猛暑になるだろうと話します。

その頃皇宮では、ルブリスがディマルク卿とともに皇帝の寝室から出てきたところでした。

そこへ皇帝が倒れたと聞いた貴族たちが駆け寄ってきます。

容態はどうなのかと口々にルブリスに尋ねました。

暑さで体調を崩しただけだからすぐに良くなるとルブリスは答えます。

それを聞いた貴族たちは一様にホッとした表情を浮かべました。

確かに皇帝は健康だからすぐに良くなるだろう、最近は暑いからと言葉を交わし合っています。

ディマルク卿は気遣わしげにルブリスの表情を盗み見ました。

皇帝は休んでいるからもう戻るようにと告げ、宰相を呼び止めます。

人払いをした後、今すぐ人を集めて大神官テルティウスを探しに行かせてくれとルブリスはルース宰相に告げました。

その言葉に、ルース宰相がサッと顔色を変えます。

その言葉の意味は…！？

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