わたしの幸せな結婚 ネタバレ1話【漫画】美世と清霞の出会い

わたしの幸せな結婚【1話】ネタバレあらすじ

歴史ある名家に長女として生まれた斎森美世。

斎森家は異能者の家系で、美世の父と母はその異能の血を濃く保つために仕組まれた縁談から結婚をしました。

しかし縁談がきた時の父親には恋人がいて、政略結婚のためにその恋人と別れての結婚でした。

生まれた時の美世は両親から可愛がられていましたが、母が早くに病気で亡くなってから、その生活は一変します。

結婚前に父親と付き合っていた恋人が後妻に入ると妹が生まれ、しかもその妹が美世よりも器量が良く教養もあり、おまけに美世にはない異能の才能まで持っていました。

継母と妹の香耶。

ふたりで美世を見下し、家庭内でイジメ続けるのです。

洗濯や外の掃除、使用人のような扱いを美世は受け続けます。

そんな美世ももう19歳。斎森家のような良家ならば縁談がきていい年齢になりました。

美世には唯一心を許せる相手がいました。その相手は同じく異能の力を持つ辰石家の次男、辰石幸次です。

美世と香耶の幼馴染で、美世の味方でもありました。

ある日美世が外の掃除をしていると、幸次が父親に呼ばれたと屋敷に来ました。すると美世まで父親に呼び出されます。

もしかして結婚の話！？順番からいえば、姉である美世が相手になるはずです。

小さな期待を胸に座敷に集まると父、継母、香耶、幸次がそこにいました。

幸次が呼ばれたのはやはり縁談のためでした。

しかし父親の口から告げられた幸次の相手は、異母妹の香耶でした。

絶望感でいっぱいの美世に父は続けます。美世には嫁いでもらうと。しかも相手は冷酷無慈悲で有名な久堂清霞でした。

美世は自分はこの先も幸せになれないという悲壮感にあふれ、早く命が尽きることを願います。

唯一の味方であった幸次と別れを告げて、久堂家の家へと嫁ぐのでした。

久堂家は異能持ちの家の中でも、特別な存在です。

爵位を持ち、財産も莫大にあります。

美世の旦那になる久堂清霞は頭脳明晰で、軍では少佐として部隊を率いる立場の人間でした。

そんな久堂清霞なので、豪華な家や暮らしを想像していた美世ですが、その想像に反して清霞は郊外の質素な別宅に住んでいました。

嫁いできた早々、美世は斎森家の暮らしに慣れていたため、朝早くに目が覚めてしまいます。

華道や茶道などの嗜みもない美世は、良家のお嫁さんがするようなことはできません。できるのは炊事洗濯、掃除だけ…。

久堂家の嫁が自ら炊事をすることはふさわしいことではないと思いながらも、美世にできるのはそれくらいしかありません。

炊事場で朝ごはんを作っていると、そこに通いの使用人のゆり江さんがきます。

美世はゆり江さんの仕事をとってしまったと思いますが、ゆり江さんは美世にお礼を言います。

しかも清霞が起きる前に他のこともやっておきたいと美世に朝ごはんの準備をお願いをするのです。

主人の清霞が冷酷無慈悲と言われているので、使用人も冷たいイメージだった美世はとても意外なことと思います。

しかもゆり江は清霞のことを「坊ちゃん」と呼び、それを許していることも意外でした。

朝ごはんの準備も整い清霞と朝食の時間になります。その時、ゆり江がこれは美世が作ったと清霞に伝えました。

すると清霞は顔色が変わり、美世に食べろと命令します。

美世は主人より先に食事に手をつけることをためらいますが、そのためらったのを見た清霞は毒をもったと思い、美世にそれを告げて食べずに退出してしまいました。

美世は失敗してしまったと絶望するのです。

久堂清霞は異能者の集まる特殊な部隊の少佐をしていました。

書類の処理をしていても頭に浮かぶのは、今朝の美世の顔でした。

ゆり江は、美世は今までの娘と違うと言います。

たしかに名家の斎森家からきているのに、まるで使用人のような振る舞いです。

よく見ると着ている着物も汚く、髪の毛は傷んで艶もなく、とても良家の娘とは思えません。

帰宅した清霞は美世に食事は済ませたのか尋ねました。美世は答えにくそうに食べてないと伝えます。

それは食欲がないせいですが、そんなことは想像にない清霞は自分の常識から外れた美世を”おかしな娘”と思うのでした。

夕食をとっている清霞。何気ない会話でもすぐに謝る癖がある美世に（斎森家ではそのようにした方が丸く収まっていたので、それは美世の処世術でした）、「謝りすぎないように」と伝えます。

美世は、清霞のことは怖い人と思いつつも、その何気ない気遣いに清霞の優しさを感じました。

夕食後、お風呂を沸かすという美世に、清霞は久堂家のお風呂は異能の力がないとお湯が沸かせない特殊なものだと言います。

それを聞いて美世は、自分に異能の力がないことを清霞が知らないのでは、と思います。

そして、何も異能の力がない自分よりも清霞にふさわしいのは妹の香耶のようななんでもできる人間なのではないか、と考えるのでした。

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わたしの幸せな結婚1話の感想＆次回4話の考察予想

いつの時代かの名言は作中にありませんが、時代背景として大正くらいを思わせる作品です。

いじめられてもまだ心優しい心を忘れていない美世、どう対応していれば、より酷い扱いを受けずに済むかの”対応”を身につけてしまった美世、はかなくてもまだ希望を持っていた美世に心を打たれます。

嫁いだ久堂家は前評判がかなり悪いものですが、評判から生まれた先入観を固定することなく、自分の目で見たことを信じてほしいです。

まだわだかまりがある美世と清霞ですが、これからどんどん距離が近くさまが早くみたいです。

まとめ

今回は漫画『わたしの幸せな結婚』1話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。